林檎の木のパドル
20数年ぶりに新調した、パドル。
熱々、ホカホカ!のガラスを触る木のコテです。
ワタシのパドルは林檎の木で出来ています。
どこの工房にも備え付けられているツールですから個人で持ち歩く人は少ないです。
割と後回しになりがちなアイテムですが、制作の時によく使うもの。
思いの外、素材の良し悪しが影響ある道具です。
パドルに限らずガラスを触る木材は「甘い実のなる木」が良いとされているようです。
板に含まれている糖分が良い仕事をしているらしいです。
そのせいか?こげたとき(燃えて?)美味しそうな甘い良い香りがします。
書き間違えても焦がせば、バレないよ。
自分のにしちゃえばいいし。
ひとまず、使い慣れたカタチに仕上げました。
今回モデルにした、現在も使っているパドル3兄弟。
短い方がいっぱい頑張ったお兄ちゃん。
当時(1998)勤めていた長野の工房には、林檎農家さんが伐採した古い木を、製材してストックしてありました。(長野ならでは!)
熱避けとしても長く使っていたので、とても長持ちしています。
当時のスタッフさんから「先の方から使うと良いよー」と教えてもらったので、こんな減り方。
ぜひこの林檎素材のパドルを使ってもらいたくて独立される彼女へのgiftとして、えらびました。
ついでに自分のモノも新調した次第。
新しい道具はいつになっても嬉しい。