【悲劇か希望か?】映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」激動の叙情詩的SF大傑作ネタバレ考察?!
1.映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」激動の叙情詩的SF大傑作ネタバレ考察?!
映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は一言で言うと「悲劇」の物語です。
それに対して「アベンジャーズ4/エンドゲーム」は「再生と希望の物語」です。
2つの作品は対になっています。
ですから2作で1セットと考えて見て頂けたらと思います。
元々は「Avengers: Infinity War Part1」「Avengers: Infinity War Part2」の2部作として構想されていました。
それが後にタイトルが変わり、「アベンジャーズ4/エンドゲーム」というタイトルに変更になりました。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は2時間半。
「アベンジャーズ4/エンドゲーム」はなんと3時間越え。
2作合わせて5時間半の怒涛の超大作と言ってもよいでしょう。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではサノスが絶対的な強さを誇ります。
アベンジャーズの猛者達を次から次へと圧倒的な勢いで倒しておきます。
アベンジャーズ達はほとんどなすすべもなくやられていきます。
アベンジャーズ達は情にもろいと言いますか、マインド的にすぐ弱いところがあって、人質的な駆け引きされるとすぐ落ちます。
この映画においては、アベンジャーズからしてみれば、なんとも情けない戦いの数々が繰りひろげられます。
アイアンマンも同様で、アイアンマンがあっけなくやられた後、ドクター・ストレンジは渡してはいけないタイム・ストーンを渡してしまいます。
一方で、サノスは冷徹に徹し、身内に対しても心を動かさず、ただただ目的に向かって全宇宙半分消滅のためのタスクを遂行していきます。
サノスは義理の娘のガモーラを心から一番愛していたのですが、心を鬼にして、ソウル・ストーンを手に入れるためガモーラを犠牲にします。
そして最後はサノスが全ての石を手に入れ、指を鳴らして石の力を発動させ、全宇宙の半分の命は消えていきます。
アベンジャーズ達も同様で、メンバー達は次々に塵と化していきます。
とにかくこの映画のアベンジャーズ達はいいところがありません。
しかし次作の「アベンジャーズ4/エンドゲーム」では、映画の前半であっけなくサノスはアベンジャーズ達にやられて死亡します。
あの「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でのサノスの無敵さはなんだったの?(笑)。
「アベンジャーズ4/エンドゲーム」ではサノスは前半数十分であっけなく退場。
そもそも全宇宙の半分を消滅させて何かいいことあったの?
なんか食糧難解消とか何とかさ。
何もなかったような気がするんだけど。
何のためにあんなに苦労して戦ったんだろう。
最後は恨みを持ったアベンジャーズ達にとどめを刺されて死亡。
全くあれだけ大層な戦いをして何の意味もなかったですよね(笑)。
壮大な戦いはいいけど、結局なんだったの?って気もしなくはないですが。
しかし次作「アベンジャーズ4/エンドゲーム」では前半で死んだはずのサノスが中盤になって蘇ってきて(その方法はエンドゲームをみればわかりますが、一言で言うとタイムトラベルを利用したもの)またはらはらどきどきの急展開で見る側を魅了してくれます。
そんな「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と「アベンジャーズ4/エンドゲーム」ですが、それではまず「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のあらすじから順にご紹介していきましょう。
2.映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のあらすじと結末(ラスト)
映画の冒頭、アスガルドから避難中の一隻の宇宙船をサノスが襲撃します。
そしてロキ(トム・ヒドルストン)の持っていたスペース・ストーンの入った四次元キューブが奪われます。
ソー(クリス・ヘムズワース)とハルク(マーク・ラファロ)はサノスと戦いますが、共にやられてしまいます。
ニューヨークに戻ったハルクは、スティーブン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)にサノスの計略を伝え、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)に助けを求めます。
トニーはスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)へ連絡しようとします。
その時、サノスの手下が現れ、ストレンジを拉致します。
トニーとスパイダーマン(トム・ホランド)はサノスの手下を追いかけます。
同じ時期、サノスによって宇宙空間に投げ出されたソーは、ガーディアンズに救出されます。
ガーディアンズの一員ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)はサノスの娘でした。
そしてガモーラもサノスを憎む一人でした。
一行はリアリティ・ストーンのある星ノーウェアへ向かいます。
ヴィジョン(ポール・ベタニー)とその恋人ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)は逃走生活を送りながら、世間から身を潜めていました。
そこにもサノスの手下が襲ってきます。
敵は手強かったですが、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)とファルコン(アンソニー・マッキー)達に救われます。
アベンジャーズ達は、ヴィジョンを守るためにマインド・ストーンを摘出すべきと考え、ワカンダ王国へ行きます。
同じ時期、ドクター・ストレンジは宇宙船の中でサノスの手下に拷問されますが、アイアンマンとスパイダーマンが現れて救出します。
ガーディアンズは惑星ノーウェアへ着きましたが、サノスはコレクターを殺害し、リアリティ・ストーンを手にしていました。
ガモーラはサノスと戦いますが、敗れ、サノスに捕らえられます。
ガモーラはソウル・ストーンのある場所を知っていました。
サノスは、ガモーラの妹ネビュラの拷問を始めます。
ガモーラは耐えきれず、サノスにソウル・ストーンは惑星ヴォーミアにあると教えてしまいます。
そこでソウル・ストーンを手に入れるためには愛する者の魂と引き換えでなければ渡さないと言われて、サノスは最愛の娘ガモーラを谷底へ叩き落とします。
こうしてサノスはソウル・ストーンを手に入れました。
一方、トニー達は、惑星タイタンガーディアンズと出会い、どちらもサノスが共通の敵であることを知り、サノスを迎え撃ちます。
しかしサノスに全く歯が立ちません。
ドクター・ストレンジはトニーの命と引き換えにストーンを渡してしまいます。
ワカンダ王国では、ヴィジョンのストーンを取り出す手術をしていました。
そこへサノスの手下の舞台が次々に襲いかかってきます。
ヴィジョンはワンダにストーンを破壊してくれと言い、ワンダはそれに従います。
しかしサノスはドクターストレンジのストーンを使って時間を戻し、蘇生したヴィジョンからマインド・ストーンを奪います。
全てのインフィニティ・ストーンを手に入れたサノスは、ストーンの力を発動させ、全宇宙の生命の半分が塵となって消えていきます。
アベンジャーズ達も徐々に塵となって消え始め、ニューヨークのニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とマリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)も例外ではありませんでした。
ニューヨークの街でも、人々が次々に塵となって消えていきます。
ニックは路上でキャプテンマーベルにというメッセージを送ったところで姿を消します。
「サノスは帰ってくる。」
ニックの最後のメッセージが写し出され、ここで映画は幕を閉じます。
3.次作「アベンジャーズ4/エンドゲーム」への流れについても少し...
次作の「アベンジャーズ4/エンドゲーム」への流れということで、簡単にご説明すると...
全宇宙の生命の半分が消滅してから5年後...
タイムスリップで過去に戻り、ストーンを取り戻す...
たったそれだけのことに気づくのに5年もかかったの?(笑)
もっと早くに気づきそうなもんだけどなぁ~。
とにかく生き残ったアベンジャーズの面々が、手分けしてストーンを手に入れようとすると...
それに気づいた「過去の」サノス...
また両者の飽くなき戦いが繰り広げられるという...
そんな事、永遠ループでやってたら、きりが無いんじゃないかと思いますが...
とにかく「エンドゲーム」ではアベンジャーズ側が勝利を収めます。
そりゃそうだよね、またアベンジャーズ側が負けちゃったぁ~って言ってたら始まんない...
それは次作「アベンジャーズ4/エンドゲーム」で見て頂くとして...
今作「インフィニティ・ウォー」も「エンドゲーム」に負けず劣らずのてんこ盛りの超スペクタル大作です。
これは言い換えれば、映画によって描かれる一大叙情詩とも言えるでしょう。
映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」是非お薦めです。
映画「アベンジャーズ4/エンドゲーム」のレビューはこちら。
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