今日読んだ漫画【やさぐれ煩悩ブルース(東陽 片岡)】
今日読んだ漫画は、「やさぐれ煩悩ブルース」。
作者は、東陽 片岡先生である。
作者の東陽片岡先生は、多摩美術大学美術学部デザイン科卒業後、雑誌のデザイナーをしていたが、並行して個人漫画のミニコミを発行し、その特異さと完成度の高さから、評判になる。1994年、雑誌「ガロ」に投稿し入選。「長井勝一が選んだ最後の新人」とされる。
「東陽片岡」というペンネームの由来は、彼が夢で渡された名刺にあった名前だとのこと。
また、現在は、四谷三丁目のスナック「秋田ぶるうす」のマスターを務めている。
東陽先生の作風は、昭和を感じさせる、下町に暮らす人々とその生活をテーマとして、下品とシュールを織り交ぜた、妙にリアリティを感じさせる独自の世界を描いている。下品で貧乏くさい(失礼)が、何故か読み続けてしまう、不思議な魅力のある作品である。
今回紹介する「やさぐれ煩悩ブルース」は東陽氏の集大成、とも言える作品で、バイク、風俗、スナックといった、東陽先生のキャリア・思想等が成熟した傑作である。
分かる人には分かる作品であり、自分は一話一話に共感してしまった。
この作品は、自由に生きる東陽先生ワールド全開、であります。
あぁ、たみゃらん。