季節の変わり目は寂しくて嬉しい
どんどん気温があがってきた東京、とってもとっても嬉しい。
毎日大変なことがあったとて、やはり気温が上がるとテンションが上がってしまうのが我々です。
所々で外の花も色がつき始め、我らの暮らしを祝福してくれている気持ちになるなぁ。
季節の変わり目は、行ってしまう何か、とやってきてくれる何かがビシッと交差する場所なので、しっかりと迎えたいなと思う。
マスクが、もう少しで外せる機会が増えそうな2023年。いろんな状況をみつつ、という感じなんだろうけれど、やっぱりマスクはないほうが生活しやすいな。(私の生活に関しては)
外の匂いで思い出を遡ることがありすぎるんだ。
最近ゆりと頻繁に会っていたんだけれど、マスクを外して私たちの鼻をかすめる匂いで、
「これは、朝のキャンプ場の匂いですね」
「わ〜!!!ライジングサンの匂いだ〜!」
「アスファルトが濡れた、北海道の匂いですね」
とか、、匂いで会話が続き、匂いで昔のことを思い出し。匂いってすごいわ、本当に。
共通言語というものがあるように、共通嗅覚もありそう。
その瞬間に居合わせた人にしか感じえないその匂いで思いが通じたりすることもあるんだ。
この間一人で散歩していた時に、大昔に遠距離で恋愛をしていた頃のことを思い出した。
実際に付き合ってた期間と一緒にいた期間を考えていたら、実は半分くらいの期間は会ったりしていなかった。遠距離中は一度も会わなかった。
今思えばえーーー!!って感じだけれど、それはそれで何だか平気だった。
そうして私が東京へやってきて、季節の変わり目に別れたなぁ、とか。そういうことを考えていた。
彼から言わせると、私にはトータルで可愛げがなかった。
可愛げがなかったようだ。
あと何でも許してくれる人だ、と思ってたみたいだ。
何でも許していた訳でもなければ、可愛くいたつもりだったんだけれど、相手にそれを伝えるのはめちゃくちゃ難しいらしい。
あれから10年近く経って、私がそれらを会得することは多分できていないけれど、あれはあれで、その時はその時で、まぁよかったのかなと思う。
人は変われる、という言葉があるけれど、人はほんの少しの間でありえないほどに変わってしまうものなのかもしれないね。考え方も、生き方も。
昔を悠々と思い出せるのは、今が結構いい感じになってきたからなのかもしれない。
本当は無理もしたくないし、できればやりたいことはやりたくない。
大人に怒られるのも本当にもう無理だし、時間割は自分で決めていきたい。
今をよくも悪くもできていないな、と思う時は、自分が引っ張ってここまで連れてきている結果な気がするし、そこからどう転ぶかも自分次第なんですよね、なんて、思います。すっごい抽象的なこと書いてしまったけど。
春が来るのは嬉しい、季節の変わり目は、やっぱりほかほかするな。
マスクを外して歩く今年1年は、未来的にどんな記憶として自分の体に残るんだろうか。できれば切ない思い出じゃなくて、いい思い出として、思い出せたら良いなぁ。
次回の記事は2023年4月6日(木)です。
次回は、最近感じることも変わってきたね、ついて、書こうと思います。