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【Episode0-⑬】最初の模試の結果が出ました

50代で幸せな再婚をするまでの
シングルマザーのストーリー
〜結婚時代編~


夫が昼間宅建取得のため学校に通う間、
娘と二人で過ごすのは至福の時間でした。
もちろん0歳児は眠ってる時間も長いですが、夜泣きもしますから24時間生活の中心は娘になります。
そんな生活も私には全く苦になりませんでした。

20代はほぼ一人暮らしをしていたので、
自分自身を養うためには働き続けなければならないという現実に半ば絶望していたため、可愛くて大切な娘と24時間一緒にいられるだけで夜泣きも苦になりませんでした。

それに比べ20代前半はOL後半は屋外広告の仕事をしていましたが、どちらも一日の大半を捧げるには喜びの少い業務でした。
そこで一念発起して当時合格率5%の行政書士の試験を2度受けましたが、
2度とも小論文で落ちてしまい頑張るという気力も枯渇しました。
今の不安定な生活に陥ってしまったツケは、逃げるように結婚してしまった私にもあるのでしょう。

しかしながら娘と違い大人である夫を変えることは、本当に難しいと思わされる出来事が夏を迎える頃起こりました。
10月の本試験前の全国統一模試より前に、
8月から演習テストが始まりました。
私はカリキュラムを把握していたので、
「テストはどうだった?」
と聞いてもほぼ無反応でした。
それでも問い詰めると
「難しくて解けない」との返事。
家では全く勉強していないとはいえ10月の本試験に向け、年始から始動する手厚いコースに通い続けているのだから問題に全く歯がたたないことはないと思っていました。

しかしその考えは甘かった…7割取らなければ合格できない試験なのに3割にも満たない点しか取れていない事が分かりました。
この現況を夫と話し合うと
“家では勉強する気にならない”
と言うので、授業以外の時間は学校の個人スペースで勉強すると言い出しました。
そのため私は朝お弁当を作り学校に行く夫を見送る日々が始まりました。

次回:宅建試験本番前に夫の脅威の事実判明


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