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CADDiで成し遂げたい3つの「ポテンシャルの解放」

Uzabase USAのCTOを退任して早3ヶ月、2024年の9月からCADDiで働いています。

CADDiに入社する前は経済情報サービスを提供するUzabaseに在籍し、CTOという立場で経済ニュースメディア「NewsPicks」の開発を約6年間リードしました。またNewsPicks在籍中には東京証券取引所への上場も経験することもできました。
その後、ニューヨークに渡り Uzabase USA CTOとしてSPEEDA EDGE というサービスをゼロから開発、アメリカ市場を開拓すべく奮闘していました。

なぜ、その次のキャリアとしてCADDiを選んだのか。

それはCADDiであれば、3つの「ポテンシャルの解放」を成し遂げられると感じたからです。


CADDi エンジニアリングマネージャー 杉浦正明 (Masaaki Sugiura) シンプレクスにて大手証券会社向けプロジェクトマネージャーを歴任後、Talknote株式会社に取締役CTOとして参画。2014年にユーザベース入社、2016年にNewsPicks 取締役CTOに就任し、事業拡大に貢献。2020年よりUzabase USA CTOとしてSPEEDA Edgeをゼロから開発、ニューヨークに移住しアメリカ市場の開拓に奮闘。 2024年9月にCADDiにジョイン。

日本のITプロダクトのポテンシャルを解放する

日本のIT企業でグローバルで成功している企業はまだ多くはありません。前職のUzabase以外にもメルカリやSmartNews、ビザスクなどの国内の有名スタートアップ企業がアメリカ進出に向けて奮闘していますが、どこもまだ成功しているとは言えない状況が続いています。

なぜでしょうか。
言語の壁があったり、日本独自のニーズや文化に合わせたサービス開発を優先し、グローバルな視点に対応できていないことが要因としてよく言われます。が、個人的には日本IT企業はそもそも自分たちが得意な領域で戦えていないことが一番大きな理由と感じています。

私自身、ニューヨークに3年間住んで感じたのですが、日本のIT企業はアメリカの地においてまったく存在感がありません。

アメリカ人の持っている日本のイメージは「ラーメン・寿司」「ゲーム・アニメ」「車」です。おそらくほとんどのアメリカ人は日本のIT企業のことを知らないはずです。全く知名度がない中でプロダクトを作り、広めていくのは本当に難しい。

「インド人が銀座で寿司屋を開いて人気店にする」と聞いたらどのくらいの難しさを想像するでしょうか。外国の企業が知名度が高く老舗を越える人気店を作ることを想像できますでしょうか。もちろんそれは偉大なチャレンジだと思いますが、寿司屋ではなくカレーなどの他のジャンルの方が勝てる可能性が高いと思えてしまいます。日本のITサービスをアメリカに広めるチャレンジは似たような難しさがあります。

自分たちの得意な領域で戦わなければ、本来持っているポテンシャルを100%発揮することは難しい。日本がアメリカで存在感を放つ領域で戦い、日本のITプロダクトのポテンシャルを解放してグローバルに届けたい。これが自分の中で、次の大きな目標になりました。

そのように考えていた時に、出会ったのが「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げているCADDiでした。

モノづくり産業のポテンシャルを解放する

ニューヨークに住んでいた際、日本の製造業の存在感の高さを感じました。街を走る自動車の三分の一はトヨタ、ホンダなどの日本車です。アメリカにいて最も頻繁に見る日本製品は間違いなく自動車だと思います。
しかし日本の製造業は非効率さとデジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れが大きな課題です。さらに人口減少が深刻化する中で、従来の労働集約的な方法では業務の維持が困難になり生産性が低下しています。
多くの企業が紙ベースの管理や人手に頼る業務フローを未だに採用しており、また、縦割りの組織文化がDX推進の妨げとなっています。
世界で戦えるだけの存在感がある一方、IT/デジタルの力での効率化が求められている。製造業が持つポテンシャルの大きさは、私にとって魅力的に映りました。
最初にCADDiのプロダクトについて話を聞いたとき、これはデザイン業界のFigma、セールスマーケにおけるSalesforceのようなデータのハブのような存在になりうると感じました。製造業におけるコアなデータである図面データを解析し、データを蓄積することで意思決定や業務を効率化しようとしていたからです。データハブを提供することで、現在抱えている問題を解決し、部署をまたぐ意思決定を高速化できるのではないか。大きなポテンシャルを感じました。
現に、CADDi Drawerはローンチから2年を迎え、世界を代表する製造業メーカーから少人数の加工会社までが幅広く活用しています。CADDi DrawerはSaaSのトップクラスのパフォーマンスと言われるT2D3を大幅に超える成長を続けています。

CADDiのミッションである「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」ことを通じて、グローバルで通用するITプロダクトを作り出す。そしてこの成功体験は他の日本のITプロダクトにとってもよい先行事例になるはず。
そう思えたことがCADDiで働きたいと考えた大きな理由です。

日本のエンジニアのポテンシャルを解放する

世界における日本のエンジニアの存在感は、日本のITプロダクト同様にほとんどありません。例えば、アメリカで開催されるITカンファレンスなどに参加すると、日本から参加しているエンジニアの数はとても少ないです。その一方でインド・中国・韓国から参加しているエンジニアはかなり多く勢いを感じます。
日本には優秀でハングリー精神を持ち、グローバル市場を目指すようなエンジニアはいないのでしょうか。
いいえ、少なくともCADDiには優秀なグローバルエンジニアが多くいます。元Sansan CTOの藤倉さんのような過去にグローバルでの開発を経験したエンジニアや、元CTO経験者が多く在籍、また続々とジョインしています。
そして、実はCADDiのエンジニアの20%は外国籍のメンバーです。これはCTOの小橋の影響が大きいでしょう。小橋はApple米国本社で働いていた経験もあるグローバルなエンジニアで、日本国内の優秀な海外国籍メンバーを多く惹きつけてチームを組成していました。
このような優秀なエンジニアの存在に、グローバルプロダクトを目指して開発していく勇気をもらっています。
CADDiのテックチームを、世界を目指すエンジニアの受け皿にしたい。そのためには、技術水準も報酬の水準もグローバル水準まで引き上げる必要があります。アメリカには年収1億円をもらうエンジニアはざらにいます。この報酬水準を実現するためには、世界で売れるプロダクトを作るしかありません。グローバルで戦えるチームを作るという目標。CADDiのプロダクトのポテンシャルと、今のメンバーが力を合わせればこの目標は決して夢ではない。
これもCADDiで働きたいと考えた1つの理由です。

左:CADDi VPoE、元Sansan CTOの藤倉さん、中央:9月入社同期、元Elasticの検索エンジンエキスパートの長谷川さん。右:筆者。日本の優秀なエンジニアが集まっています。

最後に:世界を舞台に一緒に戦いませんか?

この3つの「ポテンシャルの解放」には多くの仲間が必要です。現在も多くの素晴らしいメンバーが集まっていますが、CADDiが今後グローバルで戦うためにはまだまだ足りません。

CADDiのエンジニアは最新の技術とアイデアでグローバルに挑戦するエンジニアチームです。
あなたのスキルと情熱が、次の大きなイノベーションを生み出す原動力です。

世界を変えるプロダクトを一緒に作り、共に成長しませんか?
私たちと一緒に、新しい未来を切り開いていきましょう!

もし少しでも興味をお持ちいただいた方、ぜひ一度カジュアル面談でお話しさせてください。以下のページからお知らせいただけるとうれしいです。


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