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【太陽】従業員が安心してチャレンジできる環境を提供する #私が太陽で働く理由
「ヒツジのいらない枕」を筆頭に、生活に欠かせない商品を次々と生み出す株式会社太陽の社員インタビュー。今回は組織作りの中核とも言えるコーポレート事業部長を務めたのち、2025年1月からはCOOを務めるYasuさんに、コーポレート事業部の業務内容や各事業部にフィットする人材像をお聞きしました。
ブランドと人を育てる、新たな挑戦へ
ーーまずはこれまでの経歴を教えてください。
これまで、IT企業でニュースサイトの運営やWEB広告事業に約10年携わってきました。国や自治体を中心に広告事業を担当し、内閣府政府広報室へ通い詰める毎日でした。2011年の東日本大震災では、震災情報をどこまで発信するべきか、安否確認にモバイルをどう活用するかなど、業界全体が復興に向けて一丸となって取り組んだことが非常に印象に残っています。
その後、スマートフォンの普及を契機にEコマースが盛り上がり始めたタイミングで、大手専門商社傘下のEC専業会社に転職。そこで店舗運営、広告運用、マーケティング、商品開発などEC全般に携わりながら、取締役として会社経営にも関与しました。
2024年4月からMOON-Xに入社し、7月から太陽に出向しています。
ーーMOON-Xに入社したのはどういった理由からでしょうか?
いつか自分の手で日本を代表するブランドを育てたいという想いから、「ブランドと人の発射台」というミッションを掲げて共創型M&Aを事業の柱として推進しているMOON-XのBizDev(事業開発室)に入社しました。これまで大手企業の看板のもとで働いてきましたが、自身の実力でどこまで成し遂げられるのか挑戦したいという想いがあったんです。他にもM&Aに関わることができる会社はありましたが、D2Cを中心にM&Aを行っている代表的な会社がMOON-Xでした。
Shinさん(MOON-X代表取締役社長兼CEO)の著書などを読んで、考えに共感しました。特に「1ページ思考」内にある「多くを伝えすぎると人は動かない」という部分は今も強く意識に残っています。資料は漏れなく、誰の疑問にも回答できるよう、突っ込まれないように予防線を張るなど、今までは全方位網羅する形で作成していた考え方が如何に甘えだったかと痛感しました。そんな経緯から、Shinさんの下で一緒に働いていきたいと思ったことも決め手の一つです。
ーーMOON-Xから太陽へジョインした経緯は?
MOON-Xに入社してから約3ヶ月後、太陽のコーポレート戦略部に出向するという話がありました。これまで太陽がMOON-Xにグループインするまでの経緯を、M&Aを推進するBizDevチームで見てきたこともあり、プロダクトや社長の魅力を強く感じていたので、即座に決断しました。
以前からRyoさん(太陽代表取締役社長兼CEO)のことは知っていて、発想力や行動力を素直に尊敬していました。なので、Shinさんと働きたいと思ってMOON-Xに入社したように、今ではRyoさんと働きたいから太陽にいるという気持ちです。
プロダクトに関しても、他の枕と比べて唯一無二だと感じるとともに、「ヒツジのいらない枕」というネーミングに関しても覚えやすく、総合的に魅力のあるブランドだと感じました。
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社員が安心して挑戦できる環境を作る
ーー太陽に出向してから、現在の事業部の構成と仕事内容を教えてください
コーポレート戦略部は、IT、総務、CS(カスタマーサポート)で構成されています。コーポレート戦略部のミッションは、消費者への質の高い購入体験や従業員の満足度を高める業務環境を提供すること、そして経営の中枢としてPL(損益計算書)、CF(キャッシュフロー)、BS(貸借対照表)を管理し、これらを持続可能な状態に保つことです。
私の役割は、当社の強みと弱みを的確に把握し、目標やプロセスを明確化することです。会社の戦略決定に向けた判断材料を集め、経営計画に落とし込み、経営層に提案しています。また、従業員全員に「ストレスのない居心地の良い環境」を提供するため社内制度を整備したり、新しい挑戦や学びの場である「ラーニングゾーン」へと送り出すことも重要な業務です。
ーーMOON-Xと太陽の役割にはどんな違いがありますか。
私の理解では、MOON-Xは各ブランド事業会社を後方から支えるバックオフィスのスペシャリストです。役割は異なりますが、目指す先が同じであるからこそ、MOON-X全体が急成長しているのだと思います。
MOON-Xは2歩、3歩下がった位置から、太陽の弱い部分や補った方が良い箇所を後ろから支えているイメージです。具体的には、財務とか経理など起業した時におろそかにしがちな部分を優先的に支援しています。
ーー実際に太陽で働き始めて感じたことはありますか。
スタートアップという観点で見ると、太陽はアグレッシブでスピード感があると感じています。一方で、MOON-Xのような組織の重厚感はまだ見られません。
太陽では役割や責任、権限が不明確な部分も多く、その分裁量を持って自由に動ける利点がありますが、今後規模が大きくなるにつれ業務負担の偏りが生じたり部署間の連携がうまくいかなくなることも懸念されます。今後は、権利と義務を明確にし、自由度を保ちながらも組織体制を整えていく必要があると考えています。
様々なキャリアを積んだ方にジョインしていただいて、組織も拡大しています。色々な会社を経験された方とお話ができるので、それぞれが持ち寄った良い部分を取り入れながら太陽の制度作りをカスタマイズしていけると感じています。
ーー現在のコーポレート戦略部の課題があれば教えてください。
企業として、従業員に質の高いコンフォートゾーン(居心地の良い空間)を提供し続ける必要がありますし、新たな挑戦をするためのラーニングゾーン(成長機会)へ導くきっかけ作りも重要です。特にM&A後など特に整備が整っていない間や、急激な業績成長がみられる現場では、各所でパニックゾーンが発生してしまいます。どんな状況でも安心して働き、学びを得られる環境を提供し続けることがコーポレート戦略部の役割であり、どれだけ高いレベルで持続可能に実行できるかが今後の課題です。
挑戦するためには足元が安全でなければならないですし、「失敗したら終わり」といった価値観が会社全体に浸透してしまうと挑戦しづらいと思うんです。だからこそ、失敗しても挑戦を称賛できるような文化作りを、1on1や各チームのミーティングを通してしっかりと働きかけていく必要があると思います。
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ルールを作り、新しい働き方へ
ーーこれからコーポレート戦略部をどのようにしていきたいですか。
コーポレート戦略部は常に模範となるべき存在であると考えています。今後は、人材や事業の成長を促進できる企業戦略を立案し、それを推進できる部隊として成長させていきたいと思っています。
新しい制度を作った時に浸透させるのって難しいと思うんです。なので、コーポレート戦略部が率先して制度を利用し、伸び伸びと働けるモデルケースになっていきたいと思います。直近でいうとリモートワーク制度を新設したので、積極的に取得してモデルを示していきたいです。
また、今後組織が拡大するにつれて、目が届きにくい人が生まれてしまう可能性が高くなっていきます。だからこそ、ルールをしっかり整備し、それを浸透させていく。トラブルが起こらないような会社作りは必須だと認識しています。
ーー各チームにどのような人材がフィットすると思いますか。
まず太陽全体として、年齢や経歴、役職に関わらず、常に新しいことに挑戦する意欲を持ち、他者の挑戦による失敗を許容して称賛できる人が適していると思います。
各チームごとのフィットする人材についてそれぞれ話すと、まずECチームは「既存のビジネスモデルを打破できる発想を持つ人」だと思います。今ECが好調でも、ECモールのルールがいつ変わるかわからないじゃないですか。だからこそ「ずっとAmazonを担当してきたのでAmazonしかやりません」というよりは、新しいビジネスモデルを考えられる方が適していると思います。
ブランドクリエイティブチームに求めるのは、「ブランドの魅力や特性、そして課題を深く理解し、語れる人」です。好きなものを語るとき、人は自然と心を込めた表現ができ、メッセージも特別な力を持つと思うんです。だからこそ、私たちのブランド「ヒツジのいらない枕」を単に「好き」というだけでなく、心から愛して、その魅力を世の中に届ける覚悟を持った方が理想です。ただ、ブランドへの愛が深まるほど、時に課題に気づきにくくなることもあるため、客観的な視点を保つことが大切だと思っています。ブランドの魅力と課題の両面から真摯に向き合い、発信できる方に携わってほしいですね。
セールスチームは「情報感度が高く、世情の変化に敏感な人」ですね。私自身も営業職を経験したので、「太陽のセールスが来ると新しい情報や新しい世の中の変化を感じられるよね」といったコミュニケーションが営業先の方と取れるとすごく好まれるんじゃないかなと感じます。
最後にコーポレートチームについては「挑戦的で、一度作り上げたものを壊し、再生することをいとわない人」です。例えば制度を一度作って終わりではなくて、必要に応じて自ら廃止して、再生していく。制度や部署を一度解体するに伴い弊害はあると思うのですが、将来の太陽のことを考えた場合、労力がかかったとしても廃止する判断は我々コーポレートチームが担わないといけません。常にアップデートしていく感覚を持っている方に入っていただきたいと思います。
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