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びんぼうさんの「足りないマインド」から金もちさんの「たっぷりあるマインド」へ変換する方法
「足りないマインド」の反対は「たっぷりあるマインド」
「足りないマインド」とは、「あれも足りない、これも足りない」と不足を感じる心の状態を指します。
その反対に、「たっぷりあるマインド」は、
「すでに十分にある」と考える心の姿勢を指します。
これを、スティーブン・コヴィー博士は**Abundance Mentality(アバンダンスメンタリティー)**と呼んでいます。
「abundance」とは、「大量、豊富、たっぷりある」という意味。
ほんの少しあるという程度ではなく、溢れるほど十分にある感覚を表しています。
日本語では「豊かさマインド」と訳されることもありますが、私自身はこれを「たっぷりあるマインド」と表現するのがしっくりきます。
この心の持ちようがあると、たとえ物質的なものやお金が少なかったとしても、
「十分ある、大丈夫」
と思えるようになります。
それは外的な状況に左右されるのではなく、内面的な安心感から湧き上がるものだから。
このマインドを持つと、物事を長期的な視点で見ることができます。
一方、「足りないマインド」を持つ人は、
「これを手放したら後で困るかもしれない」
と不安を感じて、使わない物を捨てることができない。
でも、「たっぷりあるマインド」を持つ人は、
「捨てても必要なときには、必要なものが巡ってくる」
と信じるので、不用品を安心して処分できます。
この結果、余計なコストを省くことができ、金銭的にもゆとりが生まれるのです。
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また、「たっぷりあるマインド」を持つことで、人の成功や幸せに対しても寛容になれます。
同僚が昇進したり、友人が結婚したりしても、
「自分の幸せが減るわけではない」
と受け止めることができます。
これは、「すべてを奪い合う」というような競争的な視点ではなくて、
「必要なものはすべて十分にある」
という視点で物事を捉えられるからです。
では、「足りないマインド」を「たっぷりあるマインド」に切り替えるにはどうすればいいのでしょうか?
その方法は意外とシンプルです。
まず、自分の思考に気づくこと。
「あれが足りない」
と感じたとき、
「でも、本当に足りないのだろうか?」
と自分に問いかけてみてください。
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私自身も、この「たっぷりあるマインド」を意識するために、以下のポイントを日常生活で心がけています。
慣れるまでは「足りないマインド」に引っ張られることもありますが、意識的に視点を切り替えることで、日々の暮らしが豊かで楽しいものになるのを感じています。
では、順に見ていきましょう。
日常の思考のクセを見直す
他人と自分を比較するのをやめる、感謝ノートをつけるなど、自分の思考のクセを見直し、意識的に矯正していきましょう。
かつての私も「足りないマインド」にとらわれていたんです。
お祝いの言葉をもらっても
「でも、まだこれが足りない」
「あれを持っていない」
と嘆いてばかりでした。
でも、ミニマルライフを始めてから次第に
「足りている感覚」
を持てるようになり、日々少しずつ改善しています。
「言葉の力」は大きいものです。
「たっぷりあるマインド」を育てたいなら、貧乏自慢や病弱自慢、不幸自慢といったネガティブな言葉を意識的に減らしていきましょう。
「たっぷりあるマインド」を持つ人は、他人と有限の資源を奪い合う考え方をしません。
例えば、誰かが大きな利益を得ても、
「自分の分がなくなるわけではない」
と考えることができます。
同様に、ボーナスが出ない年があったとしても、
「それは自分の内面的な豊かさには影響しないし、将来的に状況が変わる可能性もある」
と捉えられるのです。
では、「足りないマインド」を「たっぷりあるマインド」に切り替えるにはどうすればいいのでしょうか?
その方法は意外とシンプルです。
まず、自分の思考に気づくこと。
「あれが足りない」
と感じたとき、
「でも、本当に足りないのだろうか?」
と自分に問いかけてみてください。
私自身も、この「たっぷりあるマインド」を意識するために、以下のポイントを日常生活で心がけています。
慣れるまでは「足りないマインド」に引っ張られることもありますが、意識的に視点を切り替えることで、日々の暮らしが豊かで楽しいものになるのを感じています。
断捨離を始めよう
私たちの生活には、気づかないうちに物があふれています。
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断捨離を実践してみると、自分がどれだけ多くのものを抱えているのかが明確に見えてきます。
これは、物理的なものだけに限りません。
日々のタスクや膨大な情報量も同じです。
これらを整理することで、時間や心の余裕を生み出せます。
「時間がない」と感じる人の多くは、実際にはすでに多くのことをこなしているためにそう感じているのです。
スケジュールを見直してみると、意外と重要でないことに時間を割いていることに気づくかもしれません。
そのような行動を思い切ってカットすれば、本当にやりたいことに集中できる時間が増えます。
たとえば、洋服を買うのが好きな人なら、クローゼットを開けたときに、すでに服がたくさんあることに驚くはずです!
それだけのお金や時間を使っているという現実も見えてきます。
まずは自分の持ち物や時間の使い方を一度見直してみましょう。
「足りない」から「たっぷりある」への言葉の変換練習
物事には必ず二面性があります。
表があれば裏があるように、「足りない」という感覚もまた一つの側面にすぎません。
その裏には、実は「たっぷりある」という状態が隠れています。
次に「足りない」と感じたときは、意識的にその思いを「たっぷりある」という視点に言い換えてみましょう。
たとえば…
•お金が足りない → 「必要なものはすでに揃っている。だから今は特にお金が要らないのでは?」
•◯◯がない、困った → 「これは新しい工夫を試すチャンスだ。」
•失敗してしまった → 「失敗なんて存在しない。それは次につながる学びやチャンスだ。」
最初はうまく言い換えられないこともあるかもしれません。
でも、繰り返し練習していくうちに、「たっぷりある」マインドが自然と身についてきます。
大切なのは、「言い換えよう」という意識を持ち続けること。少しずつ、前向きな思考を習慣化していきましょう。
マスメディアに触れる時間を減らす
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのマスメディアは、多かれ少なかれ
「あなたにはこれが足りないから、これを買いなさい」
「このサービスを利用しなさい」
といったメッセージを発信しています。
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「たっぷりあるマインド」を育てようとしているときに、何度も「足りない」と言われると、せっかくの努力が台無しになりかねません。
そのため、こういったメディアに触れる時間を意識的に減らしましょう。
無駄遣いを防ぐために情報を次の3つに分けることをおすすめします。
1. 買い物を促す情報
2. ニュートラルな情報
3. 買い物を戒める情報
この中で「買い物を促す情報」は、「あなたには足りない」と感じさせるものが多いため、避けたほうが良いでしょう。
特にショップのメルマガなどは、カットするのが賢明。
また、一見ためになりそうな自己啓発セミナーも注意が必要です。
こうしたセミナーでは、
「今のままでは不十分」
「もっと努力しなさい」
といったメッセージを受けることが多く、結果として「足りないマインド」を強めてしまう恐れがあります。
「たっぷりあるマインド」を持つ人には、すでに「何があっても大丈夫」という心の余裕があるので、自己啓発セミナーは不要なのです。
人の弱みに付け込むようなセミナーやセラピーには、特に警戒してください。
「足りない」ではなく「持っているもの」に目を向ける大切さ
人と話すとき、つい「足りないもの」について話してしまうことはありませんか?
でも、代わりに「すでにあるもの」に目を向けて話してみてください。
例えば、大学入試の結果を話すとき、
「第一志望には落ちたんだ」
と言う代わりに、
「高校を無事に卒業して、18歳になった。こんなに健康に育ててくれてありがたい」
と話してみましょう。
また、友人と近況を話すときには、
「最近、何かいいことあった? 私はこんな面白い本を読んだよ」
とポジティブな話題で会話を始めてみてください。
実は、日常には特別なことがなくても素敵なことがたくさんあります。
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• 雨上がりに虹を見た
• ご飯がふっくら美味しく炊けた
• 茶柱が立った
• 昨夜ぐっすり眠れた
こうした小さな「幸せ」に気づけるだけで、毎日がもっと豊かになります。
多くの人は、例えばキャンプの後、
「隣のテントのいびきで寝られなかった」
「蚊に刺されまくった」
といったネガティブな話題から始めがちです。
でも、キャンプで満天の星空や美味しい空気を楽しめたなら、それだけで充分幸せなのではないでしょうか?
「足りない部分」に焦点を当てるクセ――
「足りないマインド」は、せっかくの楽しい経験をもったいないものにしてしまいます。
もちろん、「良かったこと」ばかり話すのが照れくさいと感じたり、人間的な深みがないと思われるのを心配する人もいるかもしれません。
ですが、「足りないマインド」にとらわれる方が、もっと大きなリスクです。
会話のすべてをポジティブな話題にする必要はありませんが、せめて最初の話題くらいは、良かったことや、すでに持っているものに目を向けてみてはいかがでしょうか?
もちろん、不満や愚痴、人の悪口は控えるのがベストです。
「足りないマインド」から抜け出すヒント
• 他人と自分を比べない
• 感謝ノートを書いてみる
• 貧乏自慢、病弱自慢、不幸自慢をやめる
こうした行動が、「足りないマインド」を手放し、「たくさんあるマインド」に切り替える助けになります。
私自身も、かつては「足りないマインド」にとらわれていました。
誰かが祝福の言葉をくれても、「でも、これが足りない」と応えてしまうことが多かったのです。
でも、ミニマルライフを取り入れる中で、「すでにあるもの」に感謝できるようになりました。
今でも時折「足りないマインド」に傾きそうになりますが、言葉を選びながら意識的に矯正しています。
あなたも、今日から「持っているもの」を話題にする習慣を取り入れてみませんか?