
変わる「フツー」に踏み込む勇気を!
みなさんこんにちは!
もあふるオンライン教育実習のひよです。
年末年始はいかがお過ごしでしたか?
大寒に暖冬という事態に困惑している道民です。(しかしその後しっかり降りました)
雪が少ないと歩きやすくてとても助かるのですが、雪まつりの雪をかき集めるためにいらん費用が嵩むのでは、なんて思ったりもします。
さて、2024年度最後の講義に登壇してくださったのは、にじいろおやこくらぶ代表のマミーチャンヌ先生です。
この団体は、LGBTQの人が家族にいる人たちがゆるっと繋がりを感じられることを目指しています。
団体では新聞も作成しているので、チェックしてみてください。
登壇者 マミーチャンヌ先生
・にじいろおやこくらぶ代表
・間借り食堂「チャンヌ食堂」
・子ども英会話教室
・学習サポートコミニティ「デキルバ」英語講師
🔻アーカイブはこちらから!🔻
子どもがいることは珍しくない!セクシュアルマイノリティの家族像
マミーチャンヌ先生には、女性のパートナーと2人のお子さんがいらっしゃいます。

私自身の体感になりますが、10年くらい前はクローゼット(カミングアウトしない)で、親に言えない……と言っている人達が多かった印象です。
しかし近年子供を持つ同性カップルが増えています。
「子どもは持てないもの」という考えから、「持つ」という選択肢が出てきました。

自然生殖では子どもを持つことはもちろん不可能ですので、以下の4つの手段がメジャーとなります。
精子提供を受けて、どちらかが出産する(レズビアンの場合)。精子バンクやパートナーの男性兄弟、あるいや友人からなど。
養子として子どもを迎える(同性カップルはハードルが高い)
※異性カップルでもハードルは高いです。代理母出産(日本では難しいので、海外で頼む)
異性カップルの時に出産した子どもを、同性カップルで育てる


いろんな方法で子どもを持つ同性カップルが増える一方で、対外的にはカミングアウトをしている家庭は少なくないです。
表向きはシングルマザーとおっしゃっている人が多いです。
つまり、保護者の中には、カミングアウトしていない同性カップルが存在する可能性も十分にあるわけです。
マミーチャンヌ家の場合。

マミーチャンヌ先生はパートナーさんのことを「ママの友達」と言って、子どもたちに紹介していたそうです。

子どもたちはLGBTQに対して偏見はなさそうでしたが、実母がセクシャルマイノリティだと言ったら混乱するのではないか。それが大きな懸念だったそうです。

しかし、実際長男にカミングアウトをしてみると、
「あ、そうなん?」
と、あっさり。誰が誰を好きになってもいいし、別にいいやん!とマミーチャンヌ先生のあらゆる心配を吹き飛ばしました。
ちょっと時代を感じます。
社会でも学校教育でもこれまで様々なことが行われてきましたが、それが現れてきたような。
ちなみに次男は「やったー!家族になりたい!」という反応だったそうです。

アーカイブは20分くらいのところなんですけど、ぜひ聞いて欲しいです。
子どもへ打ち明ける躊躇、難しさ、マミーチャンヌ先生の葛藤がダイレクトに伝わります。
家族になってからは、母2人子2人、で外食に行って、旅行に行って、レインボーパレードに参加して、フツーに暮らしています。


同性カップル特有の困りごと
普通に暮らしている反面、やっぱり困ったこともあります。

例えば、物件探し。
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