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45歳 子宮頚がん記録【番外編:私の中の思考】

noteを読んでくださってる方々、ありがとうございます。このnoteを書いてから、SNSのDMに感想を送ってくださる方々がいらっしゃいました。

このnoteが、子宮頚がん検診へ行くきっかけになったり、今現在、子宮頚がん検診で異形成と言われた方への、心構えや励ましになってるそうで、その事を嬉しく思います!

中には、ご自身の経験をお話ししてくれて、励ましてくださる方もいらっしゃいました。

おかんさんのポジティブな考え方を見習いたいです。という声もいただきました。

今回は、番外編。私の子宮頚がんに関する考え方を書きたいと思います。あくまで!専門知識のない!私個人の考え方です。間違った考えを書いてるかも知れませんが、ご理解ください。

このnoteでも書いている通り、私は子宮頚がん検診にひっかかった時も、精密検査の結果が出る前も、割とあっけらかんと過ごしていました。

そのように過ごせていた理由はいくつかありますが、その最大の理由が、子宮という存在に対する私の認識が大きいと思います。

私にとっての子宮は、受精卵が子宮内膜に着床し、細胞分裂をして赤ちゃんが成長する場所。それ以上でも、それ以下でもないもの。という事は、今後子供を望んでいない私の人生にとって、不要な臓器。という認識だった事が大きいかと思います。

卵巣については、今回はありがたい事に温存出来ることになりましたが、当初先生からは、取ると言われていました。

卵巣に対する私の認識は、女性ホルモンを分泌する場所。今現在45歳の私は、本来であればまだ機能しているはずの臓器で、取ることは支障が生じます。ただ、いずれは閉経し機能しなくなるのであれば、そこまで摘出する事が怖い臓器ではない。という、認識でした。

先生からも、卵巣を取ると骨粗鬆症や高血圧などになりやすいけど、ホルモン補充療法をすれば大丈夫だから、5年くらいはしていきましょうねと言われていました。

子宮や卵巣は女性の証!と、考える人もいると思います。でも、私はそんなに女性という性に強いこだわりもなく、それらが無くなっても、私と言う人間性には、なんら影響がないという考えで、卵巣を残す事よりも、今回の手術で癌のリスクを少しでも私から消し去りたい!という思いの方が強く、子宮でも卵巣でもさっさと取ってくれぇえええ!と思っていました。

子宮は要らないもの。
卵巣はいずれ機能しなくなり、ホルモンを補充すれば補えるもの。

自分の人生に必要な臓器なのか、替えがきく臓器なのか、そこが大事なポイント。その考え方がポジティブと言われれば、そうなのかもしれませんが、私にとっては自然な考えでした。

でも、私がまだ子供を欲しいと強く思っていたら、子宮はとても大切。子宮頚がんの発見はとても辛かったと思います。

そんな私ですが、されど癌です。何も思わないわけがありません。不安に思う事はありました。

子宮頚がんは扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)というものと、腺癌(せんがん)というもがあり、私は転移しやすいと言われている腺癌だったこと。
子宮頸部の円錐切除手術(この話はまた後日)した部分から、浸潤癌が見つかった場合、リンパ節も取ると言われた事、その場合、排尿機能に障害が出るかもと言われた事です。

リンパ節はこれからの人生にも必要で、替えのきかない存在ですから、言われた時は怖いと思いましたし、排尿機能障害も不安でした。(リンパも温存出来ることになりました!)

不安なことがあると、色々調べたくなりますよね。私はもともと気になる事は徹底的に調べるタイプの人間で、本来の私なら子宮頚がんの事も、リンパ節を取る事も、排尿機能障害も、もしも転移がしていた場合も、抗がん剤治療も、色んな情報を調べたと思います。

でも、今回はそれを極力しませんでした。それは昔から仲の良い友達が

「お前は何も見るなwwww」

と、言ってくれたからです。
(その友人も数年前に子宮頚がんで子宮摘出)

私は本来ネガティブで、悪い情報を手に入れては物事を悪い方に考えて、ギャーギャー騒ぐ癖がありますw その事を知っている友達が何も見るなと、事前に注意してくれたんです。癌について何か見ようとしたら、友達から言われた、その言葉を思い出して、見るのを止めるようにしました。

それに、私自身、すでに癌になっているのに、他人の癌について調べてみた所で、人は人。私とは違うわけで、状況が良くなるわけでもないし、先生にお任せするしかない。何よりストレスは癌に良くない。何かを調べて、不安になって、わざわざ癌に良くないストレスを溜めるのは本末転倒。

不安を感じたり、悪い事を考え出した時は…

なっちまったもんは!
しゃーないwwwwしゃーないww
なるようになる\(^o^)/
今見つけただけラッキー!ラッキー!
ラッコがコンコンコーン!
(ラッキー池田どこ行ったw)

そう頭で唱えて、不安な思考を掻き消すようにしていました。

子供の頃からすぐバカな事を思いついちゃって、ついふざけちゃう、おバカな私wwwそんな自分自身に、救われた部分もあります。(直らないw)

なんか、悔しかったんです!癌で不安になる自分は、癌に負ける気がして!

ふざけてやる!癌のことなんて、ふざけ倒してやる!wクソ癌め!この私の、おふざけパワーをお見舞いしてやるっ!とw(なんの戦いw)

あと、これは不謹慎と思われるかもしれませんが、私は絶対!どうしても生きたい!みたいな感情がそこまで無い人間です。一番の気掛かりといえば、息子の存在ですが、それも、もしも私に万が一の事があっても

信頼している旦那がいて、息子もそれなりに良い子に育ってくれてるし、きっとこれからも良い子に育ってくれるだろう。あの子の成長に、私がいなくなろうとも、そこまで不安はない。

というのもありました。そう思える家族がいる事を、私は有難い事だと思っています。

あと、地味に推しの存在も大きかったです!

私は乃木坂46のファンで、年に数回LIVEにも行っています。2025年も乃木坂のLIVEに行くぞー!と張り切っていたので、おいおい、わいw癌なんかになってる場合じゃねぇぞwwww推しは推せる時に推さなくては!と思った自分がいましたw

そして!オタとして、推しにも!
「子宮頚がん検診してね!」ってwww
伝えなくてはいけないという謎の強い使命感www(CDを沢山買うと、推しとオンラインで話せるので、今度伝えたいと思ってますw)

他にも、子宮を取ることに対してフォロワーさんから言われた

「女の子のうさぎさんと一緒だね」という言葉。
(メスのうさぎさんは、高確率で子宮がんになるため、子宮摘出する子が多い)

その言葉に、子宮を取る事は、大好きなうさぎさんに近づくような気がして、私をポジティブにしてくれました。(うさ飼いにしか通用しないw)

私の思考が、誰かの参考になるかはわかりませんがw それら色々があって、子宮頚がんに対して強くいられたというのが、私がポジティブに見えた理由かと思います。

別の病気だったら、考え方も異なってくるし、心臓関係とかだったら、私も怖くて震えると思います。

大変長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとう!

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