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町山智浩「それでも映画は『格差』を描く」を読んで映画を観ている

noteがずいぶん滞ってしまいました。
少しだけ近況など。
少し前に町山智浩さんの「それでも映画は『格差』を描く」を読みました。

その本に書かれた映画を観て、正に「格差」について考えています。

ボクの中で、韓国映画に対するイメージを決定的に変えた「パラサイト~半地下の家族~」をはじめ、何本かは、既に観てましたが、この本を読んで、改めて観直してみると、新たな発見もあったり、本当に考えさせられる本でした。

また、古い映画ながら、身につまされる思いがしたのが、「セールスマンの死」

アーサー・ミラーの戯曲を元にした、ラズロ・ベネディク監督による、1951年作品です。

「ジョーカー」も2回観直しました。

2019年、トッド・フィリップス監督。

そして、昔映画館で見た、ダルテンヌ兄弟監督作品、1996年「イゴールの約束」と、1999年「ロゼッタ」を改めて見直す。

そして、2018年是枝裕和監督、「万引き家族」。

そして、そして、もっと早く観たかった、2016年ケン・ローチ監督「わたしは、ダニエル・ブレイク」。

本当に自分の身につまされる思いがして、不条理な社会に対する怒りと、悲しみで、涙が止まらなかった。

資本主義経済において、いや、人間社会において、格差が生まれるのは仕方のないことかもしれない。しかし、町山さんの本を読んで、映画を観て、その「格差」を、取り返しがつかないところまで広げ、その格差間に、嫉妬や恨み、そして、絶望という社会の歪みから、決して目を背けないようにしていこうと思った。

1本1本の映画については、町山さんが詳細に素晴らしい文章を書いているので、今、ボクとしては、何ともそれ以上、言葉が出ないのが、何とももどかしいが、また少しでも書いていこうと思う。

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