第2期タイトル

【第2期2号特集】意外と世間は優しかった。子どもができて優しくされたこと/【質問】星さんより:名前はどうやって決めましたか?

今日はこんな子育てしてみました~10人で紡ぐ子育てマガジン~
(通称『今日子育て』)

メンバーの月波です。

第2期になってますます盛り上がりを見せる『今日子育て』、2号はこちらの内容でお送りします。

☆【特集】意外と世間は優しかった。子どもができて優しくされたこと☆
☆メンバーからの質問に答えてみました☆
☆あとがき☆



第1期でも評判だった(!?)あのコーナーが帰ってきました♪
2号もどうぞお楽しみください!

☆【特集】意外と世間は優しかった。子どもができて優しくされたこと☆

第1期でも書いたとおり、子どもの多い街に住む私たち。お店もレストランも、子ども連れの対応に慣れているし、道行く人たちは当たり前のように親切にしてくださるので、優しくされたエピソードには事欠きません。

そのなかでも感心するのが、子どもたちにも親切が身に付いているということ。「子ども連れに親切する」が、親切を受けて育った子どもにもちゃんと教えられていると感じます。

そこで今回は、「親切は受け継がれる」をテーマに、子どもから受けた親切をご紹介したいと思います。


ある日、私が保育園の送りを担当することがありました。
慣れない朝の支度に手間取り、ベビーカーに子どもを乗せて慌てて保育園に向かうと、ちょうど小学生が集団登校している時間でした。

集団登校の長い列が切れるのを待つ一方、コートの下で焦る気持ちも膨らんできます。
すると、それが伝わったのかは分かりませんが、列の中の男の子がわざわざ立ち止まり、「どうぞ」と列を開けて横切らせてくれたのです。

小学生にまで気を遣わせてしまったことに申し訳ないと思う一方、その自然な譲り方に感心しきっていました。お礼を言って通してもらいながら、たとえばその子には弟や妹がいて、同じようにベビーカーを押す親の姿を見ているから、当たり前のように道を譲ってくれたのかな、などと想像しました。


実際に、お父さんお母さんが、子どもに教えている場面に遭遇したこともあります。

忘れもしない、妊娠中、初めて席を譲ってもらったときのこと。
譲ってくれたのは、5~6歳くらいの男の子を連れたお父さんでした。

わざわざ後ろから声を掛けてくださり、席を譲った後、子どもにマタニティマークについて説明していました。
「あのマーク知ってる?
『お腹に赤ちゃんがいます』ってことなんだよ。
だから……」

その時は、恐縮しきりだったので、子どもに教えていた内容を詳しく覚えていませんが、ありがたく座らせていただきながら、「ああ、こうして親切な人が増えていくんだな」と、ほっこりした気分になりました。


また、これは最近、ベビーカーで外出したときのこと。
エレベーターに乗ると、ベビーカーを押し、さらにお姉ちゃんも連れたお母さんと一緒になりました。

同じ階で降りるとき、お姉ちゃんが慣れた様子で「開」ボタンを押します。するとお母さんがベビーカーを押して降りながら、
「他の人が降りるまで、ボタン押しといて」
と一声掛けたのです。
お姉ちゃんは言われたとおり、私と子どもが降りるまで、扉を開け続けてくれました。楽々エレベーターを降りながら、お姉ちゃんとお母さんに、それぞれお礼を言いました。


いずれも些細な出来事かもしれませんが、子どもに親切にしてもらうのは純粋に嬉しいし、世の中捨てたもんじゃないな、と胸が熱くなります。
また、そのお父さんお母さんも、おそらくご自身やご家族が受けたであろう親切を、ちゃんとその子どもに伝えていることがうかがえ、それこそが、親切にしてくれた世間に対する、最大の恩返しだと感じるようになりました。

私も見習って、子どもに「親切と感謝」を教えていきたいと思います。


☆メンバーからの質問に答えてみました☆

今期もやってます!『今日子育て』メンバーからのご質問に答えるこのコーナー。
今回は、第2期の新メンバー、星さんからのご質問にお答えします。

他のメンバーも回答している、流行りの質問に乗ってみました♪

~名前はどうやって決めましたか?~

両親からの最初の贈り物と言われる名前。

以前見たテレビ番組によると、昔は名付けと言えば、
「賢く育ってほしいから『賢治』と名付けよう」
のように、漢字の意味に願いを込めて決めるものだったそうですが、今は音の響きから、名前を決める傾向にあるとのこと。

我が家はまさにその通りで、まずは名前の読み方から考えるようにしました。
名字がやわらかい響きなので、名前もやわらかい響きにすると、フルネームが噛みそうになるのです(笑)。名字と名前を続けて呼んだとき、言いにくくならないよう気を付けました。


問題はそこからです。

私は、名字に合う響きの名前にしたうえで、漢字にも意味を持たせたいと考えていました。
一方の夫は、漢字の意味を全く考えないわけではないけれど、想像以上に画数を気にする人でした。

ですので、私が「名前の響き→漢字の意味」で考えた案は、画数が悪いと却下。
「名字が変わるから、そこそこの運勢の画数が良い」
「色々な説があるので、あまり気にしすぎるのもどうか」
と言っても、「『○○な運勢』だと困る!」と聞き入れてもらえませんでした。


そこで、漢字の意味もあり、かつ画数がうまくはまるようあれこれ考えたのですが、かえって変な漢字の組み合わせになり、苦笑いされる始末。

そうこうしているうちに出産予定日が迫り、名案浮かばず、半ば名付けに疲弊した状態で、夫の案でいくかたちとなったのです。


こうして決まった名前は、よく聞く名前ながら、画数を見て少し珍しい漢字になりました。「太郎」じゃなくて「太朗」のようなイメージでしょうか。

画数は、「強すぎる画数」(笑)。
「女の子に社会的な成功運が強すぎる吉数を使うと、家族の運気に影響する」という考え方があるのだそうです。その本でも「現代にはそぐわない考え方」としながらも「女の子には幸せな結婚と家庭がいちばん大切だ、と考える場合には要注意の画数」とありました。
もちろん、私も古い考え方とは思いますが、それが気に掛かっていたのも事実です。

それでも最後、この画数でOKを出したのは、私と同じ画数の組み合わせになったから。名前の漢字ひとつひとつが、同じ画数になったのです。
「女の子は名字が変わる」と、あえてそこそこの運勢の画数で、「どんな名字にも合うように」と、昭和のトップ10にランクインするような名前を与えられた私。その作戦が当たったのか、なんと結婚して「女の子には強すぎる画数」になっていたのです!


「こうなりゃこの子と運命共同!」と腹をくくり、シンプルかつ画数も良い名前に決まりました。

シンプルすぎて今どきの名前には無く、未だに同世代で同じ名前の子に会ったことはありません。
また、よく聞く名前ながら、漢字が少し珍しいので、よくある名前にはならず、私のように「周りに同じ名前が多すぎて……」という事態は避けられたのかなと。

ということで、色々とありましたが、その分、とても愛着のある名前になりました。間違っても、漢字の意味と画数を追求した、変な漢字の組み合わせにしなくて良かった……と今では思います。

将来、子どもに名前の由来を聞かれたとき、「画数が良かったから」としか答えられないのは嫌だったのです。でも、こうして振り返ってみると、決して画数だけじゃなく、あれこれ悩んで名付けたんだよ、と伝えられそうな気がします。

☆あとがき☆

第2期に突入して、ますます盛り上がりを見せる『今日子育て』。増刊号やスピンオフなど、noteに限らず、様々な企画が登場しそうです。

新しい企画は、記事内や私のnoteでもご紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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