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接客技術なのか、考え方か。

玄関にて お客様が外出やチェックアウトなどで靴を履く際、
どのタイミングで靴ベラを渡しますか? 

お客様の靴を用意します。
靴の場所までお客様がお越しになります。
お客様が自身の靴を認識します。
「靴を履こう」と思う。
靴ベラが必要ならこのタイミングで靴ベラを探すために顔を上げるので
→このタイミングで
「お客様の手元に靴ベラの持ち手が行くように」差し出します。

すごく細かい話ですが、
お客様が「欲しい」と思った際に、「欲しい」と思ったものが手元にある。
これを意図的に実行する。
様々なシーンにおいて、お客様の要望を「可能な範囲で」即時叶える。
言う(書く)は簡単ですが、
接客を画一的に考えたら個々の対応は難しいですし、
何より、観察は必須です。
※「可能な範囲で」を強調したのは、接客は共創が目的であり
また、チェックインなど実施する内容が決まっていることもある。
一方的に全ての要望を受け入れるというのは 違うと考えるから。


もうひとつ、こんな話をしたことがあります。
とある地域で働いていた際の実際の会話です。

お客様より「紅葉の見ごろ」の会話をした際、
例年は○○月の○○日~○○日がピークであることが多いですね。
で「来年はどうかな?」って。
見当もつきません、でも そうは回答出来ないので、、、。
今年と同じ日程が良いと思うのですが、ぴったりに予定が立てられない場合
ご日程の「前倒し」と「先送り」のどちらかになりますが、
私の場合「前倒し」1択です。
この場所の標高は○○m位あります。
「前倒し」ですと、○○や○○辺りで
ここより標高の高い場所で見頃となっているでしょうが
「先送り」とした場合、この辺りより標高の低い場所に見頃となる場所は
あまりなく、紅葉が見れなくなると思います。

その場所で働いているので、当然お客様より地域の情報は詳しいでしょう。
お客様の「欲しい」が もやもやしているなら、それを明確化する。
情報そのものでも良いですし、
自分自身の判断基準を共有するのも良いかも。


場合が変われば 実施内容も変わりますが、
「この位は当然でしょ?」って 言われてもいいかな。

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