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2024年6月2日川崎ミューザ 東響 出口大地指揮 前田妃奈の復帰戦
昨年の2月に聴いて フェードアウトされて次の演奏探してたら あった!川崎ミューザでの東響演奏会に前田妃奈さんの名前が!
モーツアルト・マチネ 第58回
指揮:出口大地
ヴァイオリン:前田妃奈
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:小林壱成
前田妃奈さん 2カ月半ほどの休みの後
6月2日のモーツァルトに因んだ楽曲で構成されたコンサートで復帰
出口大地さんと前田妃奈さんは大阪の豊中市出身という共通点があるようだ。
1曲目はスペインのアリアーガというモーツァルトと同じ誕生日の早世の天才音楽家が14~15歳頃に書いた音楽を取り上げていた。本当にそんな若い人がスコアを書いたのかと思うくらい完成された『幸福の奴隷』序曲
そして、2曲目
この協奏曲に前田妃奈さん登場。
モーツァルトの『ヴァイオリン協奏曲第4番』ニ長調K.218
この2か月半休んでいた前田妃奈のヴァイオリンは繊細で美しかった。あのニコニコとした表情とロックな身体表現からは想像もつかないリリカルなゾクッと来る表現力でモーツァルトの楽曲を現していた。意外に線の細いガラス細工のような感じ。そんな彼女に寄り添う出口大地マエストロとオーケストラの優しさに 答える音楽だった。
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考えてみたら モーツァルトが何たるか?なんてあんまりわからない。
私は そもそも モーツァルトが好きではない。
ただ 前田妃奈 と 出口大地のモーツァルトは 表現が違うのか感性に入ってきた感じがする。指揮者 演奏家によって有名音楽家の作品が変わってくるのは 経験済みですが。