学校組織マネジメント
環境変化に応じて自らを変える。これはどこの世界でも重要なことである。
例えば、富士フィルム。この会社は、フィルムが売れなくなった時代でも良い商品を生み出し続けている。会社の名前は変えずに、時代にマッチした商品提供の形を変えて、今の競争社会を生き残っているわけだ。
これを学校に当てはめると…これからの特に中堅教諭に必要とされる力は
【環境変化に自らを変化させることでより社会に貢献し続ける技術・姿勢】であるといえよう。
プロとはそういうものなのだ。
プロというのはある分野での専門性を持っていることは当然、それを組織内で活用し、組織に成果をもたらさなければいけない。いくら160キロのボールが投げられたところで、試合に勝てないと意味がないのと同じ。そのためには時代に対応して自らを変化させていかないとそれは不可能だ。
【今までと教育活動の質を変化させないために自らが変化する】ということである。
さて、これからの時代、どうやら学校現場がより縦社会がきつい構造になっていくというらしい。
要するに校長・教頭・教務以外にも「平場に3人以上」しっかりと働ける先生がいれば良い学校になるということである。
そういう意味では我々中堅教諭は学校現場においてキーパーソンとなるであろう。
さて話が変わるが、人はどうやれば動くのだろうか。
その答えは【「命令」ではなく「納得」で動く】である。
「掃除をしなさい」ではなく「みんなが、気持ちよく過ごすために、また可愛い1年生に良い姿を見せるために掃除をしなさい」なのである。
子どもは「教師に言われたからやる」のではなく「みんなが気持ちよく過ごすために1年生のお手本となるために掃除する」のである。
どこの組織でも同じだ。自分だって組織の1人の人間。ただ単にしなさいと言われたことはするけれど、そこに自分の意思はない。
学級経営においても同じことだ。
いかに子どもに「納得」させて行動に移させるかが重要である。
ろうかを全然歩くことができない我がクラスの児童達。
どうやって納得させようか。
やはり「1年生のお手本」だろうか?