気づくと頑張りすぎている自分

インポスターシンドローム。
自分はもう十分頑張っているのに、まだ足りないと自身を過小評価してしまう心理状態。
私はまさにそれで、気づくと頑張りすぎて疲れ果てている。ふとしたきっかけ、例えば仲の良い誰かと話している時に不意に涙が出てきて、そこで初めて自分がめちゃくちゃ疲れていることを自覚する。
息抜きが下手で、休んでしまったら取り返しがつかないと自分を追い詰め(実際はそんなことない)、常に他人の頑張りと自分を比較して「まだ足りない」「私はもっとやるべき」と思ってしまう。
もちろんこの性格のおかげで、何か目標がある時は結果を出せている。でも、燃え尽きてしまうことも多い。バランスが難しい。
特に仕事だとそうかもしれない。余裕がない。クールで冷静沈着に見られがちなので、他人から見ると「頼れる人」かもしれないが、内側では日々自分で自分を削ってしまっている。

現代人の基準がそもそも頑張りすぎている。仕事、勉強、育児、健康維持、趣味、友達付き合い、恋愛、空いた時間にはスマホ。絶え間なく情報が頭に流れ込んできていて、もうプロセスするのが追いつかないような感覚。
毎日何かに追われているし、やっと一息つけると思って手を伸ばすのはスマホで、そこからダラダラと動画を見続ける。休んでいるようで休まらない脳。刺激に慣れ過ぎて、疲れてしまうのにもっともっと刺激を欲してしまう感じ。

1日の勉強が終わるとあとは寝るまで動画漬けで、勉強中はほとんどをパソコンの前で過ごすし、気分転換!と思って料理をしている時もポッドキャストを聴きながら手を動かす。デジタル機器と過ごしていないのは寝る時間、自転車に乗る時間、友達と会って話している時間くらい。
2023年だけで3つの国に引っ越しているし、動きに動きまくっている。新しい環境に新しい人々に、常に刺激に晒され続けている。気づけば12月も3分の1は過ぎているし、怒涛の1年とはまさに今年のことだなと感じる。

元々そんなに社交的ではなく家で過ごすのが好きなのに、かなりのエネルギーを費やせばそれなりに社交的に振る舞えるせいで、つい無理をしてしまう。
大学院に入学してからも、必要以上に心配してもっとやらなきゃ、これも、あれも、と焦りながら進めている。あなたは大丈夫、自信持って、と定期的に誰かに言ってもらわないと安心できない。自分で自分を落ち着かせることができない。



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