【目的は内部分裂?】映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」はアベンジャーズ・メンバーの内部崩壊と、スティーブとバーンズの親友としての強い絆が相まって織りなす一大サスペンス&アクション痛快傑作映画?!
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1.映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」はアベンジャーズ・メンバーの内部崩壊と、スティーブとバーンズの親友としての強い絆が相まって織りなす一大サスペンス&アクション痛快傑作映画?!
映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は2016年のキャプテン・アメリカ・シリーズ2作目です。
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」シリーズとしては第13作品目。
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今回のテーマは「内部崩壊」
アベンジャーズの結束を内側から崩壊させようと、ヘルムート・ジモが企み、アベンジャーズ達はそれにひっかかってしまいます。
そしてジモは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のソコヴィアの戦いで肉親を亡くし、アベンジャーズに強い恨みを抱いていました。
この映画は、最初はヒドラとの戦いのようにも見えますが、それは誤りで、実際はジモがヒドラのテロリストの仕業のように見せかけたこと...
トニー・スタークは後からそれに気づきますが、両親を殺したのがバッキー・バーンズであり、そのことをスティーブ・ロジャースが知っていたことに逆上して2人と乱闘を繰り広げます。
スティーブは隠していたことに良心の咎めはありましたが、しかしトニーの心情を思い量るとやはり言えなかったのでしょう。
それが映画最後のスティーブのトニーへのメッセージとも繋がってきます。
スティーブはやはり不器用すぎるくらいの誠実な人柄であり、これが観る側の心を打ちます。
物語は闇から真実へと流れていきます。
それはスティーブがバーンズとの幼き日の思い出や絆を大事に守り続けたからこそ、導き出された真実です。
物語を紡ぐというのは本来こうあるべきであり、それがないと幾らテクニックやギミックを駆使しても、作品全体が薄っぺらい内容になってしまいます。
その為、今作はキャプテン・アメリカ・シリーズの中でも、特に見ごたえのある作品に仕上がっていると言えるでしょう。
それでは映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のあらすじから順にご紹介していきましょう。
2.映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のあらすじと結末(ラスト)
アベンジャーズは、ヒドラの残党ブロック・ラムロウのテロ計画を阻止するためにラゴスで戦っていました。
ラムロウはスティーブを道連れに自爆を図りますが、ワンダは超能力でそれを阻止しようとし、その為に近隣のビルに死傷者が出てしまいます。
アベンジャーズは、国際社会から強い批判を浴びます。
そしてアベンジャーズを国際連合の管理下に置くことを規定とする「ソコヴィア協定」に117の国が同意します。
国務長官サディアス・ロスは、アベンジャーズに協定への署名を求め、メンバーはこのことについてミーティングを行います。
「これに同意したら、次は犯罪者みたいに監視されるぞ。」
「117の国が署名する。のむしかないだろ。」
「私の方程式では、アイアンマンの登場から8年の間に超人たちの数は急激に増加した。」
「そしてその間に、人類滅亡の危機も同じ割合で増えている。」
「私たちの力が敵を呼び寄せる。」
「そうなれば争いが生じる。」
「争えば、大きな悲劇が。」
「チェックを受けるべきだ。私は同意する。」
「野放しがいいなら、それはただの悪党だ。」
「犠牲者が出たから諦めるのか?」
「この協定は選択の権利すら失う。」
トニーとジェームズ・ローディ・ローズ、ヴィジョン、ナターシャは協定に賛同しますが、スティーブ、サム、ワンダはそれに反対します。
そしてウィーンで行われたソコヴィア協定の署名式で爆破テロが発生し、演説中だったワカンダ王国国王ティ・チャカが死亡します。
バッキー・バーンズがテロの犯人として国際指名手配を受け、ワカンダの王子ティ・チャラは彼へ復讐を誓います。
スティーブとサムは、ブカレストに潜伏中のバッキーに接触しますが、警察特殊部隊が現れ、ブラックパンサーのスーツを着たティ・チャラも、彼らを追いかけます。
更にローディがウォーマシンで飛来し、バッキーを含む4人は逮捕されます。
トニーは4人が収容された施設を訪れ、ソコヴィア協定に署名するようにスティーブ達を再度説得しますが、今度も拒否されます。
そしてバッキーと精神鑑定医が接見しますが、精神鑑定医は偽医師で、ヘルムート・ジモが本物(ホテルの1室で後に死体で発見)に成り代わっており、バッキーを再び洗脳状態に戻します。
バッキーは逃走、その機に乗じてスティーブ、サムも施設を脱走します。
サディアスは苛立ちを隠せず、トニーに、
「彼らがどこにいるのかわからんのか?」
「君には任せられん。」
「私情が邪魔をする。」
「36時間以内だ。」
と言います。
時間に迫られ、人でも足りないトニーはピーター・パーカー(スパイダーマン)を味方に引き入れます。
洗脳から覚めたバッキーは、自分以外にもウィンター・ソルジャーが存在し、現在もシベリアの施設に冷凍保存されていると言います。
スティーブ、サム、バッキーは、クリント・バートン、ワンダ、スコット・ラングを呼び寄せて、シベリアに向かいます。
トニーはナターシャ、スパイダーマン等を連れて空港へ行き、そこでスティーブ達と戦いが始まります。
ナターシャはスティーブ、バッキーを逃してやり、2人は離陸に成功します。
クリント、ワンダ、スコットは捕まり刑務所に収監されます。
トニーは偽医師がジモだったことを突き止めます。
そしてシベリアの施設でスティーブ達にそのことを話し、共にジモを捕らえるため施設内を捜索しますが、冷凍保存されていたウィンター・ソルジャー達は既に全員殺害されていました。
ジモは、かつてトニーの両親を殺害した犯人が、実はバッキーであったことをトニーにバラします。
「知ってたのか?」
「ああ。」
「彼はヒドラに操られてた。」
「過去は変わらない。」
「知ったことか。奴は母を殺した。」
トニーはスティーブ、バッキーと戦いますが、スティーブがトニーのリアクターをシールドで破壊しこの戦いに勝利します。
トニーは
「父の作ったシールドをお前が持つ資格はない」
と言います。スティーブはシールドを置き、その場を去ります。
ティ・チャラは施設の外に逃げ出すジモを捕獲します。
「目的は彼らの分裂か?」
「私は彼らを殺せない。」
「どうやっても叶わない。」
「だが殺し合わせることができたら。」
「復讐の虜か。」
ジモはティ・チャラに罪を告白し、逮捕されます。
これでこの事件は無事終結していきます。
そしてティ・チャラは、スティーブ、バッキーを保護し、ワカンダへ...
以上が映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のあらすじです。
3.映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のその後は?
事件後しばらくして、トニーのもとにスティーブからのメッセージが届きます。
「本部に戻ってよかった。」
「家で独り言は君に似合わない。」
「家族が必要だ。」
「アベンジャーズは君の家族だ。」
「僕は18の時から一人だった。」
「どこも馴染めなかった。陸軍さえも。」
「僕が信じているのは一人ひとりの個人だ。」
「幸い彼らに裏切られたことがない。」
「だから僕も裏切れない。」
「鍵はそのままにしておいてくれ。」
「僕は君を傷つけた。」
「両親のことを黙っていたのはキミのためだったが、」
「僕自身を守っていたのかも。」
「すまなかった。」
「いつかわかってほしい。」
「協定のことも合意したかった。」
「君は信じる道を選んだ。」
「お互い信じる道を行こう。」
「これだけは君に約束する。」
「僕を必要な時、僕は必ず駆けつける。」
そしてバッキーは、ワカンダで自身の洗脳を解く方法が見つかるまで冷凍睡眠へ戻ることを自ら選びます。
「本当にいいのか?」
「自分が信用できない。」
「洗脳を解く方法が見つかるまで寝るのが一番だ。」
「みんなのために。」
ティ・チャラは、
「君の友人も私の父もどちらも犠牲者だ。」
「一人でも安らぎを得られるなら。」
と言ってバッキーに協力してくれたのです。
そしてラストはピーター・パーカーとメイおばさんの会話。
「誰にやられたの?」
「スティーブ。」
「スティーブ?12-Cの?」
「出っ歯の子?」
「違う、ブルックリンの奴。」
「殴り返してやった?」
「きついのを何発もね。」
「そいつの仲間が馬鹿でかくてさ。」
嘘はいっていませんが、メイおばさんが想像するものとはかなり違うというオチですね。
Spider-Man will return!
この物語の続きは、映画「スパイダーマン:ホームカミング」に引き継がれます。
この映画はキャプテン・アメリカ名義にはなっていますが、実質的にはアベンジャーズ・シリーズの中の1編と言ってもよく、そしてトニーとスティーブの友情は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でまた無事復活します。
キャプテン・アメリカ・シリーズとしてはこれで終わってしまったのが残念ですが、シリーズ終章としてのこの傑作は見逃せません。
是非見て頂きたいと思います。
それでは今回の記事はこれで終わりです。
最後まで読んで頂いてどうもありがとうございました。
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