【歴代興行収入首位&アバター越え】映画「アベンジャーズ4/エンドゲーム」ネタバレ考察大ヒット御礼?!
1.映画「アベンジャーズ4/エンドゲーム」ネタバレ考察大ヒット御礼?!
予告編が2017年11月30日にネットに公開され、公開後24時間以内の再生回数が2億3000万回越え...
「アベンジャーズ4/エンドゲーム」はそれまでの歴代興行収入首位の「アバター」をあっという間に抜き去り、堂々第1位となりました。
何故ここまでこの映画が支持されたのか?
「インクレディブル・ハルク」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ」等がヒットし、マーヴル作品が人々の間に強く認知されるようになったこと...
これらの作品がヒットしていなかったら、その後の成功も難しかったかもしれません。
またキャラクターグッズ開発やテレビ放送等のタイアップ企画も功を奏したに違いありません。
マーベル・コミックスの編集長を務めるC.B.セブルスキーによると、マーベルの魅力は
①各キャラクターの人間的側面が魅力的である
②各キャラクターの熱いハート
③各キャラクターのユーモアセンス
であると語っています。
もともと映画界では、マーベルはDC(スーパーマン、バットマン)ほどの人気はありませんでした。
それがここまでの盛り上がりを見せるようになったのは...
やはり潜在的に登場するキャラクターに魅力があり、それが映画を見る層にも訴えかける何かがあったからなのでしょう。
ちょっと子供じみた好奇心や冒険心は、何処の国の観客の気持ちをも惹きつけます。
映像も素晴らしく、まるで今までにリリースされた全ての映画の集大成であるかのようです。
それでは映画「アベンジャーズ4/エンドゲーム」のあらすじから順々にご紹介していきましょう。
2.映画「アベンジャーズ4/エンドゲーム」のあらすじと結末(ラスト)
サノスによるデシメーションで全宇宙の生命の半分が消し去られてしまい、またアベンジャーズも多くのメンバーを失いました。
戦いの第一線から引退していたクリント・バートン(ジェレミー・レナー)は、家族と住む郊外の家で子供達と遊んで過ごしていましたが、ちょうどその時、デシメーションによってホークアイ以外の家族は一瞬にして塵となって消えてしまいました。
惑星タイタンで生き残ったのは、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)とネビュラのみでした。
しかしキャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン)が救出に駆けつけ危うく難を逃れることができました。
アベンジャーズ本部では、時空に逃げたサノスの行方を追いかけていました。
サノスの持つインフィニティ・ガントレットを手に入れることができれば、失われた世界を元に戻せるのでは、と考え、サノスのいた痕跡のある惑星へと向かいます。
惑星に着き、サノスの家に突撃し、ガントレットを奪いましたが、そこにハマっているはずのインフィニティ・ストーンはありません。
サノスは淡々と「やることを終えたので石は破壊した」と言います。
ソー(クリス・ヘムズワース)怒りのあまり、サノスの首を刎ねます。
それから5年後、生き残ったアベンジャーズのメンバーは、それぞれの仕事に勤しんでいました。
サンフランシスコのあるトランクルームで量子トンネルを乗せたX-CONの車の中で、偶然に装置が作動し、スコット・ラング( ポール・ラッド)がアントマン・スーツを着た状態で量子世界から帰還します。
スコットはアベンジャーズ本部に到着すると、石を取り返すことで時間を戻せる可能性があるのではないか、と言い、残りのアベンジャーズのメンバーが再結集します。
アントマンを量子世界に送ったトンネルを使って、ハルク(マーク・ラファロ)が操作し、スコットが試しに時空を超えようと試みますが、なぜかスコット自身が若返ったり、老いたりするだけでした。
そこに密かに研究を続けていたトニー・スタークが駆けつけ、量子世界で使えるGPSや量子トンネルを持ってきました。
しかし量子世界に行けるピム粒子の残りはわずかでした。
クリントは自分の過去の家に行って戻ってきて、この技術が間違いない者であることを証明し、残り少ないピム粒子を使いどのように石を手に入れるかチームで議論をします。
スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)、トニー・スタークとハルク、スコットは2012年のニューヨークへ。
ソーとロケット・ラクーン(ブラッドリー・クーパー)は2013年のアスガルドへ。
クリント・バートンとナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)、ローディ・ローズ(ドン・チードル)、ネビュラは2014年の惑星モラガに。
それぞれ石を手に入れるために旅立ちます。
そしてついに6つの石が揃います。
アイアンマンスーツ式のガントレットを作り、そこに6つの石をはめ込み、ブルース・バナーが手にはめ、指パッチンをすると、その瞬間クリントの携帯電話がなり、その電話は消滅したはずの妻からの電話でした。
しかしその瞬間殺したはずのサノスの軍が空から現れ、アベンジャーズ本部を崩壊させてしまいます。
あわやアベンジャーズ全滅かと思われたその時、時空の穴が開き始め、過去に消滅したはずのヒーロー達が一同に集まります。
トニー・スタークは腕に石をつけたガントレットをはめ、サノスの前で「アイアム、アイアンマン」と言い、指パッチンするとサノス軍がみるみる塵になり、最後にサノス自身も塵になります。
トニー・スタークはインフィニティ・ガントレットの発動で自身のエネルギーを使い果たし、その場で息を引き取ってしまいます。
トニー・スタークは娘のモーガン・スターク(レクシー・レイブ)にムービーを残していました。
「君がこれを流す時はお祝いの時がいい」
「家族が再会し全てを取り戻し、この星に平穏が戻った時がいい」
「まったく今や宇宙が世界だ」
「10年前異星人がいると言われても驚かなかったが、これほどとは」
「光と闇の力が時にぶつかり合う世界」
「良くも悪くもモーガンはそこで育っていく」
「だからメッセージを残そうと思った」
「予期せぬ死に備えて」
「死は予期しないものだが、明日やるタイムトラベルは生存性に問題がある」
「それも理由だ」
「でもヒーローに危険はつきもの」
「何を怖がる?」
「何もかもうまくいくさ、計画どおりに」
「3,000回愛してる」
トニー・スタークの葬儀が終わり、スティーブ・ロジャースがインフィニティ・ストーンを戻しに行きます。しかし量子世界に旅立ち、5秒後戻ってくるはずが姿がありません。
湖畔のベンチに1人の老人の姿があり、それは年老いたスティーブ・ロジャースでした。
「自分の人生を生きてきたよ」と満足そうに笑い、自分の盾を渡し、キャプテン・アメリカは引退することになります。
そして回想で若き日のスティーブと恋人がダンスをしているシーンでこの映画は幕を閉じます。
3.映画「アベンジャーズ4/エンドゲーム」の主なキャスト
トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)
アイアンマン。
妻のペッパーと、娘モーガンとの3人で平穏な暮らしを送っており、最初は戦いに参戦することを拒むが、最終的に了承する。
スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)
キャプテン・アメリカ。
第二次世界大戦で活躍した英雄で70年間氷漬けになった後、現代に蘇る。
ブルース・バナー(マーク・ラファロ)
ハルク。
ガンマ線を大量に浴びた結果、緑色の怪物「ハルク」に変身する体質となった元天才科学者。
ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)
ブラック・ウィドウ。
もともとはS.H.I.E.L.D.のエージェント。
クリント・バートン(ジェレミー・レナー)
元S.H.I.E.L.D.エージェント。
スコット・ラング(ポール・ラッド)
アントマン。
体を縮小・巨大化させることが可能なスーツを纏う、元システムエンジニア。
キャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン)
キャプテン・マーベル。
元アメリカ空軍パイロット。
映画「キャプテン・マーベル」のミッド・クレジット・シーンで旧友ニック・フューリーの要請を受けて、地球に戻りアベンジャーズと合流する。
ネビュラ(カレン・ギラン)
サノスの義理の娘。
デシメーション時、トニーと共にタイタンに取り残されたが、タイタンを脱出。
もともとはサノスの側についていたが、今作ではアベンジャーズのメンバーとも交流を深めていく。
サノス(ジョシュ・ブローリン)
全宇宙の生命体の半分を消し去ることを目標にし、6つのインフィニティ・ストーンを手中にしたタイタン星人。
ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)
トニー・スタークの妻。
アキヒコ(真田広之)
東京のヤクザ
4.最後に
アメリカでは、こういったコミック派生の映画が大ヒットして、世の中にも広く認知されています。
一方で日本では、どうもこういった映画はB級映画扱いされやすい。
それがこういう映画が日本で育たない原因のひとつであるような気がします。
またアメリカ人は、日本人よりエンターテイメントの重要さをわかっていて、1作だけではなく連続ものにして、より観客がそこに没入できるような仕組みを作り上げています。
エンターテインメントの質と根本的な姿勢が違うと言えましょう。
原作と映画の違いばっかり指摘したがるファンもいたりしてね。
原作と映画が別物なのはむしろ当たり前でしょう。
娯楽作品としてのゴージャスなテイストが出せている映画がほとんどない。
まだまだ日本でそういった意味での良い環境が整ってくるまでには時間がかかりそうです。
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