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心と、食べ物と、人生はつながっている

【心に寄り添うレシピ集】

何もかもわずらわしいなあと思うとき、
心に傷を受けたとき、
何をやってもうまくいかないとき、
ムシャクシャ腹がたってしかたがないとき、
失敗の後の落ち込んだとき、
あなたは何を食べますか?

こんなときですら、心に寄り添う
しっくりくる食べ物があるんです。
この本でそれを知りました。

自分の心に寄り添う料理を作り、
気持ちとともに味わって食べること。

忙しかったら出来合いの物も使ってパパッと、
もうなんにも食べたくない時は
ミルクティーだけでもいいんです。

ムシャクシャしてたらパンをこねつつ打ち付けて、
気持ちが荒れてたら、
コロッケを丸めながら心もまあるくさせて。

自分のこころに寄り添った料理を作り、
味わって食べること。

それは自分を大切にすることであり、
そこから自分の人生にもつながっていく。

そんなことを教えてくれる本です。

食生活を大切に考えている人は、
人生を大切に考えている人といっても過言ではありません。

食事を大事にするということは、
何もおなかいっぱい、いつもおいしいものを食べるというようなことではなくて、

つきつめて考えると、
飢えるとはどういうことか、
飢えた子どもはどんなにかわいそうか、
それは自分とどうかかわりあうかまで考えが及ぶことなのです。 

わたしにとってはレシピ本だけでなく
人生の指南書。

料理をしない人でも、
読み物としても十分心に響く
カツ代さんの想いがつまった本です✨

『何もかもわずらわしいなあと
 思う日のスープ』 小林カツ代