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4月から始まるスーパームーン 江戸時代は米本位制
2021年も4月となりました、冬がおわり、季節は春を迎えます。草木が芽吹き、虫たちも本格的に動き出す、アクティブなシーズンが始まります。
4月は4日の下弦の半月を過ぎて、12日の新月に向かって遠ざかる
ウェーブで15日が
遠地点406310km20日の上弦の半月を過ぎると、
27日の満月に向かって
近づくウェーブとなり
28日が近地点357492kmなので、
4月の満月から近地点満月
いわゆるスーパームーンの状態になります。 遠い新月、近い満月の周期で遠近差は
約4万9千キロとなるので
地球の直径が12,742 kmなので地球訳4個分の距離です。 かなり強い月の引力が地球に降り注ぐと
思われます。
ピークは5月26日の満月で、この日が
2021年のスーパームーンです。
この満月は皆既月食を伴います。
4月は、新しい年度の始まりの月とされています。
年度とは、何かの目的のために設定された
1年間の区切りです。 主に公共機関の会計年度や学校の学年の
年度の始まりの日と なっています。 公共機関の会計年度は法的に
定められています。 なので3月中に前年度の会計的なことを
まとめて申告するということです。これは財政法第十一条 に
国の会計年度は毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に
終るものとする。 と明記されています。確定申告です。
2021年は1月1日に始まっているのに、
なぜ新年度とし4月1日を設定しているのか、これには2つの理由があります。
一つは江戸時代に遡りますが、
「年貢の納め時」です。 江戸時代はお米が現在のお金と同じ価値が
ありました。
管理するのは、江戸幕府の役人です、
生産するのは農民です。
江戸時代にも貨幣的な現在のお金に相当する
大判、小判などの
お金はありましたが、その裏付けがすべて
お米を基準に していました。交換価値を金本位制とすれば 江戸時代の日本はお米が、交換価値の
基準とされてきました。 なので米本位制ということになります。 お米は最大で3年ほどしか貯めこめないので、古くなればどんどん 価値が下がっていきます。なので換金は早いほうが良いので
江戸時代の経済は活気がありました。
加賀百万石といいますが、土地の生産性を
石という単位で表したものです。現在は石という単位は
使わないですが 一合の約1000倍です。 一石は一人の人間が一年間で消費するお米の量だと言われています。
一日につき一合、それを一日三食で、365日分とすると、1095合。
だいたい1000合というわけです。
1石とは360坪で、取れる米の重さに換算すると約150㎏になります。 これから見れば、加賀百万石とは、100万人を 一年間食べさせる事ができるということに
なります。
お米は秋に収穫されるので 秋に収穫された米が売却されて得た現金収入から税収を得て、 収入をきちんと把握して、予算を執行することを考えると、 4月1日頃を年度始めにするのが合理的だったということです。 確定申告の雛形です。これが年貢の
納め時です。
2つ目は明治維新によって西洋的な文明の台頭にあります、 当時の覇権国であったイギリス会計年度の
区切りが
4月1日から翌年の3月31日で
あったからことに 倣ったからという理由があると思います 現在でもイギリスは日本と同じ会計年度の区切りを用いています。 学校の年度、新しい学年も現在、学校教育法施行規則に於いて 小・中・高校,大学の「学年」は、 「4月1日に始まり、翌年3月31日に終る」となっています。
4月17日から春の土用に入ります、土用が明ける5月4日は 春の節分で5月5日が立夏、暦の上では夏の始まりとなります。