オーストラリアで最高にだらけきった仕事
オーストラリアの片田舎にあるライスミル工場で働いてはや3ヶ月。
今日はこれまでで一番のだらけきった仕事内容でした笑
「働く時は働いて、必要ない時は徹底的に休む」
「Lazyな」(怠けている) お国柄とも言われる
ニュージーランドとオーストラリアの働き方。
いいえ怠けているのではありません、メリハリがあるんです!と言う人もいるけれど、本人達も「俺らはlazyな国民だから」と自負しているほど働き方はゆったりしています。(でもちゃんとやる時はやる)
今日はワーホリにきて最もだらけきったリアルな1日の仕事内容を書きたいと思います。
朝7:00
オフィスへ出勤。今日は金曜日。
朝から様子がおかしい。いつも休憩しているミル担当のおじさん達が誰もいない。
金曜日だからなのか、みんなもしかして休暇取ってる?と疑い始めた出勤時。(この予感は的中する)
7:15
ライスパッキング部へ移動。スーパーバイザーに、「今日は仕事がないから!」とあっさり言われる。そもそもパッキングする米がないのと、
ミル担当のおじさんたちがいないからだそう。笑(彼らは全員しっかり休暇)
「では何をするのか?」と聞くと
「もしボスを見たら、1時間くらい掃除しろ」と言われる。笑
これを聞いて全員、歓喜。
ちなみに朝番は私たちを含めて10人くらいいる。
この状況で私たちを出勤させる会社は、優しいのか、それとも愚かなのか。笑
7:30
暖房のついたオフィスの椅子に座って、ダラダラする。
私はさらにうとうとし始める。
8:30
暇なので休憩室へ戻ってコーヒーしばく。
30分くらいゆっくりする。
9:00
ボス登場。
全員急いで持ち場へついて掃除する。(しっかり1時間)
10:00
Smokoと呼ばれる休憩タイム。(1時間)
いままで散々休憩してたけれど、スーパーバイザー曰くこれがオフィシャル休憩とのこと。笑
11:00
あんまり休憩所にいても怪しまれるとのことでパッキングのオフィスに戻り、おしゃべりしたりしてまただらける。
12:30
今日はなんと月一開催のBBQの日!
みんなでわいわいお肉を食べる。
全く働いていないのに会社が用意してくれるステーキをたらふくご馳走になる。
13:00
テレビをつけるとバイデンとトランプの討論会がやっている。みんなでコーヒーを飲みながら観る。
「もし自分がアメリカ人なら、どっちに投票する?」の質問で盛り上がる。
満場一致でバイデン。
理由は、「バイデンがいいわけではないけれど、バイデンのいる民主党のほうがマシだから」&「トランプよりはマシ」意見が多数。
それよりもぶっちぎりで話題になったのは、
「どっちもおじいちゃんすぎない?」という意見。
流石にアメリカが心配になるほどのおじいちゃん対決。
コーヒー片手に昼間から大統領選の討論会を見てああだこうだ言っていると、なんかリタイア後のおじいちゃんおばあちゃんみたいな生活感があって和む。なんて平和な金曜の昼。
14:00
パッキングオフィスに戻ってまただらける。
暖房がついた居心地のいい部屋で、椅子にお尻が溶けこむくらいにはだらけきる。
十分おしゃべりも楽しんだしもうやることもないので、みんなただ椅子にぐでん、としながら退勤の時を待つ。
15:00
暇さに耐えきれず早退する人がちらほらと。
私の退勤は15:30なので、あと30分ねばる。
このラッキータイム、1分でも無駄にしたくない。しっかりと稼がせていただきます!
着替えも帰る準備もバッチリして、1秒で帰れる準備は万端。みんなでテレビを見ながらあと30分をじっと待つ。
15:30 風のように退勤!
この日の就労時間は、8時間中驚異の1時間である。
そんな日でももちろん給料は出るため、1時間$32.50ドル、しっかりトータル$260稼いだ1日でした。笑
これがオーストラリアでたまにある仕事のリアル。
運良く金曜日だったことと米がなかったことが重なって、こんな日もあるみたいです。
もちろん毎日がこんなではないけど、
仕事がない日は、別にゆっくりしたっていいじゃないの、という心意気。
たまにはこういうリラックスした日もいいな、とラッキーな気持ちで家へ帰った1日でした。
海外へ来ると、こんな風にいろんな働き方を知ることができるので、ただがむしゃらに頑張ることが偉い!と思っていた自分の当たり前や価値観が、さらに柔軟になっていく感じがして楽しいです。
これも海外で働く醍醐味だなぁと思いました。
おわり