シリンジ法という選択肢を持っておく
妊活開始前に不安なことは、セックスが義務的になることだ。
「今日は排卵日だからやりましょう」という生活に慣れることができるのか。
妻の立場として、お願いすることにちょっとハードルを感じそう。
夫の立場からすると、心理的にも体力的にもプレッシャーを感じそう。
自然妊娠を試すにあたって避けられないことではあるが、気持ちと体をコントロールできるのかという不安がある。
夫のブライダルチェックで問題がなければ、まずは自然妊娠を試す予定のため、セックスをすることになるが、月に何回もできるのか。
障害となるのは、主に夫の激務。
平日は帰宅時間が遅いし、週末もなんだかんだ仕事に出ることが多い。
時間を合わせることが難しい。
体力的にもハードそう。
そんな夫に対して、性行為をお願いすることに申し訳なさを感じる。
そういう生活を想像したとき、シリンジ法も手段として検討しておこうと思った。
シリンジ法とは、針のない注射器のような器具(シリンジ)を使用して精液を採取し、排卵期に合わせて膣内に精液を注入する方法のことだ。
つまり、セックスを伴わない自然妊娠の方法だ。
シリンジを使うことによって、セックスをする時間的・体力的拘束から解放される。
そして、もしかしたら義務的なセックスをせずに済むかもしれない(妊活自体はシステマティックになってしまうかもしれないが)。
今現在は妊活開始前であるため、こんなことを考えること自体杞憂かもしれない。
でも、実際にそういった場面や気持ちに直面した時にどうするか、事前に心づもりしておきたい(不安だから)。
病院で人工授精を試す手もあるが、まずは自分でできる範囲の選択肢を持って妊活に挑みたい。