上肢•体幹の構造
肩甲帯ー肩関節】
- ROM治療の際は胸郭の形状に沿って肩甲骨をんどうさせること、運動の軸となる胸鎖関節を軸として誘導することがぽいんと
- 上肢の操作性への影響として肩甲骨と上腕骨を連結する腋窩の前壁と後壁へのアプローチ
・前壁;大胸筋、小胸筋、三角筋前部線維、烏口腕筋、上腕二頭筋→(大胸筋、三角筋)(上腕二頭筋、小胸筋、烏口腕筋)が連結。上肢の操作性を阻害しないために、2筋と3筋が分離して機能することが重要
・後壁;三角筋後部線維、棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋、広背筋、上腕三頭筋→上腕三頭筋だけは他の6つと連結していない。
【肩関節】
- 静的安定機構;烏口腕靭帯と関節上靭帯の作用と関節面の傾きが、上肢の重さを関節面への安定した合力をもたらす。
- 動的安定機構;腱板筋群によるフォース・カップル。肩周囲の筋が多方向に引きつけるベクトルを発生させることで、安定した運動が起きる。要は協調性ってこと。
- ゼロポジションは肩甲棘と上腕骨が一直線になる。カフ筋が上腕骨を中心に円錐状になるから、過剰緊張を伴わないとされてる。けど、病気で肩関節周囲の筋緊張のバランスが悪い人はむしろ、緊張を助長させる。