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与党の過半数割れ・社会保険の改正…できる経営者はどう見てどう動く?
こんにちは!2024年10月27日は衆議院選挙の開票でしたね(^^)
しっかり国民の権利を行使してきた税理士のケンジです
そして結果を見れば与党で過半数を切ってしまいました
自民党は、今後の政権運営が非常に難しくなりますね
さて、どうなることやら
経営者にとっても良かったかも
一方で立憲民主党と国民民主党(偶然にもダブル民主党)が躍進しました
とくに国民民主党は、サラリーマンの手取りを増やすを公約にして、
若年層から氷河期世代の現役世代にハマりました
でもこれって、従業員を雇用する経営者にも朗報なのでは?と思います
だって社会保険料は労使折半なのだから、会社の負担(法定福利費)も減ることにつながりそうです
中小企業であれ、家族経営であれ、従業員を抱える経営者は、今後の流れに注目せざるを得ません
社会保険料の改正で節税対策も終わるかも
さて同時期に、社会保険の改正の動きもありました
具体的には、月給を極限まで減らして、その分を賞与に上乗せすることで、
社会保険料を減らすスキームにメスが入りそうです
賞与の社会保険料の上限を利用したスキームで、社労士がこれで営業を掛けていたようなものですが、お上の目に止まったようです
この改正は、マイクロ法人を利用して社会保険料を圧縮するスキームにも影響があると見られています
税金も社会保険料も、抜け穴が世に広がる頃合いで改正が入るのは常識です
タワマン節税や自販機節税なども、広がると改正されるいたちごっこでした
結局、最後に笑うのは、王道なのかもしれないですね
できる経営者は政治や法改正も経営戦略のうち
経営者であれば、自分の将来像を想像したり、それに向けて経営戦略を考えたりするものです
しかし、曖昧な経営戦略は夢物語だし、荒唐無稽になりがちです
失敗すれば借金だけが残ることにもなるため、慎重さと細かいシミュレーションができるかが重要な要素です
ほとんどの経営者は細かい戦略を立てられませんが、中にはできる人もいて未来を見通しているのかと思うこともあります
そういうできる経営者たちは、普段からさまざまな情報を入手して、政治の動向、国際紛争や戦争、税金や社会保険の改正などから、どう動くべきかを考えています
税理士としてなら何てアドバイスするのかな?
もし自分が税理士として、アドバイスを経営者から求められたら、何ていうのが正解なのでしょうか?
正直なところ、経営には正解がないため難しいですが、しばらくは様子見をアドバイスするような気がします
国民民主党が税制を大きく変える流れを作るかもしれません。そんなときに法人成りを進めるのはリスクがあります
動くとしても、12月の税制調査会から出る税制改正大綱をチェックしてからです
また、社会保険料の改正の可能性がある中で、マイクロ法人スキームや、役員賞与の社会保険料の削減スキームを安易に勧められません
やはり、今は「動(ドゥー)」より「見(ケン)」派かなぁ(ハンターハンターより)
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