見出し画像

【Designship2023】を通してデザイナーとして感じた事をつらつらと書いてみる。

どうも!MoQupの原田です!
今日は雑記。9月30日と10月1日に行われた【Designship2023】について思ったことを書いてみます。

つらつらと思ったことを書いてみます。


今回の【designship2023】は前年と大きくコンセプトを変えていて、とても面白い試みだったなと感心してしまいました。

物語の力で「デザイン」の壁を超える(2022)

というコンセプトから、

広がりすぎたデザインを、接続する。(2023)

へと変わっていて、セッションの内容もデザイナー目線の物が多かった「Designship2022」と比べて、幅ひろい業種や業界からのスピーカーの方ばかりでした。

医療やAI、政策や自治体、障害者に向けたインクルーシブデザインの話など、多岐にわたっていて、これからのデザインの広がりを感じさせるのには凄く良いイベントでした。

「デザイナー」と「非デザイナー」を接続していく事がこれからのデザイナーに求められているという、デザイナーの重要性がますます高まる事を伝えたかったのかなと、終始感じました。

・「エンジニアリング」と「デザイン」の接続
・「医療」と「デザイン」の接続
・「行政」と「デザイン」の接続
・「今」と「未来」の接続

デザイナーはどんな業界でも、どんな人とも、どんな事でも「何か」と接続できる職業ですが、それ故に自分がどんなデザイナーになっていけばいいのか?、何と何をつなぐことが出来るか?という、個人で出来る事の範囲が広すぎて、デザイナーとしての自分を考えさせてくれる良い機会でした。

初日のオープニングスピーカーだった佐藤卓さんは、日本のデザインの概念を変える必要があると言っていましたが、下の図は非常に納得感のあるものでした。

今までの日本ではデザインが芸術の様な立ち位置でとらえられていた。
デザインが「人」と「それ以外の何か」をつないでいく

今までの日本では、「芸術」や「化学」などと同じように「デザイン」が一つの学問としてとらえられている事が多く、敷居が高いものでした。「デザイン思考」や「UX」という概念は輸入されたものの、まだまだ海外の「デザイン」的な思考には追い付いていません。

これが日本経済に元気がない理由なのかもしれません。
(体感値ですがおそらく間違いないと思ってますね)

アメリカのデザイン教育では、相手を理解するコミニュケーション能力と自身の問題解決策を説明するプレゼンテーションも含まれているというのがあって、クリエイティブな考えに加えて、異なるバックグラウンドを持つ人々の考え方を理解する能力が必要とされています。

その過程でビジネスの様々な局面において、デザイン的考え方が重要とされてきている事が、デザイナーがやる事の広がりに直結していると思っています。

まとめ


日本人の持つ、デザインに対する概念を変えていくというリーダーシップを持った啓蒙的なイベントでしたが、是非デザインを「難しい」と思っている人たちに聞いてほしいです。

みんな、「○○したくね?」とか「○○おもしろそうじゃない?」みたいに純粋な願いの元、それをかなえるために「デザイン」が必要だった方が多かったので、良い刺激になるのではないでしょうか?

内容的には、もっとデザイナーに寄せた実体験や思考などもっと深い所まで話してほしい部分はありましたが、これだけ大きくコンセプトを変えているので来年からブラッシュアップされていくことを願っています。

来年も参加させてもらいます!

興味深かった各セッションでのまとめは、

【DesignShip2023】佐藤卓さんの講演からデザインの自由・不自由について考えてみる。

【DesignShip2023】マーティン・ブラウンさんの講演から「少し未来」のビジョンをデザインする事を考える。

でまとめていますので、是非興味があればご覧ください!

また次の記事でお会いしましょう!

皆様の良きデザインライフを!!

いいなと思ったら応援しよう!