広告換算が無意味な理由
以前にKPI・KGIの作り方のnoteで、広告換算について書きました。
今回、未だに効果測定の方法として根強く残ってしまっている広告換算について意味をなさないことについて解説します。
以前のnoteで下記の2つの理由を紹介しました。
①広告換算値は「量」だけしか測れず、「質」を図ることができない。
②正確な金額の算出ができない。
今回はさらに追加での説明をします。
③媒体の多様化
媒体の多様化とは、以前であれば企業が出した情報を扱う先は新聞、テレビ、雑誌、ラジオと限られていました。
「有名人が当社の●●をテレビ番組で取り上げてくれた」としても、それはテレビでの放映になるため、広告換算値も出すことができました。
しかし、「現在は有名人がSNSやブログで紹介してくれた」ということが増えました。その場合には商材などによっては新聞などに取り上げられるよりも影響があります。
この場合はどのように効果測定をするのでしょうか?広告換算値をベースにしていたら出すことができません。
SNSやブログだけではなく、ラジオであれば「radiko」もありますし、「オーディ―」もあります。以前はラジオもメディア・データなどで金額をとれましたが、今は全国で聞けるので正しくありません。
これらをきちんとした尺度で出すことができないので、以前記載した「量」の部分も出なくなりました。
広告換算が広報活動の効果測定として無意味な理由になります。