DroidKaigiのブースを振り返る
DroidKaigi2024に参加して、ブースを全制覇した。
今回は、1エンジニアの私が、将来ブースに携わることになったときのために「DroidKaigiのブースでやっていたこと」について振り返ろうと思う。
方針
採用やDevRelの知識はないので、いち参加者として思ったことを書く
レクリエーションについてが多め
未来の自分に、当時感じていたことを伝えるイメージ
面白かったのにど忘れしているものがあるかもしれない
ちゃんとセッションも聞いてるよ!
DroidKaigi2024について
毎年開かれているAndroidの祭典。1000人以上の人が参加している。
今年は10周年で、スポンサーも過去最多とのことだった。
早速ブースの内容を振り返っていく。
Androidクイズ
簡単なものから難しいものまで。
媒体もフォームだったりリアルだったり。
こちらは、クイズに正解した数をボードに貼っていくスタイル。点数によって景品があった気がする。
ゆめみさんで出していた「AndroidStudioの動物並べ替えクイズ」も面白かった。
クイズがあることでブースで話しやすい雰囲気が出来る。
内容も凝っていて、クイズ自体で盛り上がるものも多かった。
コードを元にしたクイズ
Code Bug Fix Challenge
コードからバグを見つけるクイズ。
「コードが張り出されていて、その中にバグが仕込まれている」というもの。
ブースに来た人は張り出されたコードを見るか、同じコードが書かれたA4の紙をもらって考える。
バグとその原因・どうやってテストできるか?などを答える。
これをやっているだけで、チームに技術力があることがすぐに分かる。
また、解いているとヒントをくれたり、考えを話すと議論してくれたり、エンジニアの雰囲気も感じることが出来る。
時間ごとに全6回という仕組みで、何度もブースに来てもらえる工夫もされている。
コードクロスワード
Composeで描画されたUIが表示されていて、それを実現するコードの一部が空欄になっていて、対応するコードをクロスワード形式で答えていく。
クロスワードのお陰で、ちょっと迷うものがあっても進めやすかった。
悩んだ際にはブースの人にヒントを貰えて、わいわい解いていくことが出来た。
シールを貼るアンケート
Compose使ってますか?やminSdkいくつですか?リモートワークしてますか?などなど、カンファレンスでおなじみのアレ。
DroidKaigiにはスタンプという共通したやることがあるのでファーストコンタクトは出来るが、これがあるとその後の話の導入がしやすい印象がある。
個人的に、ブースでは技術課題やチームの雰囲気について話したいと思っているので、こういうラフなアンケートは話のきっかけになってありがたい。
プロダクトで使っている技術や働き方、チームの雰囲気についてなど、ブース側で話したいことを混ぜ込むのがポイントなのかもしれない。
くじ引き・ガチャガチャ
DroidKaigiはお祭り!
くじもガチャガチャも楽しい。
フラーさんのくじは、中身もエンジニアがクスりと笑える内容で面白かった。
ANDPADさんは毎年くじをやっている印象がある。(去年はなにか当たった気がする)
くじを引く条件を付けられるので、XフォローやRT、アンケート回答など、企業との接点を作りやすいのがポイントなのかも。
他にもガチャガチャ、くじは色々なところがやっていた。タブレットでルーレットを回しているところもあった。
凝っているものが多く、ブースに力を入れているのも伝わってくる。
体験要素
訪れた人が何かを体験する、というものは、印象に残りやすい気がする。
レシート作り
Composeを書いてレシートを出力!というもの。
作るのも面白いけど、楽しさを共有できるところもお祭り感があって良い。
企業の特色次第だが、コードをリアルに出力する体験が出来るのは面白かった。
体験型アプリの展示
こちらは新卒研修で作成したアプリの展示。(で体験した結果をツイートしたもの)
アプリとして面白かったし、ポイントを共有できるのも良かった。
そして何より、新卒研修の雰囲気や工夫が伝わるのが良かった。
体験を通じて会社の雰囲気が分かるのは良い。
ファッションジャンル診断
アプリで診断をすると、ステッカーが貰える。
今年、DroidKaigiの名札と共にデコれるシールが渡されたことも相まって、シールとの相性が良かったと思う。
私もこのシールを付けている知り合いを見て「何そのシール!?」となって訪問した。
WEARアプリをダウンロードして診断するのだが、実際のPlayストアにあるアプリと、DroidKaigiのブースの体験を繋げるのがすごい。
ちなみに私は「リラックスしがちなきれいめ」でした。笑
チラシ
エンジニアやチームの雰囲気というのは、リアルじゃなくても伝えられるなと思わされるのがチラシ。
サイボウズさんで作っているものは、面白くて毎回楽しく読ませてもらっている。
エンジニアの手作り感というか、紙なのに生の雰囲気が感じられる。
働く上で、チームの雰囲気や、Androidメンバーの盛り上がりと言ったものを大事にしたい人に刺さりそう(刺さっている)
作るのも楽しそう。
他にも、自分たちで作った本を出しているところもあって、楽しく読ませていただいた。
プロダクトコードを出す
ブースのモニターにプロダクトコードを映してわいわい出来る。
去年も見に行ったが、実際のプロダクトのコードを見られる & 議論できるというのはとても面白い。
簡単に出来るものではないが、興味は引きやすいし、コードを見ながら技術的な話が出来るのは楽しい。
目を引くノベルティ
他とは違う尖ったものや、オリジナリティがあると印象に残りやすいかもしれない。
去年はソースコードにかけて焼きそばソースを出していて、今年はスパゲッティコードをほぐすとかけてオリーブオイルを配っていた。
ものを考えるセンスは必要だが、とても印象に残る。
去年のやつ。笑
他にはあまりない、サービスや業界と絡めたノベルティも強いのかもしれない。
私のブースの回り方
ブースを回る目的は各々さまざまだと思うが、自分の回り方をまとめる。
転職のための情報収集
転職を考えていたときは、気になる企業はないか?という軸で話を聞くことが多かった。
プロダクト、雰囲気、技術レベル、働き方などなど。
リアルの場なので、話をした体験がどうだったかも気にしている気がする。
もちろん、一つの側面でしかないことは理解しつつ。
私は今は転職は考えていないが、何が起こるか分からないこの世の中。いざ転職、となったとき、気になる企業があらかじめあるに越したことはないだろうと思っている。
トレンドや課題について話す
自分のプロダクトで抱えている課題(技術やチームなど)があって、それを他のプロダクトはどう解決しているかを聞いてみる。
また、ブースのプロダクトで抱えている課題についても興味がある。
流行りの技術を取りているか、理想と現実はどうかなども盛り上がることが多い。
自分自身や、自分のプロダクト・チームがどのレベルなのかを確認して自社に持ち帰る目的もありそう。
あくまでDroidKaigi内でのことなので、周りのレベルが高いということは理解した上で考えるが。(周りのレベルが高すぎて自信をなくすのはもったいない)
DroidKaigiのスタンプシステム
スタンプシステムは今年が3回目かな?(自信なし)
今までのシステムは、空欄があってそこに訪ねた順番に企業スタンプを押してもらう形式だったが、今年は予め企業が書かれたマスがあってそこにスタンプを押して貰う形式だった。
今までは「どのブースに行ったか」分からなくなってしまうことがあったが、今年はそれが起きなくて良かった!
毎年改善しているDroidKaigiはすごい。感謝。
少し思ったのは、今年は台紙に2ページに渡ってスタンプのマスがあったので、「スタンプを押して貰うときにどのページを渡すか」で渡すときにちょっと迷いが発生することがあった。
ブースの人は自分が押すべきなのがどこか分かっているので、気にせず渡せばいいのだが、押して貰うならそのページを見せたいなという気持ちもあった。
同じページに全てのマスがあると解決しそうだが、レイアウトやマスの数によっては難しそうだなと思った。
(そういえばフィードバックするフォームとかあったっけ?と思って探してみたが見つからなかった)
ただそれは些細なことで、今年も楽しくスタンプを集めて企業の方々と交流することが出来た。感謝!
まとめ
DroidKaigi2024のブースでやっていたことについて振り返った。
各社工夫凝らしていて、楽しく回り、充実した時間を過ごすことが出来た。
ブースを出すことで達成したいことは様々だと思う。自分がブースを出す側になったら、目的に応じて何をするのが良いか考えたい。
また「DroidKaigiというお祭りを一緒に盛り上げる」ということも大切にしたいなと思った。
今年のDroidKaigiも楽しかった!!