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【Episod2-㊾】私、モンスターペアレントになっちゃいました
50代で幸せな再婚をするまでの
シングルマザーのストーリー
~シングルマザー本章~
娘のピアノレッスンは、結論から言うと
中学生になり勉強と部活が忙しくなり、
中一の発表会で終わりとなりました。
親としても本当に色々な経験を
させてもらいました。
その中でも忘れられない思い出があります
初めての合唱伴奏についてです。
火曜の朝の全体朝会は、
第2週目が音楽朝会でした。
この音楽朝会では各学年が年に1回合唱を
披露します。
この時の伴奏が2年生までは先生が弾くのですが、3年生からは生徒でピアノが弾ける子が担当します。
そう、男の子が足が早いとモテたように
ピアノが上手な女の子はスポットライトが
当たります。
ピアノを弾く娘がいる母親は、
勝手にザワザワします。
そして何人かピアノが上手な子がいて、その中で自ら弾きたいと立候補した子が楽譜をもらって後日音楽の先生の前で弾き、選ばれた子が晴れて朝の朝会で全生徒の前でピアノを披露できる…と思っていました。
もちろん娘も楽譜を貰ってきて、
母親の私と一生懸命練習しました。
少し難しめの曲でしたが、
最後には緩急つけて弾けるようになる
ところまで頑張りました。
そして迎えた選考会の日
夕方学童クラブに迎えにいくまで
結果が気になりソワソワしていた私。
迎えに行って、周りに他の子がいるところでは聞けないので、学童を出たところですぐに伴奏者に選ばれたか聞きました。
すると娘は泣き出したのです
私は“あぁ選ばれなかったんだな”と思い
慰めようとしました
すると娘が言ったのです
「先生の前で弾かせてもらえなかった」
えっ!どういうこと?
最初言ってる意味が分からなかったのですが、その後娘が説明してくれた話によると
「最初から伴奏は百々ちゃんと決まってた」と先生に言われて、
誰もピアノを弾かず終わったとのこと。
なんじゃそりゃーーーーーーー!
猛烈に腹がたちました。
選考方式で立候補した子に楽譜渡したのに?
娘はあんなに頑張ったのに?
弾かせてももらえず終わった?
初めからできレース?
真相を直接聞かずにはいられない心境で、
翌日私は音楽の先生に電話をしました。
平日フルタイムで働いている私は、
学校が始まる8:30と私の会社の始業時間9:00の間の30分間で、
何が何でも説明してもらうつもりでした。
はいっ、もう私完全にモンスターペアレント
分かっていても止められず電話をして、
・何故誰が弾くか決まっていたのに他の子にも楽譜を配ったのか?
・配ったなら始めから決まっていても何故娘のピアノを聞いてもらえなかったのか?
・嘘でも聞いた上で、今回は百々ちゃんに決まりましたと言ってもらえなかったのか?
畳みかけるように質問しました。
そして自分がモンスターペアレントのような行動を取ってることも分かってる、でもあんなに頑張って練習した娘が泣いて帰ってきたら、どうしても先生から真相を聞きたい。
そう多分まくしたてていました。
正直その時先生が何て答えたかは覚えていません。はぐらかされたような心象だけ残ってます。
娘が雨に濡れないように傘を差し掛ける、
だけどその傘から落ちる雫が誰かを濡らしていることに気づかない…
そんな母親だったのかもしれません。
でも私は黙っていられなかった。
ピアノの伴奏の件は、このあと4年〜6年までの3回、あの日楽譜を貰った子が順番に音楽朝会で弾きました。
娘も翌年4年生の時弾いて、私も見学に行きました。
ありふれた
ありふれた
話ですが
娘と私の歴史です。
補足で中学に入ってからのお話。
文化祭がなくクラス対抗で合唱コンクールをする学校でした。
所沢のミューズホールで行われ
伴奏者はグランドピアノを弾きます。
一学年8クラスなので8人の女の子がクラスの合唱の伴奏をする。
そして問題は学年合唱です。
8人の女の子のうち誰が弾くか?
こちらはガチの選考会で毎年決めていました。
娘は中一でピアノレッスン止めてしまったにも関わらず、
3年間選ばれて学年合唱とクラス合唱で
計6曲グランドピアノを弾きました。
ありがとう…
母は親バカです。
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次回:ピアノの話はまだまだ続く、コンクール入賞
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