
さくらももこ展で心をリセットした日
このあいだ、ずっと行きたかったさくらももこ展に大好きな友達と訪れた。
私にって「さくらももこ」は幼い頃からずっとそばにいた存在である。というのも、母親がさくらももこ先生のことがとにかく大好きなので、地域の図書館に行くたびに、コジコジを借りて、大笑いしたり、もちろん言わずもがな、日曜はちびまる子ちゃんからのサザエさんコースだった。
展覧会は、「さくらももこと○○」といった形式で進み、原画やエッセイの原稿、そして先生と息子さんの物語など、先生の人生の軌跡を辿ることができる。
展覧会という場所はちょいと気疲れする場所でもある。なぜかというと、見ている人は自分だけではないからである。私が展覧会を訪れた日は平日で、どちらかというと人が少なかった日だったのかもしれない。しかし、次の展示品から人が退くまで足を一歩進ませることができない、すなわち周りのペースに合わせて展示品を見なければいかねいのはなかなか疲れる。私は本来なら自分のペース優先人間なので、ズンズンすっ飛ばしてみることもできた。しかし、そんな自分にも「全部、見たい!」と思わせるほどに全ての展示品が魅力的だった。展覧会というシーンとした空間の中で、クスクスと笑う声が聞こえる、とても素敵な展覧会だった。


グッズ売り場にも可愛いグッズ、たくさんあった。私は永沢くん推しなので、漫画「永沢君」を買った(家に帰ったら母親にプレゼントした!)
展覧会を出たら、さくらももこ展のコラボカフェが私の食欲を刺激する。私たちは迷う暇もなく席に座り、値段を気にすることなく注文した。

可愛いと美味しいが同時に味わえる、心が満たされるような展覧会だった。