用語説明「ニュースリリース」と「プレスリリース」
シリーズものにできるかわかりませんが、広報の用語説明をしたいと思います。
初回は「ニュースリリース」と「プレスリリース」です。
まず、この二つの言葉は同じものを指しています。
『企業が公式に発表す文章』というのが最も端的な説明になります。企業の【新情報】【経営情報】が内容となります。
もっと細分化します。
【新情報】
・新商品発売
・新施設の開業
・調査/実証実験
これらが新情報となります。
既に発売している商品などは該当しません。企業にとっての新しいが世の中にとっての新しいになるのかを把握しないと適切な表現でリリースを書くことができません。
【経営情報】
・決算
・人事
・組織変更
・M&A
・提携
これらが経営情報となります。
さらに細かく分けてリリースの内容かどうかがわかります。
さて、次になぜ同じことを指す言葉が2つあるかについてです。
元々は「プレスリリース」が使われていました。しかし、時代の変遷とともに企業が出す情報がプレス(報道機関)だけがみるものではなくなりました。(昔は企業のWEBサイトなどがなくて、企業に直接FAXや郵送で新聞社やテレビ局などに送られたり、記者クラブのBOXに配布するなどでリリースを読める人が限られていました)
企業WEBサイトが一般的になったことにより企業のWEB上にリリースが掲載されるようになりました。そして、リリースをプレス以外の人たちも読むことができるようになったことから、プレスではなくニュースリリースというようになったということです。
これが同じ意味で2つの言葉がある理由です。
ちなみに日本パブリックリレーションズ協会のサイトの用語ミニ辞典では「ニュースリリース」はありますが、「プレスリリース」はありません。
今後用語解説がシリーズ化できるかはわかりませんが、本日はここまで。