蠍座の新月 11/8~11/22 満ちていく月の期間

今回は全文無料公開です

11/8の1:02に蠍座で新月です。7日は完全に光りのない夜となりそうです。
蠍座の新月に、それまで昨年10/10から蠍座にいた木星が射手座に出ていきます。

木星は、古来から洋の東西を問わず大吉星とされていて、その年の運勢を占う重要な星とされてきました。ひときわ明るく輝く星です。

約一年間の動きを占う星の移動なので、この新月を境にスッと何かが切り替わったと感じる人もいるでしょう。前回の天秤座の新月はあれこれ調整をしながら一息つく感じだったのが、この新月は何もかも新しくなったような気配を感じられるかもしれません。

今までの深く狭いところを通ってきた蠍座の1年間があって、その先の射手座の持つより広く遠く大きく拡散していく楽観的でグローバル派の1年間がはじまっていきます。
深く狭く暗い部分を司っていた蠍座的なものから急に明るく広い射手座的なものに焦点が移るのではなくて、この新月でしっかりと1年1カ月かけて木星が育ててきた部分に軸足を置いてみることが大切なポイントです。

人は、先を見る事が大好きです。
毎年、年末には星占いコンテンツが大人気ですが、それだけ未来が見たいのです。
逆に、実際に起きた事と占いで予言された事の答え合わせにはあまり興味を持つ人はいません。
でも、この「答え合わせ」ほど自分の事がわかることはありません。むしろ、未来を読む事よりも「自分の答え合わせ」をしてみる事の方が、意味があるのではないかと思います。

木星が蠍座から射手座に入る事で、世の中の雰囲気がまた変わってきます。
でも今、この新月のタイミングは、ここまでたくさんの課題と実りを掘り出してきた蠍座のテーマが中心です。新月の前日に天王星も、もとの牡羊座に逆行で戻っています。天王星は「改革」の星です。今まで積み重ねてきた中で老朽化したり、うまくいかない事をブルドーザーのように激しく地ならししてゼロに戻していく機能です。
東日本大震災のタイミングで始まった牡羊座天王星時代にもかなり天王星の改革と刷新の仕事は多かった気がしますが、まだ刷新しきれていない部分をもう少し手直しに戻るようなイメージですね。
この手直しは3月くらいまでかかります。

そういう背景がありつつ、目先の事もどんどん変わっていきます。

11/16に、今年長い間、水瓶座に滞在した火星が魚座に移動します。夏の間、逆行などもあってずいぶんと地球に近く、赤々と大きく見えていた火星ですが、久しぶりの移動になります。今度は魚座に入ります。
逆行をしていた金星も11/16で巡行に戻ります。なんだかお互い意地を張っていただけのことが急に素直になれて謝れるような、そんな風が吹いてきます。
でも翌日の11/17から今度は水星が逆行に転じます。
この16日、17日あたりでなんとなく動きがある感じです。

11/22に、太陽が蠍座から射手座に移ります。二十四節気は小雪。
木星が射手座に移って迎える太陽射手座シーズンです。射手座は、おおらかで広く大きく遠くまでという性質なので、そこに木星や太陽が入ると際限なく広がっていくようなイメージになりますが、いい面と悪い面があります。なんでも適当になったり(おおらかの悪い面)、足元がおろそかになったり(遠くを目指す悪い面)、そういうよい面と悪い面の両方をしっかり感じておくのがとても大切です。

遠方への旅、専門的な勉強、高等教育、留学、法律に関する事なども射手座の課題。これらに関わることが少しずつはじまり始める期間になります。



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今年は、射手座の意味も込めて、幸運のモチーフとして定番の馬蹄です。


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