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板橋の銭湯で岩になった乳
東京前野原温泉さやの湯処
私は物心ついたときからのサウナーである。
ご興味のある方はぜひご精読を→「物心ついたときからサウナーです。」
月日が経ちサウナー第3期に入った頃、都内のいろいろなサウナを巡り始めた。
当時は都内いろいろな場所で仕事をしていたので、
現場近くのサウナや銭湯を巡るのを仕事後の楽しみとしていた。
板橋の仕事場の近くでひっかかったのが、「東京前野原温泉さやの湯処」である。
スーパー銭湯というには上品過ぎるつくり。
でも良心的、いや端的に言って安い入湯料。
最高なお湯処でサウナである。
岩になった乳房
そこを訪れた時、次女が生まれてまだ間もなく、私は母乳をあげていた。
赤ちゃんには3時間おきに母乳もしくはミルクをあげることになっている。
ということは、母体、母乳も3時間ずつ体内で作られることになる。
言い換えれば、乳は3時間で満タンになる。
私はサウナを何セットかキメ、出産後久々の仕事終わりのサウナで完全にととのっていた。
が、乳は張ってくる。
乳が張る、というのは、母乳が満タンになり、乳が張り裂けるかのように大きくなり、乳腺が透けて見え、かたちはゴツゴツにボコボコに腫れ上がるのである。
まるで岩。
そして、痛い。
男性が想像するならば、ご自分のイチモツがパンパンに腫れ、ガチガチになることと近いのだろうか。知らんけど。
乳の行く末
乳が岩になったら、つくられた母乳を外に出さなければならない。
が、そこに吸ってくれる我が子はいない。搾乳機(乳を絞り出す機械)もない。
そしてそこは公共の風呂場。
さて、私がやったのは、壁に覆われているシャワーで自ら乳を絞り出すこと。
乳房を両手でプッシュして、乳首から母乳を放出させる。
母乳はピューッと勢い良く飛び出る。
それをシャワーで流す。
左右それぞれ。10分ずつはやらないと乳の腫れは治まらない。
そこは完全な個室ではないから、もしかしたらシャワーを浴びに来る人が来るかもしれない。
いくら同性だからとはいえ、他人にこの姿は見られたくはない。
驚かせてしまう。
ひたすら背後を感じながら、乳を絞り続ける。
誰かが来そうになったらサッと乳から手を離し、何食わぬ顔でシャワーを浴びている風を装う。
その繰り返し。
私、何やってるんだろう。。。
産後間もない身体で遠くのサウナに来ることの大変さを痛感した話。
まさか浴場で乳を絞った経験のある方がいたらぜひコメントをください。