広報の効果測定ーその3
今回は広報の効果測定に関しての第3回になります。
1回目では「インタビュー調査」2回目では「サイトへの流入」とい点を話をしてきました。
今回の3回目は「露出記事」についてです。
過去の回で純粋に掲載数や広告換算値は意味がないと話をしました。
どのように露出を評価するべきなのか。
一番大事なのは内容です。
掲載数や広告換算値は量について図ることができますが、記事の質については図ることができません。
記事のポジティブ・ネガティブで判断ということもありますが、日本の多くの報道は中立報道なのでその指標もまた異なります。
ではどのように評価するか具体的に話をします。
①自社の立ち位置。
立ち位置とは取り上げられている形になります。主に4パターンあります。自社が主語の場合、他社が主語で引き合いに出ている場合、並列で出ている場合、参考程度に出ている場合。
同じ全国紙に出ているという状態でも、自社が主語なのか参考程度なのかで読者の印象は全く異なります。
②取り上げられる媒体
全国紙やテレビなどで取り上げられると良いですが、BtoB商材などであれば業界紙に取り上げられ充実した内容を書いてもらうことなどが重要です。
また、IT系の企業であればWEB媒体に取り上げられることで親和性の高い人に読まれやすくなります。
③拡散性
WEB媒体の場合には拡散力も重要です。Yahooニュースへ転載されるのは消費者へのリーチとして大きいので重視するポイントになります。IT系など専門性の高いWEB媒体は同様です。
また、WEB媒体は自社のSNSなどでの拡散を行うなど汎用性もあります。※拡散にあたり媒体社の規約をご確認ください。
全国紙やテレビに取り上げられたからOKではなく、読者=営業先のターゲットであるかを考えましょう。