【古いアーク・リアクターで復活!】映画「アイアンマン」はロバート・ダウニー・Jrの土壇場とも言える記念すべきMCU第1作目?! 〜ネタバレ考察とあらすじ紹介〜
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1.映画「アイアンマン」の魅力は、そのほとんどがロバート・ダウニー・Jrの演技力の素晴らしさによるもので、まさにこれはロバート・ダウニー・Jrの土壇場!
映画「アイアンマン」の魅力は、そのほとんどがロバート・ダウニー・Jrの演技力の素晴らしさ、まさにロバート・ダウニー・Jrの土壇場によるものと言っていいでしょう。
舞台設定やストーリーも確かに魅力的ではあります。
しかし舞台設定がいかに良くても、肝心の主役の演技力が今ひとつであれば、全て台無しになっていたでしょう。
ここでのロバート・ダウニー・Jrの抜擢と大活躍が、その後の「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの未来をほぼ決めてしまったと言っていいでしょう。
ロバート・ダウニー・Jrは当時43歳でヒーロー役を演じるには、年を取りすぎていると言われていました。
事実もっと年の若いキャスティングも検討されていたようです。
しかし結果的には、ロバート・ダウニー・Jrを抜擢したことで、映画「アイアンマン」は大成功を収めました。
これが「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの記念すべき第1作目。
これを書いている2020年4月1日の時点で、「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズは、23作出ています。
去年の「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」でフェーズ3が終わり、今年はいよいよフェーズ4に突入し、「ブラック・ウィドウ(主演:スカーレット・ヨハンソン)」から公開予定になっています(2020年5月1日に公開予定だったが、延期が決まり公開予定日は現在未定)。
「アイアンマン」が大コケだったら、その後どうなっていたか。
これほどまで長く続くシリーズになり得なかったかもしれません。
フェーズ4 以降も続々と新作の公開が予定されています。
ですので、このマーベルシネマティックユニバースシリーズの第1作目の「アイアンマン」はとても重要な作品だったわけです。
そしてこの「アイアンマン」=トニー・スタークの物語であり、その物語のほとんどはロバート・ダウニー・Jrの熱演によるものです。
ヒーローとして、脆い部分も、また力強い部分も見事に表現され、 最後の、
「私がアイアンマンだ。」
も私が絶対的なヒーローだと言っているわけではなく、むしろ人格的欠格が多い人間で、かつ自分の情熱を人々に語りかけたいという熱い思いがそこに込められているのでしょう。
ロバート・ダウニー・Jr以外の人間が、私がアイアンマンだ、と言ってもああいうふうにはなりません。
これはロバート・ダウニー・Jの俳優としての表現力が為せる技でしょう。
それでは映画「アイアンマン」のあらすじから順にご紹介していきましょう。
2.映画「アイアンマン」のあらすじbegin〜トニー・スタークはテロ組織「テン・リングス」に拉致される
トニー・スタークは、巨大軍需産業「スターク・インダストリーズ」の2代目社長で、天才的な発明家でもありました。
「伝説の兵器開発者ハワード・スタークの息子...」
「幼い頃からその才能を発揮してきた。」
「4歳で回路基板を作り、」
「6歳でエンジンを製作、」
「17歳で MIT を首席で卒業した。」
「そして先代が逝去。」
「ハワードの親友だったオバディア・ステインが、」
「一時的に会社の運営を引き受けるが、」
「21歳になったトニーが新しい CEO に就任した。」
「父の後を継いだトニーは新時代の要求に答え、」
「高度な兵器やロボットや軍用衛星を開発、」
「トニー・スタークは兵器産業を一変させた。」
しかし自分が開発したクラスターミサイル「ジェリコ」のお披露目のために、アフガニスタンのアメリカ空軍を訪問した際、テロ組織「テン・リングス」の襲撃に会い、拉致されてしまいます。
そこで初めてトニーは自分の作った兵器がテロリストに使われていることを知ります。
胸には車載用バッテリーに繋がった電磁石が取り付けられており、爆発の際飛び散ったミサイルの破片がトニーの心臓周辺に突き刺さっていて、電磁石で破片を引き留めておかなければ1週間で命はなくなります。
トニーに電磁石を取り付けて、救命措置を施してくれたのは、同じ捕虜として拉致されていたホー・インセン博士でした。
テロリスト達は「ジェリコ」を組み立てたら、おまえ達を開放してやると言います。
トニーは、「ジェリコ」を組み立てているふりをしながら、熱プラズマ反応炉「アーク・リアクター」を制作し、同時にパワードスーツ「マーク1」を開発しました。
そして脱出を試みますが、ホー・インセン博士は死亡。
トニーは、「マーク1」を発動させて無事脱出に成功。
その後「マーク1」が壊れて、砂漠をさまよっているところを、アメリカ軍に保護され、アメリカに帰還しました。
3.トニー・スタークはスターク社での兵器製造中止を宣言する
帰国後、トニーは記者会見を開き、こう言います。
「父が死んだ時、」
「別れを言えなかった。」
「我が社の行いについて父に聞きたかった。」
「苦悩や疑念がなかったかを。」
「 父は報道された通りの人間かもしれないが、」
「 しかし私は気づいた。」
「自分が非常に無責任なシステムの一部だと。」
「目を開かされた。」
「 私はこの世界のために役に立てるはずだ。」
「破滅の道具を作る以外に。」
「我が社は今をもって兵器製造を中止する。」
スターク社の株は暴落し、副社長のオバディア・ステインは、役員会でトニーの解任要求を提出します。
そしてトニーは孤独の中、新たなアーマーの開発に着手します。
4.トニー・スタークは新しいアーマーを完成させる
新しい「アーク・リアクター」ができると、トニーは秘書のペッパー・ポッツに古いアーク・リアクターの摘出を頼み、古い方は処分するように言いますが、ペッパーはそれを保管しておきます。
ペッパーは、古いアーク・リアクターをケースに入れ、そこには、
「トニー・スタークにもハートがある。」
と書かれていました。
トニーは新しいアーマーが完成すると、再度アフガニスタンに赴き、テロ組織を撃退します。
そこで出荷を停止したはずの自社の兵器が、またテロ組織によって使われていることを知ります。
トニーは社内の誰かがゲリラに内通し、裏で私腹を肥やしていると考え、ペッパーに調べさせると、なんとオバディアがテン・リングスと繋がっていることが判明したのです。
5.トニー・スタークは、パワードスーツ「アイアンモンガー」を装着したオバディアと戦い勝利を収める
その頃オバディアは極秘でアーマーの試作機を作らせていました。
しかし研究班は、現在のテクノロジーでは起動は不可能だと言います。
そこでオバディアはトニーを襲い、胸のアーク・リアクターを奪い取ります。
トニーは瀕死の状態に陥りますが、ペッパーが保管しておいてくれた古いアーク・リアクターを装着することで難を逃れます。
トニーはS.H.I.E.L.D.の捜査官のフィル・コールソンとオバディア逮捕に向かいます。
オバディアは、トニーから奪ったアーク・リアクターでパワードスーツ「アイアンモンガー」を完成させてトニーに挑みますが、トニーはペッパーに、会社にある巨大なアーク・リアクターのエネルギーをオーバーロードさせることで、見事オバディアを撃退します。
6.映画「アイアンマン」の結末(ラスト)〜トニー・スタークは、記者会見で自分がアイアンマンだと告白する〜
この事件をきっかけに、謎のアーマーを着たヒーローはマスコミにより「アイアンマン」と名付けられて、一躍有名な存在になっていました。
「アイアンマンは誰だ ?」
コールソンはトニーのアリバイをこしらえ、事件当時はヨットに乗っていたと偽装します。
そしてオバディアの死は、休暇中に小型機事故が起きたのだと。
コールソンは自分のメモ通りに言えば、すべて事は収まると言い、記者会見が始まります。
「会見は久しぶりなので、」
「メモを読ませてもらう。」
「昨夜の事件に私が関わったという噂が...」
「 そんな話は荒唐無稽で、」
「私はどう見てもヒーローって柄じゃない。」
「なにしろ人格的欠格が多くたくさんの過ちを犯した。」
トニーは、メモを読めとうながされますが、真実をバラしてしまいます。
「真実を言うと...」
「私がアイアンマンだ。」
記者会見の場内は一同騒然となります。
そしてエンドロール後、 S.H.I.E.L.D.の長官のニック・フューリーがトニーのもとを訪ねてきて、
「君だけがヒーローと思うか?」
「自分がより大きな世界の一部になったと知らないんだ。」
「 アベンジャーズの話をしたい。」
と言い、アイアンマンがその後の物語で、アベンジャーズの一員となって戦う未来が示唆され、そこでこの映画は幕を閉じます。
7.その後のアベンジャーズ・シリーズへの流れ
トニー・スタークは「アベンジャーズ4/エンドゲーム」で力尽き、亡くなりました。
ですので今後の復活はおそらくもうないものと思われます。
復活するとすれば、過去に話しを戻すか、超設定で命を蘇らすかぐらいしかありません。
それか人工知能としての、肉体なき復活だとか...他に何かありますかね。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では人工知能を平和的に人類の役に立てようとしていましたが、トニー・スタークの脳をシュミレーションして、トニー・スタークの思考回路そっくりの人工知能を開発して、アベンジャーズ達に指示していくなんて超設定したらおもしろそうですが、やりそうにはないかもしれません。
今後登場するものとしては...
・「ブラック・ウィドウ」
・「ワンダ ヴィジョン」
・「ドクター・ストレンジ2 」
・「スパイダーマン3」
・「ロキ」
・「マイティ・ソー4 」
・「ブラック・パンサー2」
・「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3」
・「アントマン3」
・「キャプテン・マーベル2」
等数え切れないほどの作品がまだまだこれから予定されています。
しかしロバート・ダウニー・Jrのトニー・スタークに匹敵するような新機軸を今後打ち出せるかどうか正直難しいところではないでしょうか。
そういった意味でも、このマーベルシネマティックユニバースシリーズの記念すべき第1弾であったこの映画「アイアンマン」は大変貴重な作品であると言えます。
映画「アイアンマン」是非お薦めです。
アイアンマン2の記事はこちら。
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