リアリスティックおばさんになりたい
大きな花柄のトップスは着ないけど、内面がロマンティストすぎるからリアリスティックおばさんになりたい。あと本当は花柄じゃなくてフリル過剰なブラウスが着たい。
ラジオでグランパコアなるファッションを知る。レトロでおじいちゃんの服を借りたようなもの、ということらしいが、ネットで調べてみた。私が違和感を覚えた若者の服はグランパコアに分類されるものだった。タイラー・ザ・クリエイターが着ている、ベストにシャツにハーフパンツにソックスみたいなやつね。
彼がグランパコアを意識してこのコーディネートをしていたのかはわからない。古着を着る人ならトレンドでなくてもしていそうなコーデだ。インスタでgrandpacoreで検索すると、海外の写真や動画はイメージ通りだが、日本のものはちょっと違う。ほとんどストリートっぽくて、ほんの少しトラッドだったりレトロの要素がある。
もう内面ロマンティックおばさんはトレンドについていけないんだと思った。猫も杓子もストリート。見てる世界が偏ってるだけなんでしょうね。
大体、なんで私はトレンドなんて追ってるわけ? 元々興味ないじゃん、ファッションのトレンドには。トレンド関係なく好きなものを着ていたじゃん。なんなのケチつけたいの?
好きってなんだろ。
自分の好きが全部わからない。もうフリルたっぷりの服は着られないし、肌触りの良さだけを追求したオーガニックコットンやフェア・トレードの服は好きだけれど似合わない。顔タイプと体型を生かして、コンサバだったりちょっとフェミニンな服を着ればいいと思うけど、アラフォーのフェミニンの塩梅がわからん。なんせ私は元ロリィタだ、引き算が苦手なんだよ。
しかしもっと前はmc sisterを愛読していたシンプルを愛する少女だった(古すぎる)。ベーシックな服が好きなんですよ。
フェミニンとコンサバと素材の良さを全部ミックスさせると訳がわからない。今は冬なので上質なニットとかコートを着れば済むが、春夏はどうする。バサッとしたコットン素材とかないぞ。
自分がどうしたいか分からないときは、他人にどう見られたいかを考えようと思った。そんなの一択ですよ。「年相応に見られたい」です。で、年相応に見られるためにはイメコンのルールを守るのがいちばんいいのです。パーソナルカラーと顔タイプと骨格タイプを守ればいいのですよ。
イエベ秋なのは今となっては気に入っているし、ソフエレ(推定)なのも諦めているが、なんで骨格ストレート(少しウェーブの要素あり、推定)なのだろう。もし骨格ナチュラルだったらオーガニックコットンの服で全部揃えられたし、モード系の服も着られただろう。いや、どっちみち顔の雰囲気と合わないか…
私は絶対に似合わないからつけられませんが、このような昭和を彷彿とさせる眼鏡をかけている人がいたら惚れると思います。というか岸部シロー氏を現代にアップデートしたみたいな人現れないですか、そうですか…
こう見ると岸部兄弟って鼻高くてかっこいいよね。鼻だけじゃなく背も高く脚も長い。
イエベ秋でもいける昭和レトロな服があったらそれだけ着てればいいんじゃないかな、と思いました。もっと痩せないと入らない気がします…