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2024-25 SOMPO WEリーグ 第1節 観戦記 ちふれASエルフェン埼玉(vs大宮アルディージャVENTUS


9月15日 ちふれASエルフェン埼玉を応援するため、NACK5スタジアムへ行ってきました。

開幕戦、埼玉ダービーの事もあり試合前から熱気に包まれていたスタジアムで観戦を楽しみました。試合を通して感じた今シーズンの狙いや、チームとしての成長を目の当たりにし、エルフェンの魅力を再確認しました。今日はその中でも特に良かったポイントを私の視点からまとめてみたいと思います。


試合結果


大宮アルディージャVENTUS  1  vs  2  ちふれASエルフェン埼玉

得点者
23' 瀬戸口 梢(EL埼玉) 49' 岸 みのり(EL埼玉) 
90+3' 杉澤 海星(大宮V)

会場(観客数)
NACK5スタジアム大宮 (1,936人)

スターティングメンバー(EL埼玉)
GK:01.浅野
DF:02.大沼 / 04.橋沼 / 20.岸
MF:05.瀬戸口 / 08.園田 / 13.佐久間 / 14.植村 / 17.唐橋
FW:10.吉田 / 16.栃谷

リザーブメンバー(EL埼玉)
GK:21.小野
DF:03.松久保 / 24.金成 / 33.長江
MF:18.桂 / 19.三冨 / 26.髙原

良かった点

新スタイルが実を結んだ、今シーズン初ゴール

今シーズンから取り組んでいる「ボールをつなぐ攻撃スタイル」が試合中に鮮明に現れました。特に前半の先制点は、この新しい挑戦が見事に実を結んだ瞬間でした。

その場面は、CB大沼選手がボールを持ったところから始まります。これまでのエルフェンなら、ここからロングフィードを狙うことが多かったのですが、大沼選手は冷静に隣のCB橋沼選手へパス。その後、橋沼選手はさらにCBの岸選手へとボールを繋ぎました。岸選手が得意のロングフィードで前線へ送るかと思いきや、降りてきた園田選手に的確にパスを出し、園田選手は迷わず瀬戸口選手へ素早くつなぎます。

この流れるようなパスワークの中で、瀬戸口選手は相手のプレッシャーを受けることなく、落ち着いてミドルシュートを放ち、ゴールネットを揺らしました。瀬戸口選手のシュートセンスは言うまでもなく見事でしたが、それ以上に、この得点はチーム全体としての新たな戦術がしっかり機能した結果だったと感じました。

得点力アップを予感させるセットプレー

後半の得点シーンは、コーナーキックから生まれました。コーナーキックを蹴ったのは栃谷選手。彼女のボールはゴール前のニアゾーンに鋭く送られ、そこに勢いよく走り込んできたのが大沼選手でした。彼女の力強いヘディングでボールはゴールのファーサイドへ流れ、そこに岸選手が飛び込み、見事にゴールを決めました。

この得点は、岸選手の的確な動きはもちろん、栃谷選手の高いキック精度と大沼選手の迫力ある飛び込みが絶妙に噛み合った結果でした。まさにチーム全体が狙っていた形が見事に結実した瞬間でした。

さらに、試合全体を通して感じたのは、チームがしっかりとセットプレイの準備を重ねていること。リーグ前のカップ戦でも何度も見られたこの手のプレイは、今後の試合でさらなる得点力アップに繋がる予感を抱かせるものでした。これからのエルフェンのセットプレイからの攻撃が楽しみでなりません。

猛攻を耐えたチーム力

大宮アルディージャVENTUSの猛攻に耐えたエルフェンの守備力が光った試合でした。大宮は勝ちたい気持ちが前面に出た攻撃を繰り広げ、特に後半はメンバー交代で前線に多くの選手を送り込み、一気に圧力をかけてきました。
アルディージャの選手たちは個々の能力が高く、ゴール裏からの迫力ある応援も加わり、エルフェンにとって非常に厳しい時間帯が続きました。

それでもエルフェンは、粘り強い守備でこの猛攻を耐え抜きました。特にアウェイの地でこうしたプレッシャーを乗り越えられたことは、チーム全体にとって大きな経験となったはずです。守備陣の集中力とチーム力が発揮され、最後まで試合に踏みとどまったエルフェンの姿に、今後の成長への期待が高まりました。

次節はホーム開幕戦!

開幕戦を見事に白星で飾ったエルフェン、次節はいよいよホームで強豪・日テレ・東京ヴェレーザを迎えてのホーム開幕戦となります。
相手は強豪で、厳しい戦いが予想されますが、開幕戦で見せた粘り強い守備から、新たに取り組んでいるボールをつなぐ攻撃、デザインされたセットプレーで、ぜひ得点を挙げてほしいところです。

残念ながら私はスタジアムには行けませんが、DAZNで自宅から全力で応援します!選手たちがホームで最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。

頑張れ、ちふれASエルフェン埼玉!

観戦フォト

選手たちがアップを始める前の、スタジアムの一コマ


試合前、選手たちがアップを始める前のグラウンド。
等間隔に整然と並べられたボールが、スタジアムの照明に照らされて美しい光景を作り出していました。
次の瞬間の準備を整えるスタッフの細やかな気配りが感じられ、選手がスムーズにパス練習に移れるよう配慮されたこの一コマは、試合前の静かな緊張感と共に、どこか穏やかな美しさがありました。







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