お前、浮気してるやろ!
「お前、浮気してるやろ!」
このセリフは現在中1の次男が小5くらいの時に
母のわたしに言い放った
斜め上から発言集のひとコマです。
きのうの「汚部屋の片づけ①クローゼット編」
にまつわる話ですが
当時、ネットショッピングの沼に
はまっていたわたしは
仕事から帰宅し真っ先に
届いたばかりの段ボール箱を開け
鏡の前でニコニコしながら
(たしか鼻歌つき、たぶんMrs.グリーンアップルの青と夏)
グリーンや赤の色違いのスカートを
試着していた時のことでした。
俺は、知ってるんだぞ!
と、言わんばかりの表情を浮かべ
例のセリフ「お前、浮気してるやろ!」と
突然、言い放ったのです。
「そんなわけないやろ~♪」とか
「なんでやねーん!」
次男の顔も見ずふざけて返事をしようとしたところ
3~4m離れた位置で
悲しげに鋭い視線を横目で投げかけ
唇は軽く噛みしめられている
140cmほどの
嫉妬に狂った男が
そこに立っていました。
リアル「笑ってはいけない」状態に
え!マジじゃん(笑)
こみ上げる笑いを必死にこらえながら
ふと、あることを思い出しました。
繊細な次男に普段から
・心に思い浮かんだことは、何を思ってもいい。
・どんな思いも、けしてバカにしない。
なぜ、そのことが心に浮かびあがるのか
困った気持ちが現れたら
一緒に話し合おうと約束していました。
【頭の中では…】
そーだ、約束してたわ(忘れてた)!
でも、ここで笑ってはいけない!
試着しかけの服を持ったまま膝をつきあわせ
次男と真剣に話し合うことにしました。
一緒に思考を整理する
次男の言い分は
・嬉しそうにしているから
・この間バラエティー番組でそういうのを見た
(たぶん〇ンビリーバ〇ーでしょう)
とのこと。
そんなにモテると思うか?!と雑な回答をしたところ
あー終わった、お前やっぱり浮気してる、マジ最悪(# ゚Д゚)
と収集がつかなくなりました。
(ここでも、笑いをこらえるのに必死( ´∀`; ))
そこで、いかに自分がモテないかを
小学生とともに客観的事実をまじえて分析した。
・次男の考えに立証できる根拠があるのか。
・母の年齢はアラフィフであること。
・身長体重は〇〇で、モデル体型にはほど遠いこと。
・年収は〇〇円であること。
・浮気をするにはお金がかかること。
・母の心のキャパは狭く、人にかまう余裕がないこと。
・残業続きの毎日で、物理的に時間がないこと。
・休みの日はほぼ家で寝ていること。
・買った服が、タグが付いたまま保管してあること。
・だらしない性格で、家の片付けができないこと。
それが根拠なら、俺は信じる。
家も片づけられないだらしない性格で
それでも付き合いたいと思うか?
・部屋に散乱する段ボール
・脱ぎ散らかされた服
・クローゼットからはみでる大量の服 などを見ながら
ここで、次男はストンと気持ちが落ちたようで
それなら納得といった表情で
この話は幕を閉じるのでした。
次男の心が、平和になればそれでよし。
片づけられないことが、悪いことばかりではなかった。
むしろ助かった?
まとめ
今は、大量の服が減ったクローゼットを見て
次男とお互いに「前が、どんな状態だったか忘れたなぁ~」と
顔を見合わせて言える状況になりました。
浮気を疑われた原因も
普段はかないスカートが気になったからかもしれません。
その時のスカートは手に取るだけで
次男の表情もリアルに思い出されるのでした。
クローゼットの服を大量に処分して
手持ちの服が以前の5分の1になりましたが
その時のスカートは8月の京都旅行でも大活躍してくれました。
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