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ファーム人気すぎ問題。オーストラリアの出稼ぎ事情〜仕事探し編〜
ついにお仕事が決まってから約2ヶ月が経ちました。有名なお米を製造するメーカーのRice Mill工場で働いているのですが、結論から言うと、おもったより楽に、そして稼げます。
おそらく、私はラッキーな方。
ファームジョブというと、「きつい」「思ったより稼げない」という話もよく聞くので、勤務時間が安定し、尚且つ屋根の下で働ける工場勤務は良かったなと。
焦らず余裕をもって、よくリサーチしてから仕事を探すのが私のおすすめです。
今回は仕事を見つけるまでに苦労した点と、
後々「こうすればよかった」とおもった点について書きます。
はじめに
もともとセカンドビザを取るために選んだこの仕事。3ヶ月だけ働く予定なので、カジュアル契約で時給は$32です。
その3ヶ月で次の旅行資金100万円貯めるのが目標。
そして、今のところ目標金額は達成できそう。
初めて給料をもらった時、「こんなに楽にこの金額が稼げるのはすごい」と感動しました。
ニュージーランドにいた頃の1.5倍は稼げています。
オーストラリアへ出稼ぎをする方が増えているので、この体験を少しでも皆さんにシェアをしてお仕事選びに役立てて貰えばと思い、書くことにしました。
ちなみにこの”出稼ぎ熱”は日本だけでなく”世界共通”。
日本人だけでなく、東南アジア、ヨーロッパ、またはイギリス、などからもどんどんと異国民がお金を稼ぎにオーストラリアへやってきています。
ライバル多しです。
今からオーストラリアへ”出稼ぎ”で来ようとされている方には、私がやらかした注意点もあるのでそれも書きたいと思います。
◎3ヶ月かかった仕事探し
•人手が余り過ぎているオーストラリア
オーストラリアの仕事探し。思った以上に時間がかかりました。およそ、3ヶ月。
原因は、まさにコロナ明けでボーダーが開いてから、渡航者が右肩上がりで急増していること。
20件以上、ファームのみならずホスピタリティにも範囲を広げて応募し続けましたが、一つもヒットせず、、、。
2ヶ月間work awayを通じて、食と住を提供してもらえていたことがとってもありがたかったです。(気持ち的にも楽)
Work away ではオーストラリア初のパーマカルチャーを現地で学ぶというお金以上の価値観を学ぶことができたので、なんならずっとそこにいても良かった。
ただ時給が高いオーストラリアにせっかくいるなら、お金を稼がないともったないな〜という気持ちもあり、3月後半に2週間集中してレジュメを送り続けたことが功を奏して、やっと一つ連絡がありそれが今の仕事につながりました。
•Australia Agri Labourと契約
その連絡をくれた会社が
ALAという農業の人材派遣会社です。
とてもしっかりした大きい会社で、給料も高く
セカンドビザの手続きもすぐに対応してくれる信頼度の高い会社。
職場が合わなければ違う会社も紹介してもらえて、手厚くサポートしてくれるので正直ワーホリ勢には一番いい手段だと思います。
誰でも応募できるので、おすすめします。
•フォークリフト免許持ってる?
藁をもすがる思いで面接までありつき、
ブリスベンまで面接へ行くことに。
しかしここでまさかの辛い事件が。
担当者と経歴などを話していると、その場で「今は厳しいかも」と言われました。
「今のファームジョブは最低フォークリフトドライバー免許はもはや必須」
と普通に言われました。
私のITとホスピタリティの経験なんてなんも役に立たんのやなぁ。そりゃそうか。
正直英語力よりも、経験とスキルがあるかないかを重要視している様子。
英語を母国語とするイギリス人やアメリカ人がお金を稼ぎにワーホリに来るくらいだから、そうなるのも納得。
若干3ヶ月ファームをかじっててドイツで機械エンジニアのパートナーの方がワンチャン可能性がありそうだから彼の経歴を会社に推すね!と言われました笑
まさかの戦力外!笑
担当者の方も、本音で今の現状を教えてくれたのでありがたかったです。
そんな彼女が言うには、
「コロナ前やコロナ中は”誰でも”ファームで働けた。けれど今渡航者が爆発していて人手がどこも余り過ぎている。」
「最低でもフォークリフトドライバーの免許がないと、採用は厳しい。」
「コロナでビザが延長されたワーホリ勢たちが今もファームに残っている状況であり、その方々が良いファームに残りつづけていることから、新規の労働者が採用されるチャンスが非常に少ない」
今のオーストラリアにおける仕事探しがどれだけ大変かどうか、しっかりリアルを伝えてくれる親切な方でした。
まあ要するにまとめると、
「時間があるならいますぐフォークリフト免許取りに行け」
と言うことでした。笑
厳しい〜!!笑
その後なんとも言えない気持ちになりながらもオフィスを後にし、フォークリフトに自分が乗る姿を想像しながら「なんかちゃうな」と違和感感じつつもネットで最短で取れるフォークリフト講習所をググりながら帰りました。
パートナーはなぜか取る気満々で、
「免許があれば給料も増えるよ!」と前向きに捉えている様子。
調べると5万円ほどで2日で取れるみたいで、バリスタの資格よりフォークリフトの免許取っておけばよかった〜なんて思ったりしました。
本当に、持つべきものは資格です。
実際に今働く工場も、みんなフォークリフトに乗って仕事をします。
給料面でも変わってくるので、スキルがあるに越したことはないんだと思いました。
そして諦めかけたその後、2日後に担当者から電話が。
「奇跡的にライスミル工場に空きが二つある。ここから15時間南に降りたところだけど時給32ドル。どう?」
と言われ、「もうどこだっていいです!行きます!」の一つ返事で田舎行きが決定しました。
もうその頃は「仕事は思ったより選べないかもしれない」と覚悟していたので、
どれだけ海から何時間離れていようと仕事があればそれでいい!とのことではるばるこの街へやってきたのでした。
このようにオーストラリアでの仕事探しは意外と大変でした。
ここで皆さんに伝えられる仕事探しの私の反省点と、注意点を今から伝えます。
◎ファームするならここに注意
①仕事探し難航を想定して資金や宿を用意すること。
今のオーストラリアはインフレ真っ只中で
渡航者も物価も爆発中です。
家賃や食費も全部出費すると考えた時、月20万ほどは飛んでいく物価なので、その分の資金を用意するかWorkawayで宿を決めておくことをお勧めします。
おすすめは、自分のワクワクするような体験ができるWork awayでボランティアをしながら、金銭的にもゆとりを持って仕事を探すこと。
Work away は年間$60USDで利用できる素晴らしいシステム。
※ただし、人気の地区はWork awayでも人気な為、ここでも私は20件ほど連絡を取ることになります。
ですがオーストラリアではこういったお手伝いさんを欲しているお家が本当に沢山あるので、1つ見つかると、その人の紹介でまた別のところへ行けたりします。Facebookで呼びかけても良いかもしれません。ネバーギブアップ!
②持つべきものは経歴とフォークリフト免許
もし、ビザのためにファームを選ばれる方がいたら、アドバイスするならこの二点、経歴と免許。
たった3ヶ月で1年延長できる最高のシステムを欲しがるのは日本以外のみんなも同じ。
ファームは今とても競争率が高いそう。
日本で農業の経験がある人は少ないと思うので、Work awayやwwoofのボランティアを通じて経験を積んだり、なかなか仕事先が決まらない時は初期投資として現地でちゃちゃっと免許を取ることをお勧めします。給料も上がります。
③渡航時期に注意!
私がこれだけ時間のかかった要因は8割はここにあると思っています。
そう、時期が悪かった。
渡航したのが1月中旬。夏真っ盛りの収穫シーズン真っ盛り。
渡航者も一番多く、ライバルも多い時期。
1月から3月までが、果物の収穫シーズンだったりするので、渡航してすぐ仕事を得るなら夏が始まる10月や11月からでないと、間に合わないことがわかりました。
今は4月なので、今度は夏に遊びにきていた人たちが帰って、街は閑散となる季節なのでホスピタリティの枠も増えてます。
ファームの仕事もライバルが減るため、こちらも増えてます。
夏に来るなら、夏が始まる一歩手前で渡航されることをお勧めします。
④やはり大きい会社が安心
さぁこれからファーム行くぞ〜!って方。注意点があります。
中には労働条件の良くない職場もあるということ。
オーストラリアで募集しているファームの中でも規模の小さそうな個人経営の仕事は注意です。
労働環境が著しく悪かったり、過酷な労働に対して給料があまりもらえなかったりすると聞きます。
なので私は安心安全のALAを通じたファームか、
それなりに有名な工場、ファームをお勧めします。
そういう場所で働くと、労働環境がしっかりしていて、道具や衣類も全て支給されたり、嬉しい福利厚生がついてたりします。
やはり大きい企業は安心です。
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2人で16袋。笑
お米の支給は本当に嬉しい!!
月に一回、ランチタイムにバーベキューと週2回フルーツ支給もあります。
さいごに
貯金をしたい、お金を稼ぎたいという人へ。
働いていて思うのは、工場勤務はおすすめです。
時給が良くても、hourが貰えないと安定した給料がもらえないことを考えると、
ほぼ必ず一日/8時間〜からもらえて、
尚且つ天候や客足に左右されない工場勤務は、安定していていい選択肢になるのではと思います。
色々と書きましたが、なかなかに長くなってしまったので、書ききれなかったことはまた後ほど書きたいと思います。
次回へ続く。