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スパーズの現状について。

直近5試合(リーグ戦)1勝1分3敗。順位も11位という不甲斐ない結果。正直最近は見てもつまらない試合ばかりだ。どうしてこんな現状になってしまったのか、今回は自分なりに考察してみた。

①ヴィカーリオの不在
現代のGKにはセービング能力にビルドアップ能力もある程度備わっていなければ通用しない。その両方を兼ね備え、スパーズで最も重要と言ってもいい存在がヴィカーリオだと思う。しかし、ヴィカーリオは来年2月まで怪我で離脱が決まっている。これはかなり厳しい。代わりを務めるフォースターだが、セービング能力は身長も高い為かなり高いものを持っている。36歳と言うこともあり経験値もあり危機察知能力も高い。しかし何せ足元が厳しい。ここ最近の試合を見ていても、ハイプレスをかけられるとあたふたして中途半端なことをしてしまったり引っ掛かる場面が多々見られる。ただでさえ見ていてビルドアップは常にギリギリで繋いでるスパーズがGKのビルドアップ能力が落ちるのは致命的だと思う。

②ビルドアップ
しっかり何試合か俯瞰で見てスパーズの生命線は攻撃ではなく、ビルドアップだと思った。勝っている時のスパーズはビルドアップの剥がし方が上手く、そのまま数的有利でスムーズに攻撃が進む。しかし、負けている時は必ずと言って良いほどビルドアップで失敗している。特にハイプレスで組織的ではなく個でプレスをしっかり掛けられた時に引っかかっているイメージが強い。これは自分の憶測に過ぎないが、練習でもレーンごとにわけて配置を固定してビルドアップする練習をしているのではないだろうか?それ位にビルドアップの選手の位置が固定化されている印象だ。それだと強度の高く個で劣る相手には勝てない。特にスパーズの選手はビスマやマディソンなど、コンディションの振れ幅が大きい選手が多いためかなり厳しい。

③守備
基本的にハイライン、コートを狭くしてスペースを与えない守備をしている。恐らくだが、Jリーグやスコティッシュリーグではそれで刈り取れたからリーグ優勝出来たのであろう。しかし、ここはプレミアリーグだ。個々の技術は世界トップレベル、中堅チームの選手でさえ1人剥がす位容易にこなしてくる。前からチーム全体でプレスに行く事は良いのだが、1人剥がされるだけで大ピンチになる。例えば、ロメロが独断でプレスをかけて剥がされ、結果的にロメロの部分にポケットが出来てピンチになるというシーンを何度も見てきた。別の有名なチームに例えると、劣化したバルサみたいだ。バルサもポゼッションで全体をどんどん押し上げラインが高くなって取られると裏一本で失点ってシーンが多い。これはもうバルサの哲学みたいなものなので仕方ない。セットプレーやコーナーキックの失点が多いのは知らん。ちゃんと練習してくれ。

まだまだ言いたい事は沢山あるが、大まかに言うとこの3つが今すぐ修正しなければならない部分だと思う
次回は今後のための改善策について話したいと思う。

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