からだの権利とは?不快を伝える練習を通して考えよう!〜6期生のはじまり〜
初回の記事を担当しております、運営のななみです!
4月6日より、もあふるセクシュアリティ教育プログラム第6期生の実習がスタートしました!
第1回は、オリエンテーションの様子をお届けします。
配信アーカイブもございますので、よろしければ併せてご覧ください。
6期生集結!
今期は、学びの吸収力高めな3名が集まりました。さっそくみなさんのプロフィールを見ていきましょう。
いろさん
<ニックネームの由来>
名前に”彩”があることと、「いろんなことを学んで色を得て、子どもたちに色をつけていきたい」という思いを掛け合わせている。
<学んでいること>
特別支援教育を研究している大学院2年生。教育の課題全般を大学院生の中で考えている。
<もあふるに期待すること>
様々な視点を獲得し、子どもたちに正しい知識を届けられるようにしていきたい!
チベすな太郎さん
<ニックネームの由来>
好きな動物がチベットスナギツネだから。
<学んでいること>
初等・中等・高等学校の英語免許を取得中の大学2年生
<もあふるに期待すること>
性教育について知らないことが多いので、講義を通して様々な視点を得ていきたい!
つくしさん
<ニックネームの由来>
春にこのセミナーを見つけ、春といえばで考えたときに、桜とつくしが浮かんだ。そして、性教育を学ぶにあたって、つくしと一緒に成長していきたいと思い、”つくし”と名付けた。
<学んでいること>
理科を専門に、特に化学を主として学ぶ大学3年生。興味の幅を広げ、現在は生理学も学んでいる。中等・高等学校の理科の免許を取得予定。
<もあふるに期待すること>
性についての模擬授業を上手く行えなかったので、講義を通して学び、自信持って性教育について教えていけるようにしたい!
もあふるの学びについて発信するため、第5期生からTwitterアカウントを作成していただいています!
このTwitterの目的や、各実習生のアカウント情報については、記事の一番下をご覧ください。
もあふるの想い
共同代表のかぐやさんより、もあふるについて説明していただきました。
もあふるオンライン教育実習セクシュアリティ教育プログラムとは、「教育実習をもっと実りのあるものに」をテーマに掲げ、活動しています。
もあふるについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。
“不快”を伝えよう〜からだの権利を守るために〜
ここからは、第5期を修了した、ばずさんによる授業発表です。
授業の概要はこちら。
対象 :病院内の学級・小学校2年生
テーマ:からだの権利
からだの権利を学ぶことを通して、自分のからだを守るためにどうしたらいいのかなどを考えていき、対応できるようにしていくことが目的です。
今回の授業では、不快に感じた時にどう対応するか、伝えるかなどを練習を交えながら学び、対応できなかった場合に備えて、勇気が出るおまもりの手紙を作成していきます。
どんな授業になるのか、心を踊らせる実習生のみなさん。
まずは、「みんなで守るルール」の確認をします。
ルールの確認ができたら、さっそく、からだの権利について考えていきましょう。
最初に投げかけられた質問は、「ゲゲって感じある?」
どんな時に感じるのか、「ゲゲっチェック」をし、実習生それぞれがどう考えたか共有します。
3名の中でも許容できる範囲に違いがあり、また、自分の中でもそれが”誰”なのかによって変わっていきます。では、からだの権利とはどんな権利なのでしょうか。
からだの権利とは、「自分のからだに誰が、どこに、どのように触れることができるかを決める権利」です。
ここでもう一つ大切なことが、「同意」という考え方。
どちらにとっても「わかった!」と感じ、「ゲゲっ」と思わないことを指します。
ここからは、実際に対応できるようにするために、どうするかを考え、2つのパターンで実践をしてみます。
「ゲゲってときどうする?」
まずはこんな時。”知らない人にからだを触られた”
実習生3名が、一人一人考えて実践にやってみました。
「やめて」と言う、警察や友達の親に相談するなどが出てきましたが、実際にやってみると、その場面に遭遇したらできるのかどうか、難しさを感じていました。
ではこの場合はどうする?
”お医者さんに触っていいか聞かれた”
「どうして?」「なんで?」と聞くという答えが出ました。
ここで、”同意”の重要性をばずさんが伝えます。
ばずさん:
「大事なことは聞く側も答える側とどちらも納得して、「OKだよ」ってなることが大切です」
最後に、「嫌」など不快を伝える勇気が出なかった時のために、おまもりの手紙を書きました。
実際に練習をしたことによって、実習生のみなさんはどのようなことを感じたのでしょうか。
実習生より感想&質問
ばずさんの授業が終わり、ここからは実習生からの感想と質問タイムに移ります。
いろさん:
「事前にこういう対応をしようっていうこととかを知っていたら、実際にされたときに対応できたのかなっていろいろ考えていました。毎回ばずさんが事例を出して、「どうする?」って聞いて、子ども達が出した答えに対して「いいね」って受容してくださったことで、次に発言するときも発言しやすかったです。」
チベすな太郎さん:
「学校でも模擬授業をやるけれど、ここまで生徒主体の授業はなかなかないし、実際に生徒側でやってみて、すっと内容が入ってきたり自分の意見が言いやすかったりしたので、とても楽しかったです。」
つくしさん:
「ルールを最初に話していたときに、嫌なものを嫌って言える環境っていい時間だなって、まず最初に感じました。特に性教育は「嫌だよ」って言いにくいと思うので、それがテーマの授業で「嫌だよ」っていう練習をすることは重要なのかなと、勉強になりました。また、子ども達が主体的に練習していく重要さをこれから学んでいきたいと思います。」
“いいね”と受け入れてもらえる、そして、”嫌なものは嫌だ”と言える環境の大切さを、みなさん感じていました。
もあふるで学ぶ意義とは?
突然ですが、質問です。
「1億円の借金があります。誰に相談しますか?」
つくしさん:
親に相談します。もしくは、消費者金融に行きます。
チベすな太郎さん:
信頼できる友達か、親に相談します。
いろさん:パートナーに相談します。
みなさんは誰を思い浮かべましたか?
困ったことがあった時には、身近な人に相談します。
家族や友達と同じくらい、子どもたちにとって身近な存在になっているのが学校の先生です。
では、セクシュアリティに関する知識を持って、子どもたちの困りごとに対応できる先生はどれほどいるのでしょうか。データを基に見てみましょう。
「性と生殖分野について、出身養成課程で学んだ先生」は以下の通りです。
また、「セクシュアルマイノリティについて学んだ先生」は、以下のような結果となっております。
現状、先生になるためにはセクシュアリティの知識は必須ではありません。
しかし、子どもたち、先生たち、保護者の方々、それぞれがセクシュアリティについて悩みを抱えています。
さらに、もう2つ皆さんに見ていただきたいデータがあります。
以下に記載するのが、「セクシュアルマイノリティを自認している児童生徒さんの不登校率といじめ被害経験」です。
そして、こちらが、「自傷行為経験率」です。
もし、先生が性に関して無関心だったら、性に関する学びを疎かにしていたら、どうなるでしょうか。
もあふるで学び、セクシュアリティに関する知識や多面的な視点をつけることによって、子どもたちとの「対話の土俵に上がる」ことができます。
対話の土俵に上がるためにも、適切な人物に繋ぐためにも、最低限の情報が必要です。
もあふるでは、多種多様な専門性を持った講師の方々から学ぶことを通して、子どもたちにとっての「身近な大人」であれる先生を育成していくことを目指します。
実習生が学んだこと 【#もあふるの学び】
いろさん:
「模擬授業を受けたことで、性教育の授業をどうやっていけばいいのかイメージができ、とてもわくわくしました。授業を受ける中で、自分だったらどうするんだろう、どんな授業ができるんだろうと、いろいろ考えられたので、それも踏まえて様々な講師の方の講義を通して、より良い授業がつくれるように学んでいきたいと思います。」
チベすな太郎さん:
「実際に模擬授業を受けてみて、こんな授業つくれるのかなと不安な気持ちもありますが、講義を通して、子どもたちに寄り添えるような先生になるためにも、知識や情報を得て考えていきながら、考えを整理していきたいと思います。」
つくしさん:
「先生の中で、性教育を学んでいる人が少ないことに驚きました。”子どもたちとの対話の土俵に上がる”っていう言葉が印象に残っています。知識を持つことや、自分の中に落とし込んでいくことが大事だなって思ったので、3ヶ月を通して学んでいきたいです。」
第5期から始動!Twitterアカウント作成
実習生が運用する、Twitterアカウントについてです。
【Twitterアカウントを持つ目的】
①実体験に基づいて、SNSの付き合い方を子どもたちに指導できるようにするため。
②講師の方々と実習生を直接繋ぐプラットフォームにするため。
③もあふるで学んだことをアウトプットするため。
#もあふるの学び で、各講義の学びや感想をアウトプットしていきます。
すでに、オリエンテーションの学びをツイートしてくれている実習生も!
ぜひ、アカウントをフォローして一緒にもあふるで学んでいきましょう!
実習生のTwitterアカウントはこちら▼
いろさん:@a_r_yui0903
チベすな太郎さん:@nTJYSmGcmyju9vo
つくしさん:@tsukushimo20871
第5期生のばずさんの講義を受けて、最後にどんな授業をつくっていこうか、想像を膨らませている第6期生。
これからの3ヶ月間、何を学び、どのような授業に昇華させていくのか、楽しみです!
実習生のみなさん、ばずさん、そして参加者の皆様、ありがとうございました!
今回のオリエンテーションはこちらの動画からご覧いただけます。
次回からはいよいよ講義が始まります!
第1回の講義は、特別支援学校教員のアラタ先生に登壇していただきます。どんな講義になるのか、皆さんもお楽しみに!
文責:ななみ
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