適当閑談 〜エロ本探しの旅編〜
最近忘れやすくなったので、日記とは別に文章を残そうと思った。
批評をするつもりもないので、エッセイ系は主観が多いけど許してほしい。
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成人向けコンテンツはデジタルに楽しむことが当たり前になってしばらくが経って、今は令和。もう紙やビデオテープで楽しんだ時代があったことを成人なりたてな方たちは信じられないはず。とはいえ、かつては確かにそういう時代があって、でも居酒屋で話すような文字に起こすのも微妙な話題。なんとなく当時の楽しい思い出を忘れないように書いてみる。なお女性はブラウザバックして大丈夫。今となっては随分昔の話で、時効だと思う。
自分が少年の頃、もちろんスマホなんてなかったし、喉から手が出るほど欲しかった成人向け知識は大体の人が親兄弟のおこぼれをしれっと入手するか、友だちから借りて〜が多いと思う。
その一方ですけべ野郎のレッテルを貼られるのも癪なので、あんまりオープンに話すことでもなかった。
親兄弟や友だちが多くない人はどうやって入手したかというとコンビニで立ち読みするんだけどそうすると所有欲が満たせない。というか独占欲みたいな感じかもしれない。んでもってどうするかというと、「落ちてる or 捨ててあるエロ本を拾う」だった。
少なくとも私の住んでた地域ではそう。
たまーに落ちてるエリアを覚えておいて、隙を狙って落ちてないか探索する。探検の時の興奮ったらたまらない。もうめちゃくちゃ探す。実家の近くでよく落ちてるところをいまだに覚えてるぐらい。
Kくんの実家の歯医者の向かいのゴミ捨て場、家の裏の公園の前の柵の辺り。
普通にゴミとして捨てると親家族にバレる場合が多くて、そういう場所に自然に捨てることが多かったわけだ。あと、地域によってはそういう成人向け物体を捨てるための白ポストってのがあった。知らない人は是非調べてほしい白ポスト。うちの地元駅の西口にあった。もちろん必死に手を突っ込んだし、棒2本をトングのように用いて試みた。猿がバナナを取ろうとする感じ。もちろん無駄。
ここからバッチい話。
そう簡単にエロ本が見つかるわけもなく見つかっても直ぐにライバルたちに奪われる。通学路を大回りしてもなかなか見当たらない。
狙いどきは雨上がり。流石に誰も狙ってこないので、たまに落ちている。もちろん濡れてるし、土もついている。
「いや〜きたね〜やめとくか〜!」になるわけないのが少年なので、宝物はもちろん持ち帰る。丁寧に乾かし、泥を落として読む。そのぐらい当時の自分にとっては価値があった。
もって帰った宝物を親にバレないように読むためにみんな独自の方法を持っていたはず。俺は長風呂のフリして読んでた。何度も読んで知識を得ていた。
んで何度も読みまくって満足したら、また誰かに拾われるのかなと思いながら任意の場所に置く。少し家から離れた場所におく。
今にして思うとなんて遠回りな楽しみ方だったんだろうと思うんだけど、お宝を楽しむ以外にも色んな事が交わって一つの体験として楽しかった。
エロ本の話はもう少しあるんだけど、文章が長くなったので一旦ここまで。今度友だちと飲みに行くときは、みんなのエロ本話を沢山聞きたい。どうやって探して、どんな風に読んで、どんあ思い出があってみない話を思いっきりしたい。みんなあんま言えなかったけれど、それぞれの楽しみ方があると思ってる。アホ話はたいてい聞いてて面白い。