クラギ弾き語りマラソン(15曲目)

時刻は午前7時をむかえつつありますが勤務開始の予定を変更して振り返りマラソンを延長することにしたことを報告いたします。がんばれあと3曲!

#15 中島みゆき「時代」

中島みゆき大好き!!!

で、大好きゆえに今後も何曲かやるだろうから今回の振り返りは簡単にすませてさっさと次にいきたい(そういう魂胆かよ)

今回の演奏では歌いながら自分で泣いてしまわないことが何よりも難しかった。むろん自分の歌声に感動して泣くのではなく、歌詞に対してである。ここまで慈愛にみちた歌詞を書かれたら年ごろ(アラサー)の男子には45年前の曲だろうが刺さりまくりである。吉田拓郎といい中島みゆきといい昭和の歌手はほんっとに泣かせてくれるワ・・・

動画編集のさい歌詞をタイプしているときに気づいたことがある。「時代」の歌詞は七・五調が基本になっているのだ。「そんな時代も/あったねと」「いつか話せる/日がくるわ」といった調子である。もちろんパターンから外れるケースもあるがそこはそこでリズムが変わることによって曲のフックになっている。現代の英語っぽい発音がJPOPの主流とのなった音楽シーンから見ると実にクラシカルな詞、そして中島みゆきの歌唱といえよう(そんな現代のシーンにあってこういう歌い方をするのが吉田沙良さんである、というのは「魔法がとけたなら」の振り返り記事でも書いたとおり。モノンクル大好き)

と、そういう落ち着いたやさしい曲なので、語るように自然にやさしくナチュラルに歌うことを今回は心掛けた。自然さを心掛けたのでこれといって気を付けた点は他にないのだが、結果をみると私が中学生の頃アコギをはじめて練習方法や演奏方法の解説動画をYouTubeにUPしていた現役アコギYouTuberの夏林さんの声に似ていることに気づいた。いやしかしアコギからクラギへといつの間にか転向してしまったとはいえ私がギターを挫折することなく練習することができたのは夏林さんのユーザーフレンドリーなコンテンツのおかげであることは間違いない。当時2009年、YouTuberという単語がない頃から時代を先取りして事を為してきた夏林さんへの感謝は言葉では言いあらわせず、そしてこんなところにそれを書いたところでご本人に観ていただけっこないのだが、YouTube黎明期の想い出についても追々振り返っていけたらと思う。夏林さんだけでなく、afterbeatミュージックスクール・ギター講師の瀧澤克成さんも私の恩人です。

さて陳腐な着地の仕方になるがそれから時代はめぐり、こんな時代に行きつくとはだれが予想できただろうか。生きていくことの大変さというのがやっとわかってきた今日この頃だがまわる時代のなかで身を持ち崩さぬよう地に足をつけながら上を向いて歩きたいものだ。

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