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いつだって誰かの言葉で生きている

どこまで行っても時間が追いかけてくる。
信頼できるものは、目に見えるものが多いものかしら?と思うけれど、それだけではないはずなので、どうにかして自分を奮い立たせていきたいものだ。

最近、思い出すとそういえば、夜の空って見上げなくなってしまったな、と思ってさっき思い切って窓の外を見たら、想像以上の曇り。
真夜中に見上げる空、もっとも綺麗だな、と思っていたはずなんだけど、想像していたよりも灰色で、まぁそれはそれで。いいかなぁという感じかもしれない。


ここ最近、古くからの友人に会うことがものすごく多かった。意識的にどこかで昔の自分を知ってる人に会いに行っていた。
ここでも何度も書いているけれど、自分を思い出すのって本当に難しくなってくる。それから、自分がどんな人間だったのか、本来どういう人間になりたかったのか、みたいなことを忘れがちになる。


代わりの効かない自分でいたいんだけれど、自分より輝いている人をハッと目にした時に、私の代わりなど、この世にはたくさんいるんだろうな、などとネガティブの海に放り投げられてしまう。
それじゃあいけない、と思っているんだけれど、最近はどういうわけか途端にそこへの自信がなくなってしまった。

何か衝撃的なことがあったわけではないんだけれど、なんだろうねぇ、時間や季節や、星の廻りみたいなものがそうさせているのかもしれないな。
私って、何か持ってるのか、何も持ってないなぁ。自分のことを、今現在かっこいいなぁ〜って思える瞬間を作れていないんだろうなぁ。
誰でもできるようなことを、私しかできないと思ってただ闇雲に走ってきただけ、そんなことを最近は途端に考えるようになってしまった。
私って、何にもないな〜。


でも、本来の自分はそうはいたくないし、そうやって落ち込みの山に篭るのも実際長くは続かないので、打開策を考えた。
そこで古くからの友人に会う、という自分の心が一番リラックスできそうなことに体も心も流してみることにした。

久しぶりにあった友人たち。20代前半からの友人、東京に出る前にずっと一緒にいた友人、東京にきてからよくしてくれたお姉ちゃんみたいな人。
何年かみんなも私も、時間の流れを理由にして会っていなかった気がする、そんな人たちと久しぶりに食事をしたり、お酒を飲んだりした。


ある友人たちと会っていた時に、一つの話題が出た。人によって考え方が変わるようなこと。私はその話を聞いた時に正直「ウゲェ、最悪だな…」と思ったけれど、何人かは笑っていて、そうか〜私だけ怒りっぽいのかな…と思っていた。
思っていたら、横に座っていた彼女が「え、まじで最悪なんだけど」とビシっと決めた。
彼女の言葉を聞いて「そ…そうだよねえ」みたいな空気になった。
本当に、最悪なんだけど!みたいな事柄だったので、本当に最悪だよな!と思った。でも、同時に彼女と同じ気持ちになったこと、変なんだけどなんだか嬉しくて、あんまり会えてないのに、考え方が似てて、なんだかほっとした。

帰ってきてから、LINEで、本当にあの話は最悪だったね、ということ、でもその場にいた人は誰も悪くないよね、ということ、おかしいけど同じ考えで嬉しかったことを伝えた。
私、思っていることすぐに伝えないと気持ちが落ち着かなくって、(というか、いつ誰に何を言えなくなるか分からないので、どんなに近い人も、急に脳裏によぎった人にも、思った時にすぐ連絡するんだけれど。)その時も帰宅後すぐさま送った。
「同じ考えだろうな〜と思ったから言ったんだぜ」みたいに言ってくれて、本当になんていうか、大人になっても心がポッとすることあるんだな〜って思った。


20代前半から知っている友人にあった時、「もっとがんばらなきゃな〜」と言った私に「あんた、頑張ってるよ…!」とサラッと言ってくれた。
頑張ってるかな、頑張ってるかどうか自分で認めるのって結構難しいけど、「あんた頑張ってるよ…!」と言ってくれたその言葉がなんか嬉しくって、帰ってきて思い出してちょっとだけ泣いた。

多分、圧倒的に最近心が疲れているのがわかる。そういう時には人の言葉を思い出す。思い出して目頭と鼻の奥がツンとする。そんな夜を過ごす。
自己陶酔なんだけれど、それが一番自分を癒すことができる。人からもらった言葉は、何よりも宝物で、お金じゃ買えない、欲しくてももらえることができない。
いい言葉をくれる人が周りにいるときは、きっと自分がいいい生き方をしている時だ、と思うようにしている。

だからやっぱり人に会いたいし、人の言葉を聞きたい。いい言葉はね、絶対に何年経っても私、忘れないんだよね。これ特技の一つ。
誰かが自分にくれた金言を、大事に一つずつ、記憶のノートに書き記して、辛くなったら思い出すようにしてる。
そういえば、先月もらって一番反芻した言葉は「みんなみんな不毛なことばっかりだよ。だから大丈夫だよ。」です。

言葉は、その人のことも思い出すし、その時自分がどんな状況に置かれていたか思い出せるし、どんなことで悩んでいて、どうやって解決策を見つけたか思い出せていい。自浄作用がありすぎる。

だから言葉をくれる人に惹かれるし、自分も誰かに言葉を残せるようになりたいな、と思う。
口に出して回答を出すのは苦手なので、できたらこうやって読める文字に乗せて。もしくは誰かの声を借りて言葉にしてもらう。


アヤノちゃんのサマーバケーションみたい。
この曲の中で一番好きなフレーズは「全員綺麗に同じ顔して返事しやがって〜」です。めちゃくちゃいいので聞いてほしい。最後のこのフレーズを聞くとやってやんぞぉ〜!って気持ちになる、からね…聞いてください…。


話が逸れました。


少し寒くなってきた!秋は長袖が着れるから最高!!秋に着たい洋服も靴もあるので早くこれらを身につけて、ちょっぴりだけ遠出したりしたいな〜。
そういえば、先月ゆりと弾丸で行った旅行で、帰りにビール飲みながら帰ってきたの最高だったな。またやりたい。新幹線乗りたい。


カラダもココロも健やかに。大事な人を大事にしようっと。




次回の記事は2022年10月10日(月)です。


次回は、積まれた本からの考察、について、書こうと思います。

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