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気が利く人と、気が付く人。

先日、新しい冷蔵庫を買うことになり、旦那と家電量販店に行った。

冷蔵庫売り場の店員さんが、在庫確認から支払い、配送の手配まで一通りやってくれたのだが、その対応がなんだか心もとない。

別にすっごく対応が悪いわけでなく、淡々と処理は進んでいったが、
「ちゃんと型番と色、あってるかな?」
「住所とか間違えて登録されていないかな?」
とか、なんだかちょっと不安。

旦那も同じような雰囲気を察したらしく、
自分で型番をスマホで撮り、渡された控えの伝票とその場で照合して、配送される冷蔵庫が正しいものかどうかを確認していた。

帰りの車の中で、あの定員さんの話になり、
最終的に「仕事ができる人とできない人との違い」の話になった。

「できないヤツは、『気がつかない』んじゃないのか。」

旦那の意見に、ひどく納得した。

今日、某うどん屋チェーン店で昼食を取った。

最初に、メニューを聞いてうどんを用意する店員さんが出迎えてくれる。
とても声が大きく、ハキハキしていて、出迎え役には適任だ。

と、それだけならよくある話であるが、

天ぷらをセルフで取るコーナーに差し掛かった時、お盆と一緒に天ぷら用の取り皿を取るのを忘れてしまったことに気づいた。

天ぷらコーナーの付近にお皿がないか、必死に周りをキョロキョロしたが、ない。

お昼時でお客さんが多く、レジに到達するまで待ち時間があったので、お盆を取ったところまで戻ろうかと思った時、

「取り皿はカウンターの下にあるので、ご自由にお使いください!」

と、あの出迎え役の店員さんが、絶妙なタイミングで声をかけた。

お見事だった。

出迎え役さんよりも近くに天ぷら担当の店員さんがいたはずだが、天ぷら担当さんではなく、お客さんの列の少しの切れ目に、キョロキョロしていたわたしに気づいたのだろう。

気が利く店員さんだ。

しかし、

「気が利く」と「気が付く」は、似て非なるものだと思うのだが。

「気が利く」は、生まれ持った天性、センスみたいなニュアンスが強く、
「気が付く」は、後天的に取得したもの。

つまり、訓練次第で「気付き力」は鍛えられるものだと思うのだ。

気付き力を高めるには、
アンテナ
目標、夢
直感…etc

noteで投稿したり、読んだりしているみなさんのような意識高めの方々なら、これ以上言わなくても良いと思うが…。

さっきの自己定義と逆のことを言うようだか、
「気が付く」の積み重ねで、
「気が利く」人  と、
晴れてラベリングされるのではないか。

家電量販店の店員さん。
なかなか いい歳だったぞ。

頑張れ。気づけ。

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かくたりさ
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