リアコは不毛
人類皆オタク時代。
アイドルだろうがアニメキャラだろうが歌手だろうがスポーツ選手だろうが画家だろうが家族だろうが、またそれが人だろうが人外の抽象物だろうが、誰にでも‘良い’と感じるものがあると思います。そしてそれを日常の中の彩りとして楽しんでいるのではないでしょうか。
当然私にも推しがいるんですね。
私のこれまでの推しは、嵐、山口百恵、沢田研二、東京03、空気階段…そして、今は伏せますが現在の[推し]が存在します。
※他と差別化するために[]の括弧を用いた場合のみ、現在の私の最推しを指します。恥ずかしいし本人にバレたくないので隠させてください🙏
挙げた人たちはもちろん今も大好きで、嫌いになったから推し活を辞めたわけでは断じてありません。ただ、今の自分が1番好きな人を推す上で、優先順位が下がっただけ、と考えてください。
中でも嵐さんはもう人生の半分以上推してるから、私にとってあまりにも特別で、今後も好きであり続けることは揺らぎません。
そんな私ですが、たしか中学生くらいのときから嵐ファンの界隈でのネット巡回をしていました。主にX(Twitter)ですね。そこでは私は、まだ幼く、ネットを過度に恐れていたこともあり、他のファンの人と交流したり自主的に呟いたりすることはありませんでした。ただただ、情報を得るため、また、他のオタクの感情の吐き出しを見て共感するために利用していました。
ただやっぱりXって今もそうですけど、昔から怖い人はいましたよね〜。誰でも気軽に発信できるのは魅力だけど、人間関係を営む上での醜さみたいなものが垣間見えることがあるというか、人間のおぞましい部分がスライムのように漏れ出てる感というか。まあそれと自分の中でうまく折り合いをつけて付き合っていくことでネットリテラシーを育んでこれた気がしてます。
本題に入りますと、オタク界隈ではたくさんの専門用語で各々のTwitter上での立ち位置を示します。
自担、DD、箱推し、同担拒否、アンリー、担降り…いろんな言葉が存在します。
その中で見つけた「リアコ」。最初は意味が分かりませんでしたが、当時のお友達が教えてくれました。これは「リアルで恋してる」ことを指すと。いや〜驚きましたね。そんな概念があるのかと。
私は結局小学生のから今まで、嵐さんにはリアコをしたことがありません。歳が離れすぎてるせいか?恋愛とは愛の種類が違う?
いえ、私にとって嵐さんがあまりにも遠い存在だからです。
私は人生で2度、嵐さんに会ったことがあります。どちらもファンクラブ会員のみ申し込める音楽ライブと、後輩さんとコラボしておこなうバラエティのような内容のライブです。どちらも2階席とスタンド席という、遠目からの参戦でした。そりゃあライブ自体はめちゃくちゃ楽しくて大満足ですけど、嵐さんとお近付きになる感覚は皆無ですよ。向こうは毎日バンバンテレビに出てるような、雲の上の存在ですし。だから、わたしにとって偶像だったから、リアコにはならなかったんです。
そんな私がいま、ちゃんとリアコ勢となっています。お2人で活動されてるので[推し①]と[推し②]がいて、そのどちらにもリアコしてます。するならどっちか選べばいいのに、選べない図々しさを持っています。
その[推し]の良さについては、長くなるので今度書かせてください。
本題のリアコについてなんですけど、今わたしはリアコしてることに自覚的で、且つ辞めたいと思っています。
何故なら、あまりにも不毛だからです。私がどんなに[推し]のことが好きでも本人に届くことはないし、この恋が実ることは5000000%ありません。なのに、好きなんですよ。どうしようもなく。
リアコをする人の心理的にはそれぞれの事情があるんでしょうが、私の場合は本来なら恋人に注ぐ愛を[推し]に注いでしまっています。そこで持てる愛のすべてを使ってしまって、現実の恋愛ができずに、現実の私はずっと満たされない感じになってる気がします。負のスパイラルです。
現実で恋人がいないからその寂しさを推しで埋める
↓
推しの魅力に沼る
↓
目の前の人物と推しを比べてしまう
↓
恋人を作ろうという気になれない
↓
現実で恋人がいないからその寂しさを推しで埋める
↓
無限ループ…
あまりにも虚しく、感情の使い道を誤っている。不毛だ。辞めたいよ〜。でも[推し]があまりに好きすぎて辞められよ〜😭といった具合です。
かといって「リアルで私を認識して!!私と結婚して!!」といった害悪さは持たぬように、変な行動は起こさないことを誓っております。界隈の治安が悪くなるのでね。安心してくださいね。
まあこれが私のリアコ観ですね。とにかく推しのことが好きになって、目の前の人に使うべき愛情を空に散らしてる。まあ目の前に好きな人がいるわけでもないんですど。彼氏…どんな感じなんでしょうね。いたら楽しいんだろうな〜。あまりに縁遠い話ですけど笑
では、次はそのいまのわたしの[推し]について、紹介させていただきます。紹介というかライブを見て感情が爆発してるので吐露させてください。
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