ブライダルチェック多様すぎ問題
健康診断のメニューで迷うことはない。決まっているから。
ブライダルチェックについては、病院によってこんなに違う!という様相を呈している。
( ゚Д゚)ファッ
ブライダルチェックのメニューとしてよくある項目は、以下の通り。
血液検査
内診・超音波検査
子宮頸がん検診
性感染症検査
女性ホルモン検査
甲状腺検査
ビタミン検査
この他に、私も受けた卵巣予備能検査(AMH値など)もある。
問題は、病院によってブライダルチェックに含まれている検査内容が異なることだ。
例えば、A病院では子宮頸がん検診は含まれない、B病院では卵巣予備能検査が含まれない、などだ。
複数のプランを用意している病院もある。
1万円台のライトプランだと血液検査と超音波検診のみ、3万円台のスタンダードプランだとライトプランにプラスして性感染症検査、女性ホルモン検査、甲状腺検査を行う、などだ。
基本のプランを用意して、個別の検査をオプションで追加する方式の病院もある。
この時点で実にややこしい。どの検査を受けるべきかは、検査の内容や必要性を知らないと判断できないのに(妊活素人には高いハードル)。
例えば、血液検査では何を調べるのか。
血液検査では主に、貧血かどうかを調べる。
貧血の場合、早産や低出生体重児が生まれるリスクが高まる。※注1
妊娠中は貧血になる可能性がさらに高まるため、妊活前に知ることは有益かもしれない。
超音波検査の場合。
子宮や卵巣に異常がないか調べる。
子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫(チョコレートのう腫)などがあれば、治療によって妊活のスケジュールに遅れが出る場合もある。
他の検査にも様々な不妊のリスクがあるからメニューに含まれるわけだが、不妊の原因は様々であり、ブライダルチェックの内容ではカバーしきれない。
そのような前提知識を持った上で、自己判断で必要な検査を選ぶ必要がある。
さらに、予算が合うか、病院までのアクセス、病院の口コミなどを考慮して受診する病院・プランを選ぶわけだ。
正直、健康診断みたいに既定の検査内容で統一してくれよと思う。
しかし、あくまで自己診療だし、病院によって考え方も違うし、面倒だが自分で考えるしかない。
田舎の場合(私も田舎出身)、そもそもブライダルチェックを受けられる病院が少ないといった困りごともあるだろう。
知識を身につけるというハードルはあるが、その分妊活について理解を深められる機会だと思うので、気になる人は調べてみてほしい。
※注1 参考資料:産科・婦人科札幌みらいクリニック│ブライダルチェック