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北極クレーマー(シロクマなの?)

私は、私物をできるだけ、猫ものにしようとしていたのだが、弟くんがドンドン柴犬グッズをくれる。犬ものを置いとくと、なんか落ち着かないのだが。ほら、犬って、なんかいつもイソイソしてるから(?)
今日は麺つゆを作りました。今までの砂糖を入れるやつは飽きたので、入れないやつです。まず、みりん100mlを沸かします。でも、100って、少ないよね。2倍量にしました。
『①鍋にみりんを入れて、火をつけます。(強めの中火)②沸いたら火を着けて、アルコールを飛ばします』……ん?「火をつける」が2回? 2回目はつまりフランベみたいなのするの? そんなの怖すぎる。家庭ではやんないでしょう。『③みりん風調味料だと火はつかないかも? もしくは危ない場合は30秒くらい軽く沸かしてください。(沸騰させすぎない)』30秒沸かしました。あとは醤油をみりんと同量入れて、20から30秒煮立たせる。そんで顆粒だし(今回は大さじ2)を入れて、溶けたら完成。冷めたら容器に入れて、冷蔵庫で保存します。希釈して使う。まだ、使ってません。(枕、終わり)
今回の本題は『出雲大社に行った話』です。出雲大社の神様はオオクニヌシだ。またの名をオオモノヌシとも言う(またの名が多い)オオモノヌシは三輪山のヘビだそう。つまり、出雲大社はヘビの神様な訳だ(なんか、違くない?)仏教では大黒天になるはず。何も調べずに書いてるから、ざっくりです。なんか違ってると思うので、興味のある方は、ご自分でお調べあそばして。
私は仏教にすごく傾倒しているが、母はなーんか神さんが好きだ。そもそも母が出雲大社に参りたい、と言うので二人で行くことになった。
私、あちこちの神さんに参りまくるの好きじゃない。んで、考えた。出雲大社は八百万の神が集まるところだ。うちの氏神さんのボスだ。て、ことは浮気じゃない。
私はとりあえず、いつもの氏神さんに「出雲大社に参るので、連絡宜しくお願いします」と、報告した。これは手順として合っているらしい。よく知らんけど。
ツアーは初夏だった。A新聞のバスツアー。私達の後ろには若い夫婦がいた。旦那さんが私の後ろで通路側。行きは早朝だったので、ツアー客はみんなシートを倒して眠っていた。
出雲大社に着くと、雨だった。出雲は「雲が出る」ところだから、雨が多いらしい。
出雲大社は何もかもデカかった。雨はそんなに強くなかったので、傘で充分だった。色々見物した。御神楽もやってたし、花嫁さんも2人見た。これは神さんが歓迎してくれている吉祥らしい。博物館も行った。帰りはワイナリーに寄ってくれたので、お土産を買って、私は試飲のワインを飲んだくれた。酒が好きなんです。最高やん。
そのあとは石見銀山に行った。バスの全員がバスから降りても、後ろの夫婦は座ったままだったので、なんかおかしいな、と思った。さっき、シートを後ろから殴られたような気がしたし。
石見銀山も雨で、でも緑が深くて、綺麗なところだった。銀山は取材も兼ねている。母は閉所が怖いので嫌がったが、なんとか見学できた。「マムシが出ます」的な看板が各所にあったが、マムシには出くわさなかった。バスに戻った。
ところが私がくつろいでいるとツアーコンダクター的なA新聞の人が来て「あなた、座席を倒し過ぎてるかな〜」と、言って、私のシートを直立させた。後ろの旦那さんがクレームしたようだ。なんか、イライラしている。奥さんに無理矢理連れて来られたから、なんかなのかも。
A新聞……私達と夫婦の席替えするとか、夫婦を一番前に席替えさせるとか、なんか方法ないか?
バスは満席だったから、私だけが変な我慢をすることになった。私だけシート直立で、他の客はシートを最大限倒して、全員寝ていた。
服が濡れていたので、冷房で凍えそうだった。母は山登りしてたから、登山用シャツを着ていて、服はもう乾いていた。座席倒して安眠してる。
サービスエリアに寄ったところで、やっと着替えることができた。でも、シートは直立。
これは、あれだ。オオクニヌシは一回の参拝は歓迎してくれたが、2回3回は来なくていい、と言っているんだな。地元に着いて、自分の車で家に帰ることになった。母が「こういう時はいろんなところに寄りまくって帰った方がいい」と、言う。後ろの旦那さんが家まで調べて、後々面倒になる、ということも考えられるからだ。平安人みたいに方違えして、帰った。
母には「次は来なくていいってことだよ」と、伝えた。でも、母は神さんが好きなんだよね。自分が酷い目に遭ったわけじゃないから、人の話きいてない。地元の出雲分社に通うようになった。
ある日、出雲分社の駐車場で脱輪して、神社に電話を借りて、私に電話してきた。迎えに行って、JAFを呼んだ。お金も携帯も持っていなかったらしい。さすがに、その後はお参りをひかえている。
母の神さん好きのせいで、私は他にもえらい目に遭っている。私が影も形もない大昔、母が高校生の頃だ。ばあちゃんと一緒に有名なお稲荷さんに通っていた。あるとき、ばあちゃんが正座したまま、前の方にぽんぽーんと、跳ねていった。母は「お母さん、どうして前に行くの?」と、尋ねた。ばあちゃんは「わかんない」と、答えた。宮司さんは(おばあさんだった)「それは、お母さんが神さんに特別に好かれているからだよ」と、教えてくれた。
でも、そんだけ好かれて通い込んだのに、2人はいつ頃からか、お稲荷さん熱が冷めてしまう。
何年も経った(神さんの時間感覚は人間と違うのだろう)んで、私が大学の四年生の秋、トーシツ(糖質ではなく、統合失調症)になった。「竜神」と名乗る子どもの声に追い回された。私は病院へ行って、薬をもらい、幻聴は遠ざかった。卒業もできた(と、いうより卒業したいがために現実に戻れた)トーシツの話はそのうち詳しく、するかもしれないし、しないかもしれない。
科学的には理解できるけど、体験すると不思議な病気だった。トーシツは未だ謎が多い。脳内麻薬のドーパミンが増えると幻聴が起こるらしいが、ドーパミンが分泌されるとなんで「竜神君」がごちゃごちゃ言い始めるのか、因果関係が納得できない。色々調べたがわからん。滅茶苦茶なことも言うけど、たまに私が知らない事実も言う。さておき。
スピ的な考えの人は「それはキツネだよ」と、みんな言う。昔から、そう言うよね。たぶん、私の代でお参りに行ってないから、向こうから来たんだ。でも、お稲荷さんはあまり……はっきり言って怖い。私がヘビや龍が好きだから「竜神」だと名乗ったのだろう。
まあ、正解なんて、わからん。
今回のタイトルは「極○」にしようと思ったけど、(ゴクドーくん、ではない)思想性が強すぎるから、やめた。可愛くしてみました♡