2021/6/2 もう一度言い直す言葉を探す、下弦の月

皆既月食の満月を越えて、半月=下弦の月になりました。
知っている方が新型ウイルスに感染されたり、先の見えない状況が1年以上になって、なんとかやり過ごしてきたものも「そろそろさすがに」という事になりつつあったりと、強制的に変化を迫られていることを肌で感じることがとても増えています。

昨年末、グレートコンジャンクションで風の時代が始まる!とちょっと浮かれ気味なあれこれの現実がこれかと思うと、「もうちょっといいものだと思ってた」という甘い考えが自分にもあったことを噛みしめてしまいます。
もう味のないガムのような嚙み心地だけれど。

と、振り返りモードになっているのは、水星逆行シーズンに入ったせいかもしれません。

水星は、言葉やコミュニケーションを司るとされていて、それを広げると商業や流通&交通などの移動させることや、その時に発生するやり取りなども含むとされます。
水星逆行中はそれらが遅れたり、後ろに戻ったり、止まったりするようなことがある、と言われているのです。

水星逆行中の請求書発行時に、送った請求書が次々戻ってきて(送り先の移転や私のミスなど理由は様々…)、直属の上司にめっちゃ睨まれたことを思い出します……。
「ねえ、また請求書戻ってきてるよ??(使えない子だね)」とあきれ気味に言われた、嫌な記憶がよみがえります。質問形で責めないで欲しい、という事をすごく思った上司でした。

今回、水星のホームでもある双子座で逆行中なので、とりわけコミュニケーションど真ん中でやり直しが迫られる出来事があるのかもしれないなーと星回りを見ると感じられるわけですが、「大阪なおみ選手のインタビュー拒否」というニュースは水星逆行と何となく響き合うものでした。

いつものような言葉を求められること、さっと言葉にしちゃえばいいとされていたことを一度立ち止まって考えなおしたり、今はやらない、いわないという事を選択したりというのは、時に非常に重要なことになります。
ただただスピーチがうまく、おしゃべりが面白い、というだけで見過ごされてきたあれこれが、言葉がでなくなることで新しい議論が起きる……という流れは非常に興味深く、なにか刺さるものがあります。

日常レベルに戻すと「いつも何となく挨拶だけして相手をちゃんと見ていなかった」という事から何か課題が生じるかもしれませんし、逆に「わかっていたけど言葉にしなかったせいで関係性にひびが入っていたことに気づいた」なんてこともあるかもしれません。

手帳には、たくさんの言葉が書きつけられています。
文章ではなく、単語であったり、マークだけかもしれませんが、それらも言葉です。
その言葉があるせいで、逆に問題が起きていることってないでしょうか?
特に問題ない人もたくさんいるのですが、なんとなく「こうじゃない気がするんだよねー、でも何がダメなのかよくわかんない」という状況にある人は、言葉という存在を軸に何かピンとくることがあるかもしれません。

とりあえず、全員におすすめなのは「過去ページを振り返る事」
ついでに、書き留めておきたいことがあったらどんどん書き足しておきましょう。
白紙ページだからって別に誰に怒られるものでもありません。スマホを見て、SNSの投稿内容や、カメラロールで「この日にこれを食べた」「あれを買った」等遡って書き込めばいいのです。
あとから書くのはズルだという認識が強い人もいるようですが、別にズルでも何でもありません。

ついでに、水星逆行中はなくしものが返ってくるとも言われているので、部屋の片付け、職場の机の整理などは吉です。
いつも掃除しないところを片付けたら、なくしたものと再会があるかもしれません。お片付けボーナス期間と位置付けております。
ちょうど下弦の月で欠けていく時期と重なって、ここはもうお片付け夏のボーナスです。
次の新月までは特にがんばりましょう!
ここでやっておけばあとでサボれます。


なにか間違っていたと思ったら、ここで修正したり、言い直す言葉が見つかるような時期です。
それはちょっと面倒だし、少々プライドは傷ついたり、恥ずかしいこともありますが、それが大事な時もあります。

前回の皆既月食、そして次の新月は日食です。
2021年のひとつの曲がり角。
曲がり切った後に見える景色は、どんなものでしょうか。
まだわからないことが多いですが、少々のプライドが傷つくことや恥ずかしい事も、過去の課題を清算し、未来の大事な糧になると思えば、実りある力強いアクションなのかもしれません。

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