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45歳 子宮頚がん記録6 【円錐切除】

前回の続き

はじめに。
子宮頸がんと一言で言っても、種類があったり、段階があったり、その人の状況、立場などによって、捉え方は様々だと思います。
ですが、このnoteは、あくまで私視点からの記録となります事を、ご了承ください。ふざけてる節がありますが、根がふざけてるのでワザとではないです(謝)


年が明けて、1月7日。
子宮頸部円錐切除術をするため、1泊2日の入院となった。子宮頸部(子宮の入口)にある病変部分を取って、切り取った部分を病理診断することとなる。

7日0時になったら、手術終了4時間後の20時頃まで飲食は一切禁止。
20時間も飲み食い出来ないだと?!死んでしまうではないか!(死なない)

なので6日の夕飯に、高カロリーでスタミナのつくものを食べようとw家族でひつまぶしを食べに行った。美味しかったw(落ちない食欲w)

うな重より、ひつまぶし派です。

7日朝10時、入院。
4人部屋だったが窓際で気分が良かった。

手術着に着替え、手術前に点滴の管を入れた。腕が地味に痛いし、煩わしいので不快だった。そんな時は寝るに限るwお昼寝大好き人間なので、手術を待つまでの間寝て、13時過ぎ手術の時間に。

看護師さんが来て「歩いて行けるよね、でもベッドでそのまま運ぼうか」(なぜそうなったのか不明)と、ベッドに寝たまま手術室まで移動となった。

ベッドで寝たままゴロゴロと移動。えw何これwww楽しいwww

わ「なんか寝たまま移動するの不思議な感じぃwwアトラクションみたいで楽しいぃwww」

旦那と息子が、やれやれといった様子で付き添いで来てくれていた。

手術室の手前で、家族とはお別れ。
「いってらっしゃーい頑張ってねー!」と見送られ、手術室に入る。

うおおおおおおお!めっちゃ手術室wwwテレビとかで見る感じのw手術室やあああああ!またしてもテンションが上がるw

手術台に乗り、心電図やらなんやらの装置を装着する。もう、先生たちに言われるまま、されるがまま。もう、いよいよ手術なんだなと、実感する。

先「T子さん、スゴイ度胸あるね!心拍数も脈拍も、ぜんぜん乱れてない。平常時だよ!緊張とかしないの?!」
わ「いやいやw緊張ってよりも、もう自分がwwwwまな板の豚って気分でwwwおかしくておかしくてwwwwずっと面白いんですw」

わ「他の方とか緊張されるんですか?」
先「人によっては、脈拍も心拍も上がる人いるよー」

私…楽しんでて、ごめんなさいww

硬膜外麻酔(腰からの麻酔)のため、背中から針を刺す。痛いかなと不安だったけど、なんてことなかった。

それよりも…針を刺すために「背中を丸めてください」と言われ、体を丸める自分がチャーシューになった気分でwwwずっとおかしかったwwww

麻酔が効いてきて、だんだん足が動かなくなる。
「すごごごいいい!動かせなーい!すごーい!」
右足の次に、左足も動かせなくなった。

ずっと笑ってたけど、よくよく見たら、手術室にはたくさんの先生とか看護師さんとかが、準備をしてくれていて

(ああ、ここにいる人達は、私なんかよりも沢山の勉強をして来て、人の命を救うために、こうして今、私の前にいてくれてるのか…)

そう思ったら、感謝の気持ちが湧いてきた。

先「T子さん、手術中寝たかったですよね?眠くなる点滴入れますね」

わ「はい、私なんかのために…皆さんありがとうございます…」
と、伝えたつもりだったけど、もうそれが寝た後だったのか寝る前だったのかは記憶にない。

目が覚めると、病室だった。

ちょっと記憶が曖昧で、それが何時ごろだったのかはわからないけど、外はもう暗かった。たしか、看護師さんが来てくれて、様子を伺ってくれて、なんかしてくれたはず。覚えがないw手術した所が痛むとか、そういうのは特になかった。面会時間は過ぎていたので、家族はもういなかった。

そして、夕食となった。体を起こしてはいけないので、寝たまま食べられるよう、おにぎりと、おかずが串刺しになっていた。お陰で食べやすく、お腹も空いていたので、美味しかった。

串刺しのハンバーグw

そして、すぐ寝たw

翌朝、主治医の診察。私の病変範囲は広かったらしく、大きく切除したから、出血が多かったのだそう。しばらく出血も続くだろうけど、あまりにも酷かったら、すぐに来るようにと言われた。

病理診断の結果は1週間後だ。そこで、次の手術の全てが決まる。

先生は私に「T子さんのお子さんは男の子だけど、ぜひお友達のお子さんに女の子がいたらワクチンを勧めてほしい。」と言った。(その話はまた別に書きます)

支払い額【59,630円】

たった1泊2日の入院だったが、感想は
「布団硬くて、腰いてぇえええなwwww」だった。次の入院に控え、抱き枕を注文した。

退院した翌日は、少し頭痛がしたが、特にひどい出血もなく、翌々日には仕事にも復帰した。

円錐切除術は、子宮頸癌の検査で【高度異形成】と診断された場合、この手術だけで完了!となる人も多いそうだ。私自身は、この円錐切除術は、大した痛みも無く、体に負担も無かった。

きちんと検査さえしていれば、この手術だけで完了となる場合もあるので、皆さんには「子宮頸がん検診」に行って欲しい!ここで、完治!と言ってもらえるなら、ほんと良いなと思う!

ただ、いろいろなパターンがあって私の友人は【中度異形成】の段階で、子宮全摘を勧められて、取ることになった子がいる。

検診は、子宮頸がんを早期発見は出来ても、子宮頸がんになることを防ぐことは出来ない。防ぐことが出来るのはHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンだけ。そこも、知っておいてもらいたい。

夕飯に比べると質素な朝食w

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