See you in water
Byron bay でサーフィンをしていると、こんな会話をよく見かける。
「See you in water!」(また海でね!)
サーフボードを持った人たちが波乗りを終えて車へ乗り込む際、手を大きく上げながら、仲間たちへこう挨拶する。
おそらくみんな海で出会って仲良くなって、
毎日海で顔を合わせる、そんな関係なのだろう。
それが素敵で素敵で。
こっちでサーフィンする人ならきっとわかるとおもうけれど、
海で会うとみんなが”友達”のようになるから不思議。
もちろん、オープンマインドなオーストラリアだからこそなのかも知れない。
けど私はこの雰囲気が大好き。
私が1人でサーフィンに行った時、
どこから入るのがベストかわからず、
ちょうど今からサーフィンしそうなボードを持った女の子がいたので
「Hi! どっから入る?」と聞くと、
「あっちから入るけど一緒に行く?」も聞いてくれて一緒にサーフィンを楽しんだ。
海の上ではいろんな人が波待ちをしているので、近くで波待ちしてると「いい波乗れた?」と話しかけられたり、「今日の波最高じゃない?」と会話が弾んだりする。
イルカやウミガメがやってきたときは、
「Did you see that? あそこにいたよ!」と教えたり教えられたり。
こっちの海ではよくイルカやウミガメが間近にやってくるんです。
まさに海という開放的な場所で、みんなが開放的になれるあの空間がきもちいい。
オーストラリアでは、サーフィンでタブーとされている”前乗り”(誰か乗っている波に乗ること)が結構当たり前のようになっていて、
まあ確かに、前乗りしないと永遠に順番が回ってこないくらいの混んでるというのもあるかも知れないけれど、
そんなルール絶対遵守じゃないところも初心者に優しくて好き。
一緒に波に乗ってしまい顔を見合わせて「ソーリー!」と言いながら一緒に乗ったり、
逆に乗られたりする。
日本でやると怒られたり、パンチアウトされるとかって聞きます。
でもそんな状況でも誰一人怒ったりしないし、
「ごめんね〜」と言って会話もはずむし、
次私が乗るときは「Go go go!」と言って応援してくれる。Go go応援嬉しい。
日本でサーフィンはまだしたことないけれど、なかなかにルールが厳しいと聞くので、私はオーストラリアみたいな「海はみんなのもの」認識のある環境が優しくていいなぁ。
オーストラリアのサーフィン、本当に素敵です。
波が立っている時は上級者が多くあんまり乗らせてくれないけれど、(ていうか乗れない)
波がおだやかでショートボーダーにはちょっと物足りないくらいの波の日がちょうど良くて大好き。
みんなロングでゆったり波待ちしていて、女の子も多くて、みんなが楽しんでいて好き。
みんなが海の上で、海という大きなものをシェアしあって楽しむっていうあの感覚が、やっぱり人と人との間に親近感を生まれさせるのかも知れない。
私がお世話になったホストも、シドニーから移住してきてこっちの友達はみーんなサーフィンで出会ったと言っていた。
「みんなサーフィンしに毎日海に行くのよ!笑」って。だから絶対顔見知りになるんだそう。
人々の出会いの場にもなり、癒しにもなる。
やはり海は尊い。
残念ながら私は明日から3ヶ月、海から遠く離れた田舎でファームジョブをするのだけれど、
終わったらすぐにでもByron bayに戻ってサーフィンに明け暮れた生活を送るのを今は楽しみに頑張ります。